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“人類の普遍性に手が届けばいいな。”小川哲が語る『地図と拳』。


2015年に『ユートロニカのこちら側』でデビュー。

『ゲームの王国』で第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。

地図と拳』で第13回山田風太郎賞、第168回直木賞を受賞。


舞台は満州、架空の街、李家鎮、のちの仙桃城。
時代は日露戦争前から第2次世界大戦が終わるまで。
日本人、ロシア人、中国人、それぞれの半世紀に及ぶ戦渦の物語。

実に600ページ以上に及ぶ、重厚で長大な物語。
この物語はいかに紡がれていったのか?
物語を通して考える、戦争とは、都市とは、そして人間とは?

あなたは真っ白なキャンバスにどんな地図を描きたいですか、
握った拳にどんな思いを宿しますか?

“建築というキーワードで満州、そして小説を考えることができるのでは?”
“私たちが白と黒の間を揺れ動きながらグレーのところにいる。”
“なるべく人類の普遍性に手が届けばいいな。”

じっくりお聞きください。

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小川哲

1986年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年に『ユートロニカのこちら側』で第3回ハヤカワSFコンテスト〈大賞〉を受賞しデビュー。『ゲームの王国』(2017年)が第38回日本SF大賞、第31回山本周五郎賞を受賞。『嘘と正典』(2019年)で第162回直木賞候補となる。最新刊『地図と拳』で第13回山田風太郎賞、第168回直木賞を受賞。

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