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炊きたてご飯と生産の裏側をお届け!

鳥取県内でお米づくりを行う三徳レンジャーと農作業体験や地域交流を行う農村16きっぷ。毎年、お米や地域特産品を県外へのイベント出展で販売していましたが...コロナ禍により軒並み中止に。

そこで、「ご自宅からでも、鳥取のお米を味わってもらおう!」とオンラインによる体験イベントを開催しました。

時間は休日のお昼どき。「2年前に朝市でお米を買って。その味が美味しくて」とリピート購入を下さっている方にご参加いただきました。その様子をレポートします。

[イベントの流れ]
・三徳レンジャーの活動紹介
・農村16きっぷの活動紹介
・実食&フリータイム

学生が生産から販売まで手掛ける、三徳レンジャー

お米の準備が整ったところで、話題は三徳レンジャーの活動紹介へ。

三徳レンジャーは、お米の生産から販売までを手がけている学生団体
2009年に活動をスタートしてから、鳥取県三朝町片柴の三徳地区で土日祝日に農作業を行っています。

紙マルチ除草法や緑肥散布など、こだわりの栽培方法をじっくり解説。

「今回お届けしたお米は、米ぬか除草法を取り入れています。米ぬかによって活性化された微生物のおかげで土の表面が酸欠状態になり、雑草の発生と成長が抑制されるため、農薬を使わなくてすむんです」

なるほど...微生物の力ってすごいですね!

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また、三徳レンジャーは販売にも尽力。全国の販売イベントに参加したり、ネット販売も行っています。 

今年度はコロナの影響で鳥取県内のみの参加になったとのことですが、これまでに販売イベントとネット販売でお米を届けた都道府県の数は、なんと13都道府県

三徳レンジャーは“食と農林漁業大学生アワード”という、農林漁業や食に関する活動に取り組む学生団体の中から最も優れた取り組みをしている団体をえらぶコンテストに参加したところ、全国各地の数多くの団体の中から、なんと最優秀賞である「農林水産大臣賞」を受賞

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「これからも美味しいお米を全国へ届けていきます!」との意気込みで紹介は締めくくられました。

人手不足の集落と大学生をつなぐ、農村16きっぷ!

続いては、農村16きっぷの紹介へ。

「現在、集落では高齢化に伴い人手不足が深刻化している一方、大学には農業作業の体験や地域との交流を求めている学生がとても多いんです」

こういったことを背景に、農村16きっぷは集落と大学生をつなぐ団体として活動しています。

農村16きっぷには、
・イベントの企画を行う交流班
・パンフレット作りなどを担当する広報班
・集落でつくられた農産物を購入、加工して販売する販売班

と活動ごとにチームが分かれていて、自分が入るとしたらどの班がいいかな、といった想像も膨らみました。

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また、今回お届けした古代米は鳥取県南部町の清水川集落から購入したもの。古代米づくりには農村16きっぷも収穫や販売まで携わっています。

集落の方はとても話しやすく、ボランティアに初めて行ってもすごく打ち解けやすいそう。

「清水川集落には清水井という小さい池があって、古代米はそこから水をひいて稲を育てています。大国主命がかつて兄弟喧嘩をして、大やけどをしたときにこの水を使って治療したらよくなったという伝説が伝わっているほど、水が綺麗な場所でもあるんです」

大やけどが治る水でつくられたお米というのは、神秘的に感じられますね。

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お待ちかねのフリートーーーク

それぞれの紹介が終わったところで、フリータイムに。
農作業時の写真などを見ながら会話が進んでいきました。

「古代米をいれると香ばしかったですね」

との実食の感想。

そうなんです。古代米は通常の白米にブレンドしてご飯を炊くと、香ばしさやもちもち食感を楽しんで頂くことができるんです。

トークが進むうちに、話題は米ぬか除草法へ。
米ぬか除草法の詳しい効果などの話で盛り上がっていると、興味深い話も聞けました。

「実は米ぬかは除草をするために撒いたのですが、今年は水で流れたりしてしまって、雑草が生えてきてしまったんです」

これには参加者からも同情の声が。
生えてしまった雑草の処理方法として、太一車というものがあり、

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結構な重みがあるため、「筋トレになるね」といったポジティブ発送な声も上がりました。

また、農村16きっぷではボランティアのときにいただけるご飯が一つのモチベーションになっているという学生らしいお話も。

「僕は日南町の方にいった時に食べた猪肉のカレーがすごく印象に残ってますね。」

「ある集落で食べたカレーが印象に残っています。梨をカレーにいっぱい入れている甘口カレーで。自分ではできない贅沢な使い方なんですけど、すごく美味しかったです。」

と様々。普段食べる機会のないように、地の物、地域の特産品を食べることができる。これも、集落へ出かける醍醐味の一つかもしれません。

古代米の清水川集落では、とても美味しい天ぷらが食べられるのだそう。集落の方が民泊もやっておられるので、機会があればぜひ行ってみたいですね!

早くもお別れのお時間が...

時間が経つのはあっという間。1時間のオンラインイベントも、すぐに終わりの時間となってしまいました。

今回の「味わおう、鳥取」は、学生独自の目線からお米づくりや農業体験の苦労や工夫など、中々聞く機会のない裏側を垣間見れた気分になりました。

ぜひみなさんも、三徳レンジャーのお米や清水川集落の古代米を味わっていただけたらと思います。

この記事は、「仕事がめぐる、前へすすむ。」をコンセプトに運営するYELL FORのプロジェクトメンバーが一部制作をしています。
YELL FORについて詳しくはこちらからご覧ください。





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