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『自分に向き合う』@株式会社イブキ

こんにちは!
NPO法人学生人材バンク インターン生の遠藤です。
学生人材バンクでは『学生にキッカケを、地域に笑顔』をキャッチコピーに大学生と地域による協働企画の実施やボランティア派遣などを山陰・鳥取にて行なっております。鳥取県内の企業様を対象に、大学生が社長の右腕や新規事業担当者として1ヶ月〜6ヶ月間、働くプログラムとして長期実践型インターンシップへ取り組んでおります。
今日は、今年2月から株式会社イブキでインターンシップに取り組まれている鳥取大学3年の稲葉千華さんのインタビュー記事を紹介します。
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インターンシップ以前の大学生活


<入学前>
 私は浪人して鳥取大学へ入学しています。高校は県内でも進学校と呼ばれていた学校へ入学しましたが、大学に進学することだけがステータス、自分の意思ではなく偏差値で大学を決めることに違和感を感じていました。どこかモヤモヤを感じながら、予備校へ通いはじめると様々な夢や目標に向かって頑張っている同世代に出会いました。
夢や目標に向かって目の前のことに本気になって取り組んでいる姿が、当時の私には新鮮でキラキラしていました。

<1・2年生>
 入学当初は、意識高く様々な活動へ参加していました。予定がなかったり、時間が空いていたら参加できること活動にはとにかく足を運んでいました。
 大学2年の時に「だっぴ」へ参加し、これまでに出会ったことがなかった社会人の方々に出会うことで多様な働き方や生き方に触れました。はじめは参加者でしたが、何度か参加したのち運営スタッフとして参加しました。
身近で行われている活動を知り、足を運び、刺激を受けコロコロと変わる生活を送っていましたが、あそこまでガツガツと動きまわることができたことで自ら動くことの癖がついたと感じています。

インターンシップに取り組むきっかけ

 2年後期から大学内や同級生の間では「インターンシップに参加しなくてはならない」という話が少しずつされるようになり、私も意識するようになりました。そのタイミングで、コーディネーターの松梨さんから長期のインターンシップへ参加してみないかと紹介していただき、「挑戦してみたい」思いから取り組むことを決断しました。

株式会社イブキをインターン先へ決めた理由

 インターンシップを通じて「社会の誰かへ影響ある取り組みをされている」現場を自分の目でみてみたいと思っていました。鳥取県内の長期インターンシップで取り組める企業の中で、小売業である株式会社イブキが直接お客様と接する機会が多く、プログラム内容も現場に入り取り組む内容だったことからイブキでインターンシップに取り組むことに決めました。

インターンシップで取り組んだこと

 私が取り組んだインターンシップでのミッションは「イブキで生産している卵を自社で販売し、売上アップを目指す」ことでした。
イブキでは卵の自動販売機を1台、キッチンカーで卵を使用したデザート販売も実施していることから、自動販売機とキッチンカーそれぞれで新しい施策を実施していくことを取り組むこととなりました。

<インターンシップ開始から1ヶ月>
 社内状況の関係でキッチンカーでの施策は実施しないこととなり、卵の自動販売機で施策を実施することへ変更となりました。
 社内ではお客様の声に直接触れる機会が少ないことから、卵の自動販売機を利用されるお客様にアンケート調査をし、お客様の要望や困っていることを聞き出すことを実施しました。

<アンケート調査>
 卵の自動販売機を利用されたお客様へ「卵の購入基準」をお聞きしました。お客様の回答には、新鮮さを重視する・価格は安い方が購入しやすいといった声を頂き、自動販売機で販売する卵の提案へと繋げました。

<現場から見えたこと>
 アンケート調査をしていくと自動販売機を多く利用される方は40代〜50代の女性に多いことが見えてきました。ですが、インターン開始直後はターゲットが明確に設定されておらず、販売されている卵はバラバラに置かれており買っていただきたいお客様へ届けられていませんでした。そこで、ターゲットを設定し、卵も種類ごとに整理し販売することを進めました。
本来、自動販売機は無人で運用しているのですが、インターン生である私は待ち伏せをしてお客様へのアンケート調査や卵の売れ行きを確認しました。常駐することは難しいですが、積極的にお客様との接点をつくることで自社の課題がみえ、改善に繋がることがわかりました。

インターンシップで学んだこと、経験したこと

①確認を取りながら物事を進めていくこと 
 自分の思いや意見が伝わらないことが多々ありました。進捗共有や今後の流れを一度にまとめて報告、確認をするのではなく、その都度確認をしていくことで認識のズレを起こさずに進めることができると感じました。知らないところで話が進んでいることもあり、途中から受動的になってしまい積極性がなくなってしまったのは反省点です。

②社長の想いや考えが社員へ届いていない
 インターン生として働いて社内の様子はとてもよかったですが、社長の想いと社員さんの間にある距離感が遠く感じました。チームとして意思疎通がとれることでイブキが目指しているビジョンや目標に向かってひとりひとりがポジティブに取り組むことができ、イキイキと働くことができるのではないかと思いました。時間が限られている中でコミュニケーションを取ることは難しい点もありますが、一致団結で歩んでいくにはコミュニケーションを取ることは欠かせない時間であると感じました。

将来の夢、これからのビジョン

 イブキでのインターンシップ経験から企業にとって「人」はとても大切であると感じました。働く方が仕事もプライベートも充実して生きていくことができる世の中になったなら多くの人が幸せに過ごすことができるんじゃないかと思うんです。卒業後の進路が具体的に定まっている訳ではありませんが、人事や企業の採用を通して「人」に関わる仕事につきたいと考えています。

インターンシップを考えている方へエール

 私もインターンシップに触れた時は周りの同級生から「インターンシップに参加しないといけない」と言われたことでした。それぞれきっかけは違っていていいと思います。せっかく取り組むなら目的を持ってインターンシップに参加してみてください!
長期のインターンシップは自分自身と向き合う時間がとても多いです。自分が将来どんな道を歩みたいのか、どんなことに興味があるのか、嫌になるほど向き合いますが必ず自分の糧となります。ぜひ自分に挑戦してみてください!

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◆株式会社イブキ
会社情報はこちら https://www.ibuki-fresh.com/

●interviewee
稲葉千華(いなば ちか)さん
香川県出身 / 鳥取大学地域学部3年
インターンシップ期間:2018年2月〜2018年8月
座右の銘:経験したことが一番

●interviewer
遠藤雅也(えんどう まさや)
岩手県奥州市出身 / 桜美林大学4年
学生人材バンク インターン生

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