210129_じわじわ進む、竹テント作り
コロナでイベントが無くなりつつありますが、、、4月のイベントにむけて竹テントの製作を進めています。またまたNPO法人森のプラットフォームさんにお願いして、高槻の安岡寺の竹林にやってきました。
今回のイベントでは以下のようなテントを目指し、まずは一機製作する予定です。
私自身も竹を使って構造物を作るのは初めての試みで、おおよそネットで既存の竹テントを参考に計画してみました。シンプルで作りやすい構成となっていますが、これをどう実現していくか、、、試しに接合部分のスタディを行いました。
■接合部スタディ
まず体感した竹材の特性を述べます。今回は80~100φの竹でスタディしました。
1_非常に軽い 2_優れた強度(人が乗っても十分) 3_繊維方向に亀裂が入りやすい
4_加工が簡単 5_7割は水分(とても水々しい)
5点くらいでしょうか。亀裂には要注意ですが、木材に比べて非常に軽いので、作業が非常に楽です。
以下が実際に組みあわせたもの。ちょうど要のクロスする箇所のスタディです。
相欠きのような形で嵌め込み、M10のボルトで止めています。図面ではトラスで剛にする予定でしたが、あまりに簡単に加工できるため、写真の形状もスタディしてみました。
やはり木のようにはいかず、力がかかると接合部が軋み、亀裂が入ります。繊維方向には裂けやすいので回転がかかると保ちません。
ワイヤーやロープでテンションをかければなんとかもつような気もしますが、やはり欠かずに3点ボルト留めが良さそうな気がします。
今回は竹を実際に切ってみて、特性を把握しながら部分と全体をどう作るか、方針を模索できる1日となりました。こんな感じで、じわじわ進みます。
次回は大枠だけでも立ち上げられることを目標に頑張りたいと思います。
以上