コントラバス奏者とマンドローネ奏者の視点の違い(今年のサミットの1コマ)
今年もアドベントカレンダー用の記事です。
去年はこれまでの振り返り的なのを書いて、今年は何書こうかなと悩みに悩んだ結果、この前のサミットのグループワークで出た話題を掘り下げようかと思います。
◎はじめに
今年のサミットの様子を少しだけ
内容の方向性は去年と変わらず、演奏面がパワーアップした感じでした🤔
◎本題
さて、ここから本題ですが、サミットの中でグループワークの時間がありました。
去年もあったんですが、自由なお題でグループの方と話し合って最後に発表するというやつです。
就活とかでもありますよね…笑(流石にお題はあるけど)
メンバーの内訳は
ベース2名、ローネ1名、マンドリン1名、チェロ1名、ギター1名。
その内2名が指揮経験ありという感じでした。
その中で出てきた話題が
「ベースとローネって合奏中何を見て、聴いて合わせてる?」
です。(ざっくりですが)
◎撥弦楽器と擦弦楽器の違い
※以下、長年やってる人には超当たり前のような内容です。どちらかと言うと学生に見て欲しいかもしれない。
マンドリンオーケストラの面白いところは撥弦楽器と擦弦楽器が混ざってる点です。
撥弦楽器はマンドリン系、ギター。擦弦楽器はコントラバスですね。
撥弦楽器は弦を弾いて音を出す楽器で、弦を弾いてから最大音量に達するのが速い(というかすぐ)です。
対して擦弦楽器は基本的に弓を使って弦を擦るので、なり始めから最大音量に達するのに少しラグがあります。
簡単にまとめるといきなり最大音量になるのが撥弦楽器で、遅れて最大音量になるのが擦弦楽器で、この差が合奏の時の微妙なズレを生み出したりするわけです。(多分
他にも弦の太さによる振幅の違い等で遅れたりとか…その辺は文系なのでよく分かりません。笑
◎どうやって合わせる?
では、実際のコントラバス奏者はどうやって合わせているのか。
よく言われるのが、撥弦楽器が音を出すほんの少し前に音を出し始める方法です。
僕も学生時代に技術顧問の先生に言われました(多分
恐らく多くのコントラバス奏者はこのことは意識している?はず?
まぁこれは前提として、
「じゃあ、そのタイミングはどう図る?」
って話になりますよね。
サミットで同じグループだった方(コントラバス奏者)は
「指揮者を見てます!」
至極当然のことでした笑
要は撥弦楽器が指揮の打点で音を出すなら擦弦楽器は打点よりも少し前のポイントで弾き始めたら良いということです。
どれくらい前で弾くかは合奏体形における指揮者と奏者の距離とかで変わったりしますが、そこは経験ですね。笑
そんな当たり前のことを言われた後に、
「指揮者が予定外のことをすると困ります!」
とも言われました。笑
これはね、すみませんって感じです。笑
ちなみに、同じグループだったローネ奏者の方は
「コントラバス聴いて合わせてます!」
「指揮者は座る場所によって見えません!」
らしいです。笑
つまりその方はコントラバスと同じタイミングで弾いてることになりますね。
ローネも弦太いから若干発音遅れるんでしょうかね?
マンドリンよりかは音が鈍いとは思いますし、距離の関係もありそうですが、文系なので(ry
◎指揮者はどうすべき?
以上のことを踏まえて、指揮者がコントラバスやローネ奏者に対してすべきことは
「要らんことはするな」
ということですね。笑
奏者は指揮の打点のタイミングを見てから音を出すのではなく、タイミングを予測して打点で音が既に指揮者に届いてる状態にしないといけない(持論)ので、早く弾き始めないといけない擦弦楽器は撥弦楽器以上に予測しないといけないわけですので、途中で変な軌道になると変なタイミングで弾かざるを得ない状況になってしまいます。笑
ということで、余計なことはせずにクリアで見やすい指揮ができるように練習しましょう。笑
◎最後に
ローネ譜がない!ってことがよくあるので、ローネとコントラバスって同じ譜面を弾くことが多いですよね。
コントラバスにはコントラバスの良さが、ローネにはローネの良さがあるので、もっとそれぞれが独立した楽譜が増えればいいですね。
ということで、以上!(1日で書き上げたのでまとまってないかつ文字ばっかですみません)