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『実践から学ぶ地方創生と地域金融』江口晋太朗さんに聞いた「いま気になる人・コト」

少しずつ寒さが和らぎ、春の兆しが感じられるようになってきました。コロナ禍に負けず、新年度に向けてあたらしいチャレンジの種を模索している方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな方のヒントになればと、実践から学ぶ地方創生と地域金融著者で編集者、ジャーナリストの江口晋太朗さんに、いま気になっている話題について伺ってみました。

――最近、地域金融関連で注目している取り組みはありますか?

コロナ禍を通じて、各地域金融機関が地元商店支援や自治体と連携して地域活性のためのファンドを組成する事例がこの1年でたくさんでてきて、地域に寄り添う地域金融の存在感が増してきていると感じています。

コミュニティの視点で考えると、第一勧業信用組合がネパール人を採用し、営業区内にいる外国人向けの対応を強化しています。ダイバーシティの観点からもとても注目の取り組みです。

―― 第一勧業信用組合は2018年にSDGs宣言を実施しているんですよね。

“リレーションシップキャピタル”を掲げる第一勧業信用組合の取り組みは『実践から学ぶ地方創生と地域金融』でもご紹介しています。該当部分は、このほど朗読でお聴きいただけるようになりました

――最近SNSでフォローしはじめた気になる人や、よく聴いているPodcast・ラジオ番組はありますか?

国内だけでなく、海外の地域金融の仕組みや協同組合組織について調べていて、海外のソーシャルバンクやプラットフォームコーポラティズムについての団体や発信してる人たちをフォローしています。

たとえば、Platform Co-op」「Cooperatives Europe」「Co-operatives UKなどですね。

また、海外という意味では、最近は世界中のラジオをリアルタイムで聴けるアプリRadio Gardenをよく使っています。

遠く離れていても人と声でつながるラジオの良さと国や国境を越えてあらゆる場所のラジオが聴ける面白さがあり、仕事中の作業BGMとしてもぴったりで在宅中心の生活ならではのツールになりました。

――遠く離れたアラスカや太平洋の島やアフリカにあるラジオ局の番組が聴けるんですよね。私も先日知ったところなのですが、ずっとこんなサービスがあったらいいなと思っていたので、感動しました。
最後に、何か告知あればお願いします!

この1月から、ニュースレターを始めました。「コモングッドをもとめて」というタイトルで、国内外の地域金融だけでなく、協同組合組織や社会的投資の考え方など、これからの「コモングッド」となるようなトピックについての情報発信をしています。

ブログとは違う、ニュースレターならではのコミュニケーションができたらなと思っています。購読は無料で、購読すると過去記事も閲覧できます。ぜひフォローしてみてください。

ありがとうございました!
江口晋太朗さん・山口省蔵さんによる好著実践から学ぶ地方創生と地域金融の詳細はこちら👇

(編集Y・M)

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