C;ON(シーオン)武道館への道 #13 がきおの「シノゴノ云わずファボります」 24.02.01.
満を持してのメジャー進出! 23年後半以降のライブを振り返る(その1)
こんにちは。少し前ですが、1月21日にZepp KT Yokohamaでの対バンイベントに行ってきました。直近の参戦ライブが時間の長いツーマンやワンマンばかりでしたが、20分の持ち時間でもシーオンらしさが全開でした。
Xでも投稿しましたが、アイドルイベントでのシーオンの浮き具合が半端ないんです。
ただ単に自分たちの「現在」のステージを披露しているだけなのかもしれません。それが、いわゆるアイドルとの乖離(かいり)を呼び込みオンリーワンの存在へと突き進んでいるなと感じました。
今回は、メジャーデビュー記念というわけではありませんが、秋以降のシーオンのライブを振り返ってみようと思います。
23.10.17. 雑音を振り払ったZepp Shinjuku でのワンマン
まずは23年10月17日のワンマンライブについて。
実はシーオンに限らず、これほど不安な気持ちでワンマンを迎えたことはありませんでした。
「お客さんが入っているかどうか」
5月から新体制となったシーオン運営陣。彼らから自分たちファン(特に熱心なコア層)に対して、動員を増やすというタスクを突きつけられた感じがしました。詳細は触れませんが、とにかく客の入りがこれほど気になったことはありませんでした。
満員にしたらという条件で次のツアーが無銭開催されることとなるのですが、それよりも(むしろ金を払って観たい)、キャパが過去最大で、平日開催ということもあり、単純にどのくらいの客が入るのかが不安でした。
幸い多くのファンが集まり、次の全国各所のツアーも「無銭」でのツアー開催も約束されました。
バンドメンバーとの相性もよく、途中からキッズダンサーも元気に盛り上げてくれて微笑ましいものになっていました。
トップに貼り付けた画像のように背景のセットもかっこよくて、ライブ中心で余計なもののない洗練されたステージでした。
ただ、ラストの「灯」で愛佳さんが涙してしまい、上手く歌えなかったのが自分の中では残念というより、これを新規のファンは受け入れてくれるのか、また不安になってしまいました。
アーティストとしてアイドルとして
この頃の自分は、以前よりシーオンをアーティスト寄りにみていた時期かもしれません。
シーオン側からも、アイドル売りからアーティストへ重心を移動させようと考えているようなコメントもありましたし、ペンライトやコールなどアイドル的な応援に対する注文があったりもしました。
そういう「変わっていくシーオン」を否定するつもりはなくて、ついていくつもりでした。
だからこそ「灯」では、泣いてる姿ではなくて、歌で自分たちを泣かせて欲しかった。それがアーティストだと思っていたからです。
1000人を超える客のうち、初めてシーオンを観た人もたくさんいました。
後から聞いたところによると、後方は人があふれていて、メンバーの姿もよく見えなかったようです。そんな状況で初めて足を運んだ人が、次も行きたくなるだろうか。
動員を気にしすぎたせいで、そういったことも気になってしまいました。
ライブ終了後SNSの反応をみると「灯」は絶賛されていて、「あいかマン、決して上手く歌えたわけではなかったけど、それが良かった」「しおんさんが支えている姿に涙した」「シーオンっていいグループだな」そういったコメントも多くありました。
「アイドルオタクって悪くない」
歌の上手い下手や音楽の良し悪しなんてわからない、あるいはわからないようにその現場で感度を下げているのがアイドルオタクだと思うんです。
ただ、ライブの熱量や人間味のあるやり取りには敏感なのもアイドルオタク。
アイドルでもアーティストでも人間がやることには変わらないし、メンバー以外の多くの人間が関わります。
そこで生まれる数々のドラマ、「STOR;S」
正直、シーオンのライブをただ楽しむことに対する「ノイズ」に過敏になっていて、少し距離を取ろうと思っていました。
ワンマンが終わって、これからも目の前のステージから派生する「物語」も追いかけていきたいなと。アイドルオタク的な視点であっても、ライブという点と点を繋げて、その道がどこへ向かっていくのか考えたいなと。
そう改めたのは、並々ならぬ気合いで臨んだメンバーのパフォーマンスに他ならず、5人とバンドさんを巻き込んでのステージに圧倒されたライブでした。
短く振り返っていくつもりが長くなってしまいました。次は日光、それから有楽町のワンマンを、今度は短めに振り返ってみたいと思います。
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