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ダーツにおけるトルピード、ストレート論争に終止符を……
〜イップス経験ありのダーツプレイヤーによるあくまでも個人的な考察〜
はじめまして。
こんにちは。
以前ダーツにおける理論などの記事を書いていたのですが、諸事情により退会してしまった為、というか、私自身がダーツから離れていた為、改めてダーツにおける考察や理論などを自分なりに解釈していこうと思います。
まず、表題の通りですが、もう答えを出してしまいましょう。
ずばり、ダーツにおけるトルピード、ストレートはどちらが正解なのか、自分なりにようやく答えが出ました。
答えは『ストレートバレル』です。
必ずしも全員に当てはまるという話ではありませんが、逆に言うとほとんどの方に当てはまる点がたった一つだけあります。
皆様は、マイダーツをオーダーしていますか?
というお話です。
皆様が持っているマイダーツは、あくまでも自分でメーカーを決めたり、好きな選手だったり、好きな形だったり、いろいろと選ぶ理由があったと思いますが、それでも、自分でダーツをオーダーして削っている方は少数派でしょう。
具体的に何が言いたいのかというと、トルピードバレルとストレートバレルの違いをほとんどの方は理解していると思います。
それは、テーパーの有無です。
テーパーとは、つまり、バレルの形状にアーチがかかっているかどうかです。
テーパーのあるものをトルピード、逆にテーパーのない真っ直ぐな形状のものをストレートバレルと呼んでいます。
その『テーパー』が大問題なのです。
ほとんどのプロ選手は、バレルをオーダーする際にご自身がいかに投げやすいかと重視してメーカーにオーダーしているはずです。
なので、『グリップ』、『指の太さ』、『指の長さ』、『テーパーの角度の好み』、『長さの好み』、『最大経の好み』、『重量』、『デザイン性』などなど、様々な要素が付加されている為、もちろん、作ってもらったプロ自身はそれが一番投げやすいはずです。
ところが私たちは、あくまでもそのプロたちが作ってきたバレルでしたり、既製品のバレルから選ぶという選択肢しかないのです。
前途したグリップなどを含めた条件は、人それぞれ大きく異なりますよね?
中でも、テーパーの角度については、絶妙な計算により導き出されているものだと私は憶測しています。
偶然にも、テーパーの角度が極めて投げやすいバレルと出会えたのなら、あなたはラッキーだったと言えるでしょう。
もしくは、何十本ものバレルを買ったり試投したりして見つけ出すことができたのでしょう。
そのテーパーの角度が自分の指に合っていないだけで、とんでもない事態が発生します。
それは……
毎回グリップが決まらない、安定しない、押し出せないなどの様々な事態が発生するのです。
合ってもいないテーパーに沿って、指で無理矢理作ったグリップは、決して精度が高いとは言えません。
なので、再現性に劣るのです。
毎回同じに投げられない。
その理由は、テーパーが邪魔をしている可能性が大いにあり得ます。
だったら、『テーパー』をなくしてみよう。
という試みで導き出された答えが、
自分に合った太さと長さのストレートバレルを見つけてみよう。
というわけなのです。
ストレートって難しいのではないのか?
上級者向け?
使っている人少なくない?
もちろん、そうかもしれません。
しかし、ストレートには先の邪魔をしているテーパーがありません。
つまり、太さと長さだけ決めてしまえば、大方バレルの選択肢は絞れるはずです。
細くて眺めがいいだとか、太めが握りやすいだとか、重めがいいとか軽めがいいとか、あとはカットの形状の好みなどもありますが、トルピードを排除することで、選択肢を大幅に絞れるのです。
そして一番懸念されていると思われる、ストレートって毎回同じく握れるのか?という部分ですが、テーパーを目印にしている場合、初めはグリップが定まらないかもしれません。
しかし、プロでない限り、たとえテーパーを目印にしても、日によってグリップが若干変わったり、はたまた、三投とも同じに投げれる人ってそうそういないと思います。
物にもよりますが、ストレートはグリップの自由度が極めて高いのです。
その日のコンディションがバッドであり、グリップが決まりにくくても、真っ直ぐなのでテーパーが邪魔せずに、ほんの少し前を持っても、後ろを持っても、親指が曲がっても、トルピードほどの影響がないと私は考えています。
そして慣れてくると、テーパーに頼らないリリースが可能となるはずです。
それはつまり、本当の意味でのマイダーツの誕生となるわけです。
騙されたと思って、一ヶ月間ストレートバレルを使ってみるのもいいかもしれません。
指に馴染み慣れる頃、あなたの密かなるグリップの悩みが解消されている可能性は大いにあると思います。
グリップイップスの治療にも効果的なのではないか!?
私自身も、イップスとまではいきませんが、今日はいつもと握っている感じが違うという症状が、ストレートをちゃんとに使って二週間ほどで改善されました。
毎回同じ感じに握れている……。
という状態に入り、今ではレーティングが3っつほど落ちていたのにも関わらず、それが戻りつつあります。
最後に、これは余談ですが、お店に置いてあるハウスダーツってストレート率が多い気がします。
なので、もし仮に友人と急遽ダーツをすることになったり、恋人とダーツデートなんてことをする際に、ストレートが投げられると、やや軽めであってもハウスダーツが投げられるという特典がもれなく付いてきますよ。
というわけで、また考察などがあれば随時記事にしていきますので、よろしくお願い致します。