ドイツで資産運用するならTrade Republicがおすすめ
ドイツ在住のみなさんは投資していますか?僕が日本で新卒になった2020年に投資信託で資産運用を始めました。
ドイツ在住の方が投資したい場合にはドイツで証券口座(Debot Konto)を開設する必要があります。日本だと楽天証券やSBI証券などが有名ですね。ドイツ在住者の間ではcomdirectが有名かもしれません。
N26には証券口座がない
ドイツ在住者であれば知っている人が多いであろうN26。N26はドイツのネット銀行で僕も利用しています。ドイツでは銀行が証券をやっていることが珍しくなく、「N26で証券口座を開けたらいいな」と思っていたのですが、残念ながらN26には証券口座がありません。
Trade Republicとは?
僕が使っている証券会社はTrade Republicです。comdirectも検討しましたが、いろいろ検討した結果「Trade Republic最高!」となったので、利用しています。
Trade Republicは、ドイツに拠点を置くネット証券で、スマホで簡単に投資ができます。2015年に設立された新しい証券会社ですが、400万人以上が利用しているドイツ人の間でもめちゃくちゃ人気のネット証券です。
手数料が非常に低いことをウリにしており、株式、債券、ETF、暗号通貨などさまざまな金融商品に投資できます。楽天証券やSBI証券のドイツ版ってところですかね。
Trade Republicのメリット
実際に使ってみて感じたTrade Republicのメリットをお伝えしたいと思います。
メリット①取引手数料が安い
投資をしている人なら分かると思いますが、取引手数料が安いことは資産を効率的に増やすうえでとても大事です。Trade Republicでは、株式やETFの売買を行う際の取引手数料が無料、または非常に低く(1ユーロくらい)設定されています。
日本だと楽天証券やSBI証券など取引手数料が低いことで知られていますが、ドイツでは一回の売買で4ユーロくらい取られることが珍しくなく、取引手数料の安い証券会社を探すのが地味に大変です。
メリット②さまざまな商品に投資できる
僕はETFしか購入していませんが、個別株や債券、暗号資産、デリバティブ商品に投資できます。
ETFだと全世界株式(いわゆるオルカン)やS&P500、NADAQ100などの有名どころはもちろん含まれています。
ただ一つ残念な点としてアメリカ国債に投資できません。時期によっては金利4%の時もあった優良債券でしたので、ちょっと残念です。
メリット③預金口座に年利4%の金利がつく
投資前の預金口座(現金)口座に年利4%の金利がつきます。相場環境に左右されず4%の金利がつくのはとても魅力的ですね。日本だと普通預金口座が0.02%くらいですので、200倍ですね。50,000ユーロと上限付きですが、日本円で800万円と考えると、年間32万円の金利がもらえます。
この金利は欧米の証券会社と比べても高く、ネット証券であるがゆえに固定費が低いことや広告宣伝に力を入れていないことが影響しています。
金利は毎日の残高をもとに計算され、月次で払い出されます。払い出された分は預金口座にプラスされるので、お金を入れておくだけで資産が増えていきます。
メリット④無料で開設、無料で引き出し
口座開設手数料や引き出し手数料が無料というのは日本だと当たり前かもしれませんが、ドイツでは手数料を取られます。ドイツは投資のコストがとにかく高い印象です。しかし、Trade Republicなら無料でできます。
メリット⑤複数国で利用可能
ドイツに拠点を置くネット証券ですが、2024年5月時点で17か国で利用可能です。
ドイツ
オーストリア
ベルギー
エストニア
フィンランド
フランス
ギリシャ
アイルランド
イタリア
ラトビア
リトアニア
ルクセンブルク
オランダ
ポルトガル
スロバキア
スロベニア
スペイン
僕の場合、将来的に他のEU加盟国に移住する可能性があるので、継続してサービスを受けられることは魅力的です。
今の運用額は?
2024年5月時点の資産総額は約1,500万円です。日本円は現金のみですので、ドイツの銀行口座、証券口座の資産は1ユーロ170円で計算しています。
2020年4月の新卒入社から約4年が経過し、資産が1,500万円に増えました。投資商品はETFのみで、毎月の投資額は30万円程度、ボーナス月は100万円くらいです。1年で500万円くらい資産が増えています。
投資商品や投資額、投資方針などについて別記事で詳しくご説明できればと思います。