生き始めた日 2023.11.12
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誕生日だ。
ということは、Twitterでの発言の沈みようとLINEのやりとりから私を案じて訪ねてきてくれた母の前で泣き崩れてから1年だ。ちょうど去年の今ごろはメンタルが底の底だった。あれから色々とサポートを受けながら何とか立て直して、こうして年を重ねることができた。ありがたいことだ。本当に。
心身を一度壊してから、「1年死なずに生き延びる」ということがものすごい偉業に思えるようになった。どんな人間も何かの間違い(外的・内的理由問わず)でフッといなくなってもおかしくないというのに。末永く、と言えるほどそれを積み重ねていくつもりは今のところないけれど、少なくともあと10回くらいはその1年の繰り返しを続けていきたいな。
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資格試験を受けに明治学院大学へ。
すげえ校舎。北海道開拓の村とか明治村とか、その手の野外博物館かと思った。
なんだよこの原っぱは。羨ましすぎる。いやムサビにも芝生はあるけどさ。この広さといい感じの傾斜とセンターのデカい木は憧れるものがある。
同日、別校舎で英検の試験があったらしい。年長〜小学生くらいの子どもたちが、親御さんに連れられてはしゃぎながら駆け回っていた。すごいなあ。いろいろな意味で文化レベルの高い空間だった。
明治学院大学出身の著名人を調べたらめちゃくちゃたくさんいて驚いた。THE ALFEEのお三方の母校らしい。あらまあ。
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何気に初めて高輪ゲートウェイ駅で降りた。駅前はいかにも再開発中という感じで、やたら大規模でエロい建設現場が広がっていたが、明学大の方向へ進んでいくと驚くほど古い住宅街も散見された。あと当たり前のように高低差がすごい。相当、坂。
ブルジョワな集合住宅が並ぶ通り、その脇にひっそり抜けた階段を下ると突然昭和めいて色の少ない住宅街に出る。お地蔵様と、小さな墓地と卒塔婆がある。また少し歩くとやけに新しい小学校があって、さらに少し歩くと昔からある感じの幼稚園がある。その横の細道にはぼろぼろの自転車の山。
不思議な街だった。今まさに開発中の所から、2つ3つ区画を飛ばした所にドチャクソ古い民家があったりする。東京にはそういうゾーンがしばしばある。
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中央線が人身事故の影響でストップしていた。私が生まれた日に死ぬ人もいる。当たり前。毎日が誰かの誕生日であり命日でもある。
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帰りにポケモンセンターに寄った。ポケモンやトレーナーのぬいぐるみを手に取るたび、どうしようもない愛おしさがこみ上げて泣きたくなった。というか、本当に涙が滲んでヤバかった。特にイッカネズミの4匹手をつないだぬいぐるみ。あれはヤバい。家族の重みがあった。
なんか今日はそういう、悪くない意味で泣きそうになることが多い日だった。たぶんいい日だ。
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腰痛。
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肉を焼いて酒を飲んでケーキを食べた。けっこう酔ってる。今。
試験終わった勢いでらくがきしまくるつもりだったけど、腹八分目&ほろよいで気持ちいいのでもういいや。おやすみなさい。