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石原伸晃事務所が雇用調整給付金を受け取っていたことが問題となっている。 この件に関連して、福沢諭吉協会という福沢諭吉に関心をもっている者の研究・親睦団体が、昨年、持続化給付金と家賃給付金補助をあえて貰わなかったことを紹介したい。 この団体もコロナ禍の中での自粛により収入が激減しており、持続化給付金と家賃給付金補助を貰える資格は十分にあった。しかし、この会では、苦しくとも何とか運営して行けるのであれば、敢えて政府からの補助は申請しないこととした。それは、自発的結社としての
明治前期における福沢諭吉の会食論 小室正紀 会食と文明 このところ、政治家の会食が問題となっている。コロナ禍の中で、国民に会食自粛を求めている時の催しであったことが、人々が批判した主な理由であったが、同時に、その際の贅沢な料理が大方の眉をひそめさせた。 このような、報道に接して、思い起こすのは会食についての福沢諭吉の考え方である。 福沢は、人々が会合すること自体は非常に重視していた。例えば、『学問のすゝめ』第十二編では、「談話」によって人と「智見を交易」することを、学
人々が、よりよく生きていくために、批判的に考え、自律的に行動し、自ら育つ文化を醸成することを目指した活動を始めました。40~50歳以上の方々と共に活動を広げたいと考えています。 皆さんは退職後の過し方をいつ頃から意識しましたか。私の場合は50代中頃でした。60代からの活動は、それまでと異なると考え、学び直しを始めました。人生全般にかかわる心の課題を対象としたカウンセリング心理学を学ぶことを目指しました。その途上で工学と心理学を融合する分野の活動でもあるカウンセリングのアプ
マグロで有名な三崎港から2キロほど東に宮川漁港がある。ここは釣りの穴場らしいのだが、主要道路からのアクセス方法が分かりにくく、秘境のような雰囲気がある。実際人影もあまりなく、ここが神奈川県だと言ったら驚く人があるかもしれない。この日は未明の嵐が去った直後で波が激しかった。「砕ける波のあの激しさであなたをもっと愛したかった」という「岬めぐり」の一節を思いうかべてしまった。 さて、今日ここへ来たのは釣りのためではない。こういう辺鄙な場所にも食堂があって、他ではなかなか食べられな
絶版になった書籍や発表したスライドの書籍化や図表が多いファイルなど、同じような方法で、かつそれほどの手間にならない方法で電子書籍化できないものかとずっと考えていました。 タブレットでの読みやすさを考えるとepubがいいかな、でも図表が多いから大変、過去のファイルは相当手を入れないとうまく表示できないなぁ、PDFだと読むデバイスによっては右や左にスクロールしながら出ないと読めないかなとか、スライドばっかりのファイルの場合はどうしたらいいんだ?等々、ほとんど知識がないなかで、手