映画「スリー・ビルボード」感想

※ネタバレをちょいと含みます。

あらすじ

アメリカの田舎町で起こったひとつの殺人事件。一向に進まない捜査に対して苛立つ被害者の母親は警察を批判する看板を設置する。警察や町の人々から非難を受けながらも、彼女は頑なに撤去を拒否する。その結末とは。

きっかけ

今朝Twitterで↓のツイートが流れてきた。

うわぁなんだこれ面白そう!
となりリプ欄をみると
「スリー・ビルボード」というタイトルの映画だということが分かった。

以下観るに至った流れ
ん?スリー・ビルボード?聞いたことがあるぞ?

ググる

監督:マーティン・マクドナー

あ!マーティン・マクドナーって今年の最初に観に行った「イニシェリン島の精霊」の監督やん!

観らな!

という流れで早速アマプラに課金(300円)し、ポテチとコーラを用意、鑑賞を始めるのだった。

イニシェリン島の精霊
おじさんとおじさんがケンカする映画。超面白い。

感想

どう考えてもハッピーエンドなんか無さそうな展開の中で、少しずつ見えてくる希望の光。

警察署長から手紙をもらった2人の変化とその2人が迎えるラストシーンの開放感。

結局、事件自体は解決しなかったんだけど、それでも感じる清々しさ。
(てか、これで事件が解決してたら出来過ぎで冷めてたかもだから私にとってはこれでよかった。)

「怒りは怒りを来たす」という言葉が引用されてたけど、それはこの映画を表してる言葉でもあった。怒りの連鎖が中盤の悲劇を産んだ。
それを許すことで光が産まれた。と思う。

好きなシーンはレッドがディクソンにオレンジジュースを渡すところ。
あれもひとつのわだかまりが解けるシーンとして気持ちよかった。

てか、ホントに署長が良い人だった。だからこそあの最後は悲しすぎるのだけれど。。

面白かったです。

良い映画を観た後は、テンションが上がってひとりで謎のダンスを踊ってしまいがちな私なのだが、今回もそれに漏れず踊ってしまいました🕺🕺🕺

しかし…田舎のジメッとした感じを描くのが上手な監督ねぇ…いいわぁ…

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