中華空調服のスゝメ
ちょこちょこUber配達員として稼働している私が空調服について説明します!
最初に結論
1.昇圧USBケーブル付きであれば十分!
2.非昇圧ケーブルは、「そよかぜ」程度
3.ハードワーカーは高電圧、国内ブランドを!
空調服をAmazonで検索すると、色々な商品が出てくる。実際に空調服を使ったことのある人であれば、想像もつくのだが初心者には分らないであろうという事で、空調服の注意点をまとめてみた。
風量=電圧
空調服はDCファンで空気を循環させる。ファンには定格があって・・・という話は置いておいて、基本的に電圧=回転数=風量、である。とりあえず、そう思っていていい。
空調服はバートルが最大手。それにならって、ファンの大きさについては、ほぼ全ての商品が、9cmの穴に装着する仕組みになっており、ここはほぼ互換性を気にする必要はない。
問題は電圧とケーブルである。最近は18Vや30V前後といった高圧対応商品が多い。この場合、専用バッテリー(5000円~10000円を超えるのが普通だし重い)が必須であり、2個以上揃えるのは躊躇するだろう。
中華製のUSB対応製品であれば、ダイソーで1000円で売っているモバイルバッテリーで動く。比較的軽量なので予備を持ち運ぶのも楽ちんだ。
問題は風量である。
中華製(国産の安物は同様)は電圧が大きく2種類
USBは規格として5Vなので、これが基準となる。ほとんどの空調服用ケーブルが強中弱と強さを選べるが、これは、強5V→中4V→弱3Vといった感じで電圧を切り替えて風力を変えている。
ただ、空調服で5Vは正直物足りない。
そこで昇圧といって、電圧を上げる回路を付けた商品がある。5V規格のFANを7.5V程度まで昇圧すると風量としてはなかなか満足だ。PCでいうところのオーバークロックみたいな感じである。
スクーターで走行中は前面が凹むものの、停車中や徒歩移動時に汗をかかなくて済む。コンビニやスーパーに入店すれば寒いとすら感じる。18V等の高額商品に手を出さずとも、十分に満足できるはずだ。
昇圧かどうか分かりづらい
では、どうやって昇圧ケーブルを見分けるか・・・商品に書いていれば良いのだが結構な割合で書いていない。ヒントとしては、
1.出力が2A以上のモバイルバッテリーを要求
2.動作時間が長くない
3.USBの挿し口が黄色
この辺で見分けていく必要がある。
まず、昇圧自体にも電気を使うし、昇圧した上で電流を確保しないといけないので1A出力のモバイルバッテリーだとまず動かない。
次に、風量が多い=電気を食うのは当たり前で、動作時間は短くなって当たり前、10000mAhのモバイルバッテリーで10時間動作!とか書いてる商品はまず昇圧してない。ちなみに10000mAhのモバイルバッテリーなら、昇圧した上で3~4時間動くと考えて良い。スマホ用のモバイルバッテリーは専用バッテリーと違って安いので、各々のスタイルに合わせて容量や数を選べばよい。
ちなみに昇圧機能付きケーブルは1000円~でAmazonで沢山売られている。統一されているわけではないが、タダのUSBじゃねぇぜ!って感じで昇圧ケーブルには色がついている商品が多い。「昇圧ケーブル 空調服」で検索すれば色々と見つかる。
非昇圧タイプは使えるシチュエーションが限られる
先日、予備用に3千円のセット商品を購入したところ、非昇圧ケーブルが付いてきた。ワークマンの冷感コンプレッション長袖ミドルネックシャツの上から羽織ってみたが、若干心もとない・・・。炎天下では軽作業すら厳しいと感じた。一方、日が落ち28℃程度の気温で利用するならば、非昇圧ケーブルでも大丈夫だった。使い分けで乗り切る事が可能である。非昇圧タイプの空調服を脱いで稼働した場合、30分程度で汗をかいたので効果自体はある。
ちなみに、アイリスオーヤマの安い空調服にも非昇圧タイプがある。子供は遊ばせ、大人は日陰で見守る様なケースでは使えるかもしれない。
ということで、オススメは5千円前後で購入可能な昇圧タイプケーブル付きの空調服だ。インナーは速乾素材のもの一枚をオススメする。日焼け防止に長袖の空調服という選択肢もあるが、長袖のインナーに、半袖、ベストタイプの空調服が動きやすくてオススメである。難点は、工事仕事のにーちゃん達と服装が一緒になる事である笑
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