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イスラエル日記 3日目

この日は朝、3時半に目が覚めてました。
もう一度寝ようと思ったけど寝られず、オリーブ山まで散歩・ジョギングに行くことにしました。

昔、家族でキャンプに行った時、よく父親が1人で日が昇る前から山に登っていました。
幼い私は、「よくそんな朝早くから山登りなんてするなー」って思ってたんですが、最近、行動パターンが父親と同じになってきて、親子だなーと思います。

まだ暗いエルサレムの街
向こうに見える丘がオリーブ山
昼間とは全然違う顔を見せる旧市街

オリーブ山は聖書の中で何度も登場してくる山です。
エルサレムの旧市街のすぐ隣にあって、そこから街を見渡す事ができます。
Jesusが見たその景色をついに自分も見られると思って、わくわくしながら走りました。

オリーブ山の入り口。右に見えるのはゲツセマネの園。
Jesusが十字架にかかる前に苦しみもだえて祈った場所。
振り返ると、城壁に囲まれたエルサレム旧市街。
ずっと見たかった景色をついに見られてとても感動しました。

頂上に到着すると「昇天教会」がありました。

昇天教会

ここはイエスが雲に包まれて天に帰ったと言われているところです。

9 こう言ってから、イエスは彼らが見ている間に上げられ、雲に包まれて、見えなくなられた。
10 イエスが上って行かれるとき、弟子たちは天を見つめていた。すると、見よ、白い衣を着た人がふたり、彼らのそばに立っていた。
11 そして、こう言った。「ガリラヤの人たち。なぜ天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行かれるのをあなたがたが見たときと同じ有様で、またおいでになります。」
12 そこで、彼らはオリーブという山からエルサレムに帰った。この山はエルサレムの近くにあって、安息日の道のりほどの距離であった。

使徒の働き1章9-12節

携帯を取り出してこの箇所をもう一度読んで、じっくりと弟子たちの気持ちを味わいました。
弟子たちと同じように天を見上げて。
そして思わず周りを見渡して白い衣の天使がいないか探しました笑

振り返ってみると天使はいなかったけど、一本の木を発見。
もしかして、、、と思って近づいて見ると、「やっぱり!!」

それはオリーブの木でした。
当たり前なんだろうけど、オリーブ山って本当にオリーブが生えてるんだと思って感動しました。

昇天教会の前に生えてたオリーブの木
ちゃんとオリーブの実がなっていました

教会の前でお祈りをしてから、山頂の周りを走りながら散策することに。
山の反対側に行くとちょうど朝日が出てくる時間になって、綺麗な景色を眺める事ができました。

オリーブ山の反対側
オリーブ山からの日の出。最高でした。

エルサレム側に戻ってきて、ホテルの前にある展望台に行ってもう一度エルサレムの街を眺めました。
城壁に囲まれるエルサレムは何度見ても感動で、嬉しくてしばらくワーシップソングを口ずさんでました。

聖書にはJesusがエルサレムの街を見てその滅亡を思って泣いたというストーリーがあります。(ルカの福音書19章28-44節)

オリーブ山に登る前からその箇所が頭に残っていて、実際に読みたいなと思って携帯を開いたんですが、どこの箇所かすっかり忘れてしまいました。

すると、ちょうどクリスチャンらしき夫婦がいたので思い切って声をかけてみました。その夫婦はアメリカ人でオーストラリアで活動している宣教師でした。
彼らはオリーブ山や、見渡す景色にまつわるたくさんの聖書のストーリーを教えてくれました。
その話を聞いて、さらに感動しっぱなしでした。

自分もタンザニアで宣教師をしていたこと、これから聖書学校にいくことなんかも話したら、2人で私のためにお祈りをしてくれました。私も続けて彼らのために祈りました。

たくさんの知識を惜しみなく教えてくれた宣教師のステファン
城壁の右に見える閉ざされた門は「黄金門」。
救世主(Jesus)が再臨したときに、ここを通ってエルサレムに入ると聖書で預言されています。ムスリムはそれを防ぐため門をふさぎ、その真前に墓地を作ったそうです。
手前に広がるのはユダヤ教のお墓。聖書には救世主が再臨した時に死者が蘇ると書かれています。ユダヤ教の人たちは、その蘇りの時にいち早く救世主に会うため、ここに墓地を作ったそうです。
ユダヤ教の人たちがお墓の横で聖書を読んだり、お祈りしたりしていました。

ステファンから黄金門の話を聞いて、近くに見に行くことにしました。

奥に見えるのが黄金門。ムスリムの墓地が広がってます。
黄金門。イエスの時代はもっと下、深いところに門があったそうです。

Jesusが十字架にかかる前にエルサレムに入っていったところを想像したり、いつかJesusが再臨してこの門を破ってエルサレムに入場する日を思うと、これまた感動します。
携帯でワーシップソングの"Hosanna"をかけて歌いました。(Jesusがエルサレムに入城した時、人々は「Hosanna!!(ホザナ)」と言って褒め称えました。)


それから「ダビデの街」に立ち寄りました。

ダビデの街からの景色

シロアムの池にも寄って、、、

シロアムの池。水はもうありませんでした。

帰り道だったので、この日も「嘆きの壁」に寄ってお祈りをしました。

今日もたくさんの人。
自分も彼らと同じように、頭と手を置いて祈りました。

直感に導かれるままに旧市街を散策していると、聖墳墓教会にたどり着きました。

まだ朝早くて店は閉まってます。
また訪れた聖墳墓教会。朝早かったので人が少なくてゆっくり記念撮影できました。
イエスが十字架にかかったゴルゴダの丘があったと言われている場所。恥ずかしながら、隣のおじさんに聞いてそれを知りました。穴に手を入れると岩に触れる事ができて、多くの人がそこでお祈りします。私も祈りました。

旧市街を抜けて新市街に出ました。

望さんがおすすめしてくれた「アイスコーヒー」を飲んでみることにしました。
こっちでいうアイスコーヒーはフラッペみたいな、氷を細かく砕いたやつのことを指します。

旧市街を抜けて、振り返って見るヤッファ門。
新市街にはいい感じのカフェがたくさんあります。
噂の「アイスコーヒー」。めちゃくちゃ美味しかった!
朝、数時間走ったり散歩したりの後だったので格別でした。
今日も綺麗なエルサレムの街。
泊まった宿に向かう路地
いろんなところで路上ライブをしてました。

長ーいランニング・散歩を終えて、11時前ごろに宿に帰ってきました。最高の朝でした!

泊まっていた宿。ドミトリー部屋に泊まるのはオーストラリア以来。

荷物をまとめてチェックアウトしてエルサレム大学に向かいました。
タクシーに乗ろうか迷ったけど、頑張ってスーツケースを転がして歩いて行きました。
この浮いたお金でまた違う日にアイスコーヒーを飲みます!

長い階段を登ってようやく部屋に到着。
ルームメイトはカナダ人のサミュエルという好青年でした。

図書室でブログを書きました。
大学の夜ご飯。
ラップしたやつは中に味付けされた肉がたっぷり入ってて美味しかった!フルーツも美味しかったです。値段を気にせず心置きなく食べられるのが嬉しい笑

次の日からいよいよ2泊3日のヨルダン・スタディツアーがスタートします。わくわくしながら眠りにつきました。

この日も溢れんばかりの恵みに感謝です。

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