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アラ還リフォーム日記 衝撃の改築費用の見積もり これは悩んでしまう!!


改築費用の概算見積もりが出ました。昨今の物価高による影響は覚悟していたつもりですが、私が改築に費やせる上限と思っていた金額をしっかり上回ってしまいました。
「歯を食いしばって頑張る?」
「いや、定年を間近に控えた今、ここに投資するのか!?」
というわけでアラ還リフォーム、今回は衝撃の見積もりについてのお話です。
※ここまでの経緯は以下に


2000万円台後半から3000万円台!!

週末の夕方、妻と建築会社のオフィスに行ってきました。
予想以上に高い見積もりが示されるという不安が7割、それでも改築は楽しみという期待が3割の、複雑な気分です。
打ち合わせ室でさっそく、2通りの見積もりの概算が示されました。2000万円台の限りなく後半と、3000万円台前半の大台超え!今の家を新築したときの費用とほぼ変わりません!!
改築期間の引っ越しや仮住まいの代金、家具とかの買い物までいれたら、4000万円近くに達してしまいそうな勢い。「きゃ~」と叫びたい気分でした。

プラン1とプラン2

ともあれ、冷静に中身を見ていきましょう。
プラン1は耐震強化に加えて、断熱対策として現存の窓に内窓を設置するもの。これが2000万円台の限りなく後半。耐震等級3、断熱性能もZEH相当になるとの説明でした。
プラン2は、耐震強化と内窓設置に加えて、内側の壁を剥がして今ある断熱材にさらに7センチの厚さの断熱材を入れるという最強案。お値段総額3000万円台前半です。こちらも耐震等級はもちろん3で、断熱性能はG3相当だとのことです。スペックだけ見れば文句ありませんね。
双方の案に、お風呂や台所のリニューアルも含んでいることも付け加えておきます。耐震と断熱だけだと室内から見てまったく変わらないので、楽しくない改築になってしまいます。

なぜ、ここまで高い?
一つは建築資材の値上がりです。どうしようもありません。覚悟しています。
もう一つは耐震強化で構造計算をした結果、コンクリの基礎も補強する必要が出てきたことが影響しています。上物を頑丈にすると基礎にかかる力も大きくなるため、支える基礎も新たに補強する必要があるということでした。
ただ、それをするためには一階の床や内壁も剥がして新たな基礎を作ったり構造合板を追加したりする必要があるということです。ケルトンに近い状態に戻すんですね。やっかいなのは、壁をはがすために作り付けの家具も壊さなければいけません。すると床下や壁の中を工事したあと、もう一度、床板や壁を張り造作家具も作り直さなければなりません。これは資材費もかかりますよね。これが費用を押し上げている2つの要因です。
ちなみにプラン1とプラン2の差は数百万円です。壁の内側を剥がすので、そこに断熱材を追加するのはそんなに大変ではないのですね。逆にいえば、プラン1をするのだったら、もう少し頑張ってプラン2にすべきということです。
ただ、高いよ。共働きで子どもも育てながらがんばって貯金はしてきたけど、定年後の蓄えとかやりたいこととか考えると、ここでそんなに使うのはちょっと躊躇します。

再び脚光を浴びる当初の減築プラン

今、私の脳内で再び脚光を浴びつつあるのが、建築会社に最初に提案した「減築案」です。3階建てを2階建てにすれば構造を強化しなくても耐震強度はあがりますし、冷暖房費も安くなるはずです。内装はいじらず内窓の追加はやりますが、これは公的な補助金も出ます。
当初、この案を建築会社に相談したところ、屋根を外す工事は外壁工事も伴うため費用が相当かかるとのことでした。そこで、3階建てを維持してどこまで耐震強化出来るかを構造計算してみましょうということで、お願いしたのが今回の見積もりです。
でも、耐震性を強化するために床も剥がすし、内壁ははがす。だったら、一番最初に提案した減築で屋根を外して外壁もいじると何が違うんだろう。内側を壊さないほうが、造作の家具とかはそのままに出来るので安上がりになるのではないのか。これについては、別途建築会社に問い合わせをしているところです。

別の記事でも書きましたが、スピーカーを置くために寸法を測って戸棚を作ってもらいました。CDラックも。こういうのもいったん壊さなければなりません。

何より気になったのが、内装を再び整える時に今と違う材料を使う予定であることです。もっとわかりやすく言うと、コストを下げるために違う材料を使うということです。床や壁などは、使う材料も選んで統一感を持たせてあるのに、それがバラバラになってしまう。安全性や省エネも大事ですが、これからもずっと暮らす家が、違う空間になってしまうのは、いやです。

結局どうする!?

さて、定年間近で今の自宅の基本性能をあげて、キッチンとかも少し変えて居心地もよくしたいと検討を始めたアラ還リフォームですが、ここに来てコストという問題が大きく立ちはだかってきました。これからもがんばって働いて改築を進めるのか?でも、それだけの費用があれば2拠点生活も夢ではないしね。老後の蓄えだって必要だよ。
でも、2拠点なんていわずに今の家をしっかり改築して地に足のついた暮らしもよいのではないか。スーパーや暁院も近いし便利だよ。
悩みはつきませんが、今のところ4つの選択肢から再検討しようと考えています。

  1. プラン1 2000万円台後半 断熱は内窓強化だけなので、効果は限定

  2. プラン2 3000万円台前半 耐震・断熱は向上 コストMax

  3. プラン3 減築 これは建築会社に再度問い合わせ中

  4. プラン4 売却 土地の安い郊外で新築 もしくは中古マンション

いきなり第4の新たなプランが登場しましたが、我が家は都心にあり、ここ20年で地価も相当上がりました。ここを売却して地価がより安い郊外に引っ越すことで新築の建築費用も部分的に捻出できれば、耐震・断熱ともに最新の家が手に入る(かもしれない)というものです。でも、家族は大反対です。都心でスーパーや病院も近いと…。

ということで、上記4つのプランを比較して検討できるまで情報を集めることにしました。
いやはや私のリフォームはどこにいくのやら。でも、こうした過程も楽しんでいきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。

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