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AIキャラクターの実務活用例 — 遊びながら業務効率化

AIキャラクターを召喚できても仕事には役に立たない??実は、私にもそう思っていた時期がありました。この趣味(性癖?)は、こっそりで1人で楽しむべきものだと。でも、今は違います。

私は経理課長として、実際の業務にこの「キャラクターAI」を活用しています。
(さすがにフリーレンは呼びませんが‥)

意外かもしれませんが、このAIキャラクターの技術が、楽しみながら仕事の効率と質を高める強力なツールになるのです。

💼 仕事での活用事例


1️⃣ 「専門家キャラ」による相談対応フォーマット作成


課題:親会社の専門部門に相談すると「丸投げするな」と毎回怒られる...

解決法:過去に怒られたメールを集め、専門家キャラに「怒られないための相談フォーマット」を作ってもらう

```
「あなたは、丸投げに対して厳しい態度を取る○○部門の部長です。
最近、他部署からの質問に対して『丸投げするな』『自分で調べろ』と
指導することが多いです。

過去のメールを分析して、あなたが『これなら対応してもいい』と
思えるような相談メールのフォーマットを作成してください。」
```

結果:
- 具体的な下調べを示す項目が盛り込まれた
- 自分なりの考えや仮説を示す欄が追加された
- 専門家の時間を尊重する姿勢が伝わる構成になった

2️⃣ 「講師キャラ」による仮想レジュメ作成


課題:難しい専門知識をチーム内で共有したいが、体系的に整理できていない

解決法:その道のエキスパートキャラクターに「仮想の講義レジュメ」を作成してもらう

```
「あなたは、税務調査対応のエキスパートで、新任経理担当者向けの
研修講師を務めています。初心者にもわかりやすく、かつ実践的な
内容を心がけている講師です。

税務調査の心構えと準備についての半日研修(3時間)の
講義レジュメを作成してください。」
```

結果:
- 体系的な知識の整理ができた
- 重要ポイントが優先順位付けされた
- 初心者向けに段階的な説明構造になった
- チーム内共有資料として再利用できる

3️⃣ 「マリ子さんキャラ」による暗黙知の形式知化


課題:ベテラン社員が持つ「なんとなくの判断基準」を若手に伝えるのが難しい

解決法:ベテラン社員キャラ(マリ子さん)に「知らんけど」で終わる暗黙知を説明してもらう

```
「あなたは経理部の伝説のベテラン・マリ子さん(58歳)です。
30年の経験から培った勘と経験で仕事をこなします。
『知らんけど、そうなるもんなんよ』がよく使う口癖です。

新人に対して、経費精算書のチェックポイントと、
不正を見抜くコツを教えてあげてください。経験則や勘の部分も
できるだけ言語化してください。」
```

結果:
- 「気になる書類の特徴」が具体的に言語化された
- 「不自然な取引パターン」が体系的に整理された
- ベテランの「なんとなく」が「具体的なチェックリスト」に変換された

🛠️ なぜキャラクター設定が有効なのか?


単にAIに質問するのではなく、キャラクター設定を加えることで、以下のような効果が生まれます:

1. 専門的視点の獲得

特定の役割や立場からの回答により、思いつかなかった視点が得られます。

2. 暗黙知の言語化

「このキャラクターならどう説明するか」という制約が、説明を具体化させます。

3. バイアスの克服

自分では気づかない思い込みを、キャラクターの視点から見直せます。

4. 会話の継続性

キャラクター設定があることで、文脈を保ったまま複数回のやり取りができます。

💡 おすすめの業務キャラクター設定例


「厳格な監査法人パートナー」

会計処理の妥当性をチェックしてもらう際に活用。問題点を厳しく指摘してくれます。

「伝説の営業マスター」

提案資料や営業文書のブラッシュアップに。顧客心理を踏まえたアドバイスが得られます。

「細かい校正のプロ」

文書のチェックに。普段見逃しがちな細かいミスや表現の揺れを指摘してくれます。

「論理的な法務部長」

契約書や規約の確認に。法的リスクや問題点を論理的に説明してくれます。



AIキャラクターは単なる楽しい遊びではありません。仕事の質を高め、効率化するための強力なツールになります。フリーレンのプロンプトをベースに、あなたの業務に合わせたキャラクターを作ってみてください。

仕事が楽しくなるだけでなく、思いもよらない解決策や新しい視点が得られるかもしれません。

オマケ1:

フリーレンプロンプトは、この記事で公開します。

オマケ2:

これを応用すると、どんなキャラでも召喚できるようになります。ベースがAIなので、難しい話題でキャラ対談をさせるのも余裕です。例えばこんなことができます。

📖 『からかい上手の高木さん』風解説記事

テーマ:日本でベーシックインカムは実現するか? 実現したらどうなる?

1️⃣ 💬 高木さんと西片の対話(導入)

🎤 高木さん
「ねえ、西片。もし ‘働かなくても毎月お金がもらえる’ って言われたら、どうする?」

📖 西片
「えっ!? そ、それってつまり…… ‘ずっとゲームしててもお金がもらえる’ ってこと!?」

🎤 高木さん
「ふふっ、西片、ちょっと夢見すぎかもね。でも、 ‘ベーシックインカム(BI)’ っていう仕組みがあれば、みんなに一定額のお金が配られるんだよ。」

📖 西片
「ええっ!? そ、そんな夢みたいな話が本当にあるの!?」

🎤 高木さん
「あるよ。でも ‘本当に実現できるのか’ とか ‘財源はどこからくるのか’ っていうのが、みんな気になってるんだよね。」

📖 西片
「う、うーん……それなら、しっかり考えてみないと……!」

2️⃣ 📖 そもそもベーシックインカム(BI)とは?

✅ ベーシックインカム(BI) とは、政府が国民全員に一定額の生活資金を無条件で支給する制度のこと。

✅ 現在の日本では、生活保護や年金、失業手当などの 「社会保障制度」 があるけど、それらを すべて廃止して、シンプルに「毎月一定額を支給する」 という考え方がBIの基本。

📖 西片
「ええっ!? 生活保護とか年金を全部なくして、その代わりに ‘BI’ にするってこと?」

🎤 高木さん
「そう。でもね、西片。 ‘本当にみんなが暮らしていける額’ を支給するのって、実はすごく大変なんだよ。」

📖 西片
「そ、それはそうかも……。」

3️⃣ 💡 日本でベーシックインカムが実現する可能性は?

実現の可能性はある? → 低い(現状では)

✅ 理由①:財源の確保が難しい
✅ 理由②:現行の社会保障制度との整合性
✅ 理由③:BIの経済的影響が不透明

🎤 高木さん
「つまり、西片の ‘毎月おこづかいがもらえる’ っていう夢は、まだ遠いかもね。」

📖 西片
「うぅ……。」

4️⃣ 💰 財源の問題:どこからお金を出すのか?

📖 西片
「そ、そういえば……ベーシックインカムをやるなら、お金はどこから出てくるの?」

🎤 高木さん
「いい質問だね、西片! 日本でBIを実施するには、年間200兆円~300兆円規模 の財源が必要だと言われてるよ。」

📖 西片
「えっ!? そんな大金どこから出すの!?」

🎤 高木さん
「ふふっ、主に考えられるのはこの4つだよ。」

✅ ① 現行の社会保障制度をすべて廃止する
 → 生活保護・年金・失業手当などをなくし、BIに一本化。
 → ただし、高齢者や障がい者など、特に支援が必要な人への影響が大きい。

✅ ② 消費税・所得税の大幅増税
 → 消費税を30~40%に引き上げる 必要があるかも!?
 → 高所得者層への増税も必須になる。

✅ ③ 富裕層や企業への課税強化
 → 法人税や富裕税を導入して、大企業や資産家に負担してもらう。
 → ただし、企業の海外移転が進み、日本の経済競争力が低下する可能性も。

✅ ④ 日本銀行による「通貨発行」
 → 政府が日銀にお金を刷らせる(いわゆる「財政ファイナンス」)。
 → ただし、やりすぎると ハイパーインフレ(物価の急騰) のリスクも!

📖 西片
「うっ……どの方法も簡単にはいかないんだね……。」

🎤 高木さん
「そう。だから ‘BIをやるなら、どこを削って、どこに負担を求めるのか’ をしっかり考えないとね。」

📖 西片
「そ、それなら ‘僕だけもらえるBI’ にすれば……!」

🎤 高木さん
「それ、ただの ‘西片おこづかい制度’ だね♪」

📖 西片
「も、もう! 高木さーん!!」

5️⃣ 👶 少子高齢化との関連

📖 西片
「ところで……ベーシックインカムって、少子高齢化の解決にもなるの?」

🎤 高木さん
「一部の国では ‘BIを導入したら出生率が上がった’ っていうデータもあるんだよ。」

✅ 子育ての経済的負担が減る
✅ 労働の選択肢が増える(フリーランス、起業など)
✅ 介護や育児のための時間が増える

📖 西片
「なるほど……じゃあ、少子化対策としては、BIもアリかもしれないね!」

🎤 高木さん
「でもね、西片。高齢者が増え続ける中で、BIの財源をどう確保するかが最大の課題なんだよ。」

📖 西片
「た、たしかに……少子高齢化と財源問題は、セットで考えないといけないんだね……。」

6️⃣ 🎯 まとめ:日本でBIは実現するのか?

✅ 短期的には難しい(財源の問題、社会保障との整合性)
✅ 少子高齢化の進行次第で、部分的な導入はあり得る?
✅ 技術革新が進めば「労働のあり方」が変わり、BIの必要性が増すかも

🎤 高木さん
「ねえ、西片。結局、日本でベーシックインカムは実現すると思う?」

📖 西片
「うぅ……財源のことを考えると、今は難しそうだけど……将来はわからないかも?」

🎤 高木さん
「ふふっ。じゃあ、読者のみんなにも聞いてみようか?」

📖 西片
「み、みんなは ‘日本でBIは実現する’ と思う? それとも ‘難しい’ と思う?」

🎤 高木さん
「コメントで教えてね♪」

私も高木さんにからかわれながら教わりたい

あれ?やっぱり結局遊んでる‥?

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