見出し画像

引っ越し前夜

この部屋で暮らすのもあと1日。もうこのベッドで寝るのは一回しかないし、自炊することはさっきの一回で終わりだし、この世の終わりみたいな回戦との付き合いもあと少し。(これは吉報)

なんだかあんまりまだ実感がないのだけれど、一通り荷物をまとめたり今部屋がいつも通りじゃなくなっているのを景色としてみていると、「お~ついにか・・」みたいな気持ち。

初めての一人暮らしで、親から送ってもらって引っ越しが終わって名残惜しそうに帰って行く母を見送った3年前の4月。

最初は全然慣れなくて、メンタル的にも落ち着きのない日々が続いていたと思う。

一年生が終わる頃には気の抜き方も覚えて、街にも詳しくなって、恋愛をしたり旅行に行ったり、生活が豊かになった。

二年生になったらもっと遊んで、飲めるようになったら中学の頃の友人でグループができたのでよく集まったり、ドライブしたりした。

ライブやフェスにもよく行くようになって、音楽が生活に常駐するようになった。

季節のお花を買ってみたり、インテリアとして飾るポストカードを美術館で集めるようになったり、いろんな面で時間と比例して彩りが出て行ったと思う。

で、今は三年生もおわり!!

大学生活とともにあったこの部屋は、自分の最後の学生生活のステージとしてずっと思い出に残ると思う。

二駅先に見つけた美味しいご飯屋さんも、友人と朝までよく飲んだ場所も、長期休みによく通った図書館も、街の至る所に思い出があってなんだか嬉しい。

この部屋でたくさん映画を観た、本を読んだ、音楽を聴いた、とかを理由に作品と一緒に思い出す場所にもなるだろうなと思う。


別に来ようと思えばいつでもこれる距離ではあるし、地元に戻って時間に余裕ができるこれからにとってもワクワクしているのでこれといった後悔はない。

とはいえ、暮らしの変化がリアルタイムで起きてるんだなってことを改めて自覚するとなんだか不思議な感じ。

たくさん書いたことがあるけど、なんか思うことと言えばすごく四季を感じた日々だった。

桜が咲く近くの公園でケーキをかってピクニックした春。
窓から見える洗濯物と真っ青な空がなんだか印象的だった夏。
紅葉をみながら遠くのカフェに散歩した秋。
初雪が降ったクリスマスを過ごした冬。

全部サイコ~~~~~~~だったかも!!!やりたいことを行動に移しやすい街だった!!

明日は引っ越し作業、頑張ります!!!

いいなと思ったら応援しよう!