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新型Mac miniの真の狙い

新型Mac miniに関する考察はYoutubeにも幾つかあるが、スペック比較やスコア、そんなことはどうでもよいのだ。メモリが64GB、128GBそしてM4 Proこの組み合わせが可能になったことの意味を測りかねている人たちが随分いるが、それはエンジニアでないからなのかもしれない。

AppleがMac miniの新型を披露した。
M4 Proを搭載したハイエンドモデルがエントリーモデルであるMac miniに搭載されたことでNvidia デスクトップ向けGPU市場から顧客を奪うかもしれない。

なぜなら今は生成AIブームで市場はよりハイスペックなチップをオンプレサーバーに求めていたりするのだが、自社サーバーにNvidiaのデスクトップ向けGPUではメモリ不足が否めない。24GBや32GBの高価格帯モデルも存在するがそれらはGPUだけで30,000ドルから40,000ドルを設備投資できる余裕のあるところに限られる。

しかし、このMac miniであれば現モデルのMac studio M2 Ultraを超えるスペックを絞り出すM4 Pro 128GBメモリを搭載することが可能になった。それでいて価格も良心的。64GBモデルであれば2,000ドルに収まる。

Llama3.170Bパラメータは40GBメモリ以上が必須になるのだが、
これらを走らせたオープンソースLLMを自社内に設置し、オンプレサーバー運用のためのMac miniとしてゴリゴリ使うのは非常に良いと思われる。実際に私も買って試してみる予定だが、これらが可能になるのであれば、今後Mac miniのメモリの取り付けが外部から可能になれば256GBメモリを積んで405Bパラメータという上位モデルを走らせることもできる。

そういう可能性を秘めた逸品がこのMac miniなのである。


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