イスラエル(ヨルダン)日記 4日目
ヨルダン1日目
いよいよヨルダンへ出発の日。
大学で朝ご飯を食べて、2泊3日のヨルダンスタディツアーがスタートしました。
今回のヨルダンスタディツアーには74人が参加したそうです。
37人ずつ、2つのグループに分かれてツアーが行われました。
このプログラムを主催しているエルサレム大学は、アメリカにもオフィスがあるそうで、参加者のほとんどがアメリカ人、カナダ人でした。
聖書の地理や歴史を学ぶスタディツアーなので全員がクリスチャンです。
イスラエルとヨルダンの国境にはヨルダン川が流れています。
聖書でも何度も登場する川です。Jesusがバプテスマのヨハネから洗礼を受けた場所でもあります。
その場所に近づいた時、ガイドのムヒさんが
「ヨハネはこのあたりに住んでいたんだよ。想像してみて。ここの空が開いて聖霊がJesusに下ったんだよ。」
と話してくれました。
実際にどんな風だったかはなかなか想像できないけど、思わず空を見上げて感動してしまいました。
ヨルダン川は、旧約聖書の時代にイスラエルの民がエジプトを脱出して、約束の地イスラエルに入るときに渡った川でもあります。
川をバスで通過する時、そのことを思ってまた感動。
無事国境を超えて、ヨルダンに入りました。
国境からしばらく走って、最初の目的地ジェラシュに到着しました。古代ローマ時代の遺跡の残っているところです。
聖書の時代、この町はゲラサと呼ばれていたそうです。
詳しくはこちら。
ジェラシュを出発してJabbok Canyon(ヤボク渓谷)へ。
ここは旧約聖書の中で、ヤコブが神と格闘した場所、兄エサウと仲直りした場所です。(創世記32,33章)
あのストーリーが、今見ているその場所で起きたことを想像してとても感動しました。
その後、アルノン渓谷へ。
ここはヨルダンのグランドキャニオンと呼ばれているそうで、壮大な景色が広がっていました。
谷を流れる川はアルノン川。聖書にも出てくる川です。(申命記2:24)
このあたりは「王の道」「砂漠の道」と呼ばれる2本の大きな道が南北に走っていて、旧約聖書時代も主要な道として使われていたそうです。
モーセやイスラエルの民が旅してたことを想像するとまた感動です。
その当時のイスラエルの民は200万人以上と言われています。ほぼ札幌の人口です。赤ちゃんや老人もいたでしょう。しかも40年間も。
暑さ、水の不足、大人数であること、終わりの見えない旅、、、。
想像を絶するストレスがあったことでしょう。
イスラエルの民は旅の途中でモーセに文句を言いますが、その気持ちもよくわかります。
それからバスは大きく南下してペトラという街へ。
ホテルに到着して夕ご飯を食べました。
普段、こんな立派なホテルに泊まる事がないので、部屋の綺麗さや食事の美味しさに感動しました。
次の日、いよいよペトラ遺跡を巡ります。