【HOWTO】おうち時間を活用! 初心者にぴったりの「つみたてNISA」で投資デビュー シェア
新型コロナの影響で「投資」に興味を持つ人が増えています。将来の資産形成のためにも、若いうちから投資を始めることは大事。しかし、投資と聞くとなんだか難しそうだと敬遠してしまう人も多いでしょう。そこで今回は、「つみたてNISA」を利用して投資を行っている大学生投資家「積立てるぞう(つみたてるぞー)」さんに、投資に興味を持った経緯やその魅力などを聞いてみました。
「つみたてNISA」は大学生でも始めやすい制度
ーー「投資」を始めた理由を教えてください。
Instagramで「セカニチ」さんという方がいて、その方が「つみたてNISA」について発信しているのを見たのがきっかけです。もともと投資に興味があったので、そこから「つみたてNISA」について調べ、「これは自分もやるべきだ」と始めました。
ーー「つみたてNISA」のどんな点に魅力を感じましたか?
積立てるぞうさん つみたてNISAは月3,000円といった少額からでも投資できますし、利益に税金がかかりません。「ドルコスト平均法(※)」という分かりやすく、リスクを抑えることができる投資方法を用いれば、一度購入した後は基本的にほったらかしで大丈夫なのもよいと思いました。
※ 金融商品を毎月「定額」で購入する長期向けの投資方法
ーー大学生でもチャレンジしやすいと思ったのですね。
「つみたてNISA」には「少額投資」「非課税」「ドルコスト平均法」という3つの柱があるので、大学生に限らず初めて投資を行う人にも向いている制度だと思います。扱われている金融商品も金融庁が厳選した、長期積立に適したものという点もおすすめです。
◆つみたてNISAとは?◆
2018年1月から始まった長期・積立・分散投資支援を目的とした非課税制度。
日本在住で口座を開設する年の1月1日時点で満20歳以上なら利用でき、毎年最大40万円まで投資可能。投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益は最大20年間非課税となります。
未成年者を対象とした「ジュニアNISA」もあります。
▶金融庁「つみたてNISAの概要」
▶積立てるぞうさんのnoteでも解説しています
口座開設から投資開始までは思った以上に簡単だった
ーー「つみたてNISA」に興味を持ってからすぐに始めたのですか?
興味を持ってから実際に始めようと思うまでは短かったですね。ただ、「つみたてNISA」は口座開設する年の1月1日以前に20歳になっていないと始められないので、20歳になった翌年の1月1日からスタートできるよう、証券口座を開設するなど準備をして待ちました。長期投資は「時間が味方」なので、あれこれ考えずに勢いで始めたのは結果的に良かったと思っています。
ーー投資となると口座開設などが「面倒」だと思ってしまいますが、実際どうでしたか?
特に難しいことはありませんでした。口座開設も全てオンラインででき、例えば銀行に直接行ったり、窓口で面倒な手続きをしたりということはありません。思ったよりも簡単でした。
ーー思い立ってからスタートするまで非常にスムーズだったのですね。
はい、そこまで苦労することはなかったです。ただ、最初は何をどうすればいいのか分からないので、とにかくネットで検索したり、YouTubeにアップされている投資の動画をチェックしたりしました。調べていく中で知らない単語が出るとその意味を調べ、その繰り返しで知識を増やしました。
ーー投資の専門書などを買って読むなどはしなかったのですか?
しませんでした。「つみたてNISA」に関してはネットや動画で得た情報だけでスタートしました。先ほどもお話ししたように、制度自体が難しいものではないので、ある程度じっくり調べれば誰でもすぐに始められると思います。ですが、つみたてNISAを始めると決めてから投資の仕組みに興味が出て、投資についての本は読むようになりました。例えば『インベスターZ』や『投資家みたいに生きろ』という本がお勧めです。
情報発信が良い成長のサイクルを生み出している
▶ Instagram、Twitter、noteで分かりやすく
「つみたてNISA」や投資・税・政治などについて発信している
ーー「つみたてNISA」の情報や投資の体験談を発信しようと思ったのはなぜですか?
セカニチさんから「情報を発信してみたらどうか?」と言われたのがきっかけです。それまで投資情報を取り入れるだけで、全くアウトプットをしていなかったので、「せっかくの機会だから投資を始める際の経験談や有益な情報を発信しよう」と思いました。
ーー実際に情報を発信するようになって変わったことはありますか?
「人生が変わった」といっても過言ではないくらい、影響がありました。大きな反響があった際はモチベーションになりますし、それをきっかけに交流が生まれ、新たな知識の獲得にもつながります。情報発信が「自分自身を成長させる良いサイクル」を生み出しました。
ーー情報発信をする際に心掛けていることはありますか?
多くの人に情報を発信する上で「誠実さ」はなくてはならないものだと思います。また、自分が発信した内容が「フォロワーさんの考えるきっかけになれば」とも思っています。例えば、読んでくれた人が、お金や政治などに興味を持ってくれたり、実際に投資を始めたりと、次につながる内容になるよう意識しています。
ーー読者から「投資を始めたよ」という声もありますか?
あります。実際に読者が行動してくれると非常にうれしいですし、大きなモチベーションになります。
「つみたてNISA」を入り口としてお金の知識を磨こう
ーー「私もつみたてNISAを始めよう」という学生や初心者に対してアドバイスはありますか?
今「私もつみたてNISAを始めよう」と思ったのであれば、今すぐ証券口座を開設しましょう。口座を開設する際は「取引手数料」を重視してほしいです。『SBI証券』と『楽天証券』が現在最もおすすめの2社です。また、投資金額は「無理をしないこと」です。投資はあくまで生活の余裕資金の中で行うものです。つみたてNISAは少額から始められるので、無理のない範囲で始めてください。
ーーつみたてNISAをする際、どんな銘柄に投資するのがいいでしょうか?
銘柄選びに正解はありませんが、僕は「S&P500」という投資信託をおすすめしています。また、そもそも「つみたてNISA」でラインアップされている商品は、金融庁が選んだ長期投資に向いているものばかりなので、まずは実際に始めてみて、そこから知識をつけていくのがおすすめです。
ーー最後に、同じ大学生の皆さんにメッセージをお願いします。
私は「情弱な若者をいなくする」のを目標にしています。自分もそうだったのですが、特に日本の若い人はお金に関するリテラシーが欠けており、中には投資=悪だと考えている人もいるほどです。それは正直もったいないと思っています。お金の知識は生活する上で必ず役立つものなので、この記事をお金や投資を考えるきっかけにしてほしいです。この機会にぜひ「つみたてNISA」に挑戦してほしいです。もっとつみたてNISAを知りたい人は、ぜひ僕の書いたnoteを読んでください。
普段は自分自身と周囲の人たちで共に金融リテラシーを高め、情弱を抜け出すことを目標に各種SNSで活動しています。ぜひフォローをお願いします! この記事の感想もDMで教えてくれると嬉しいです!
ーーありがとうございました!
今回のお話をまとめると…
●「つみたてNISA」は投資初心者にも向いている
●必要な口座開設などの準備も簡単
●情報発信などアウトプットは自身の成長につながる
●若いうちから金融リテラシーを磨こう
とのことでした。
ついつい「投資は難しい」と思ってしまいますが、積立てるぞうさんが行っている「つみたてNISA」を利用しての投資は、少額からでも利用できるため、初心者にもおすすめとのこと。投資に興味はあるけど何から始めていいか分からない、という人にとってもうってつけの制度だといえます。投資は始めるタイミングが早ければ早いほど有利だといわれていますから、今のうちに始めておくと将来役に立つでしょう。
話してくれたのはこの人!
積立てるぞうさん
20歳でつみたてNISAを始めた国立理系大学生。“情弱な若者をいなくする”ことをモットーに税金、政治、投資などに関する自身の考えをSNSで発信している。
積立てるぞうさんのInstagram
積立てるぞうさんのTwitter
積立てるぞうさんのnote
文:中田ボンベ@dcp
マイナビ学生の窓口では、大学生に向けた「今とこれからを生き抜くためのスキル」をテーマにした特集を行っています。
2020年。
新型コロナウイルス感染拡大により私たちの生活が急変を遂げています。
新しい日常を前に、この先どうやって生活すれば良いのかと悩む学生も多く見受けられます。
そんな中、家にいる時間をどう活用しようか?未来のために今できることは何か?前向きに考えている方もいるはずです。
この特集では“with コロナ・afterコロナ”の時代をたくましくそして楽しく生きるための情報や術をお伝えしていきます。
未来を担う学生のみなさんにとって新しい一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
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