C;ON(シーオン)武道館への道 #14 がきおの「シノゴノ云わずファボります」 24.02.18.
メジャーデビューを前に、23年後半のライブを振り返る(その2)
こんにちは。少し前にシーオンのメジャーデビュー記念ライブの概要が発表されました。一部のVIPチケットを除けば無銭ということで、なかなか思い切ったことをするな、というのが率直な感想でした。
もうひとつ、普通の値付けでメジャーの宣伝をしたら、どのくらいの客が入るのかを知りたい部分もありました。ただ、オフィシャルのコメントには「今、1人でも多くの人に見てもらわないといけない時期」とあって、それは全くもってその通りです!
1月13日のワンマンの時に約束された、代々木公園でのライブも無銭なはず。シーオンが広まっていく機会がどんどん増えていくのはプラスですよね。
前回はZepp Shinjukuのワンマンについてしか触れられなかったので、その後に印象的だったライブを振り返ってみようと思います。
「ライトアップ日光2023」 23.11.04.
世界遺産である「日光二荒山神社」を舞台に行われるライブはいつもと違う荘厳さがあります。
前年も参加しましたが、その時は息子とふたりで日帰りという強行軍で疲労困憊。
今回は妻ともスケジュールが合い3人での日光、二荒山神社の麓の温泉旅館も予約し万全の体制で臨みました。
寒さがなくて一安心したものの
前年が非常に寒かったこともあり、ライブ中に子どもが寒がったら妻に頼んで宿に戻ってもらう算段でした。
幸いなことに23年の日光は暖冬で、ニット帽や厚手の服などの出番はなかったのですが、ライブ10分前に子どもが爆睡。
結局1時間以上寝てしまい、ライブを観ることなく息子にとってのシーオン現場は終わったのでした。翌日は遊園地で閉園まで遊び倒していて満足げでしたが、少々残念。
その結果として妻が初めてシーオンを観ることになりました。
妻はSHINeeやNCT127といったKpopが大好きで、韓国にも遠征しています。またNiziUの活動を追いかけた日テレの「スッキリ!」や韓国のオーディション番組もよく観ていてかなりのKPOP好きです。
そんな妻もシーオンのパフォーマンスを褒めてくれて、中でも愛佳さんを絶賛していました。
「たまに車の中で流していたから、シーオンの歌唱力はなんとなくわかっていたけど、愛佳のダンスや表情は、『自分がどう見られているか』を常に意識している」
日光まで同行させて「つまらない」と思わせるのも申し訳なかったので(それはない、というシーオンへの信頼はあるのですが)、まずは楽しんでくれて安堵しました。
その後、「愛佳まだ若いし、Kpopのオーディションとか受けたことないの? ○○にいたら一番歌うまい」などと返答に困ることも。
「いやいや、シーオンがあったし、シーオンにいるから」
翌日からは写真で振り返り。
完全無銭ワンマンツアー「東京ツアーファイナル」 23.12.03.
有楽町で「I’M A SHOW」!
2回目の開催となった無銭での全国ツアー、今回はアルバムのリリースのタイミングと合わさっての展開となりました。
昔の感覚だと、アルバムを出して、そのタイトルと同じツアー名で全国を回ってコンサートをするというのがアーティスト。
今回のシーオンの無銭ツアーはまさにそのような感じで、各地でセットリストの変更もなくニューアルバム「STOR;ES」の曲順通りに披露していきました。
そして、最終日となった有楽町でのライブ。
1部2部に分かれて開催されたライブですが、私は当選した2部に参加しました。会場となった「I’M A SHOW」(旧・オルタナティブシアター)は無銭とはいえ超満員でした。
極上の「Last Order」で最高に締める
この会場はライブハウスではなくて椅子席のあるホール(元々は映画館)だったので、まさにアーティストのコンサートのようでした。
もちろん熱量はどこであっても変わりません。
最後の「灯」が終わった後、会場はその熱量が伝わった観客からの鳴り止まない拍手の嵐となりました。
後方にいた私は心の中で「前の人たち、立ってくれ!」と願っていたら前列から観客が立ち上がり、スタンディングオベーションに。感極まるメンバー。
同じセトリでも、同じライブはあり得ない。
こういうドラマがあるところが、ライブの醍醐味です。
そしてアンコールのような形で披露された「Last Order」
タイトルと噛み合った最高のエンディングでした。
セトリに入っているようなアンコールも残念ですが、アンコールがなさそうでも「もしかしたら」と思いがち。そこから「あ、ないのね」ということもあり本当に難しい。
今回のアンコールじゃない「Last Order」の終わり方が完璧で、こういう流れはなかなかできません。
最後に、自分の推しである愛佳さんについて少しまとめようかと思います。
終了間際に、ファンが望んでいた会場「Billboard Yokohama」でのライブが24年4月1日に開催されることが発表されました。
その告知VTRは真面目なテイストから少しずつおふざけモードになっていくのですが、トップバッターで真剣に語るのは愛佳さん。
「この3年間で歌だけでなく表現力を磨いてきた」(大意)という言葉がありました。
早熟の天才が3年の深化を経て
2021年の4月からシーオンを観るようになったので、愛佳さんの高校3年間を追いかけることができましたが、それ以前の動画もYouTubeなどで見ると衝撃的で、小さい体から放たれる力強い歌唱には驚くばかりでした。
だからアイドルファン的には愛佳さんに「大きな進化」は少なかったと考える人もいるかもしれません。
それは「声量が少なかった子が声が出るようになった」「音を外しまくっていた子が音程を保てるようになった」といった基準での話です。
自分の子どもは1歳では単語しか言えなかったのに、3年で元気に歌えるようになりました。とんでもない進化ですよね。
そういう基準で測るのは失礼。
曲を通して自分の歌の上手さをわからせていく過程が「進化」なら、曲の世界観を自分の歌声を通してどう伝えていくかが「深化」、勝手にそう定義づけています。
奇(く)しくも妻が初めて愛佳さんを見たときの印象、それが表現者としての幅を作ってきたことに他ならないのではないか。
その深化を一番感じているのは、メンバー、特に栞音さんだと思います。栞音さんも間違いなく深化しています。歌で表現する世界は2人で作っているのですから。
ヴォーカリスト・絹井愛佳、ヴォーカリスト・栞音も大好きですが、楽器隊3人とともに、愛佳さん栞音さんで作るシーオンの世界をこれからも堪能したいと思ったのでした。
これがメジャーデビュー前の前日譚となるのでしょう。
次は、2月15日に行われた「LEC」について記してみようと思います。
凄かったですからね。記憶が薄まらないうちになる早で頑張りますので、よろしくお願いいたします。