新境地の経済小説。山崎ナオコーラが語る『リボンの男』。
「自分は時給、マイナスなんじゃないだろうか・・・」
主人公は主夫、野川沿いを子供と散歩しながら考える。
山崎ナオコーラが紡ぐ新たなる経済小説。
『リボンの男』(河出書房新社)
育児者たちの日常こそがこの社会の経済を回しているのではないか?
お金につながりはしなくても、
そこれこそがこれからの時代の経済なのではないか?
そんな思いから生まれたこの物語。
“小さい世界、小さい世界と突き進めたら、大きな世界につながっている。”
“お金はコミュニケーション。言葉と同じで人と人とをつなぐ。”
“育児をしている時も多分、文学をしている・・・”
結婚、そして2児の母親としての日々を通してみる、
最先端のこの社会、世の中の有り様。
お金や社会に不安を感じながら生きる大きの人の背中を押し、
支える柔らかな物語の世界をじっくりとお聴きください。
※音源をダウンロードする場合は、パソコンで画面を開き、
再生ボタン下の「ダウンロード」ボタンより行ってください。
山崎ナオコーラ
1978年福岡県に生まれる。國學院大学文学部日本文学科卒業。2004年、会社員をしながら書いた『人のセックスを笑うな』で文藝賞を受賞し、作家活動を始める。他の著書に『浮世でランチ』『カツラ美容室別室』『ニキの屈辱』『昼田とハッコウ』『ネンレイズム 開かれた食器棚』『美しい距離』(島清恋愛文学賞授賞)のほか、エッセイ集『指先からソーダ』『かわいい夫』『母ではなくて、親になる』などがある。目標は「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。最新刊は河出書房新社『リボンの男』。
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