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結婚に向いてない話

この歳にもなるといろんな人に結婚はしないのか、と言われることも減ってくるのだが

時々
何がなんでも結婚させようとする人がいる

自分は散々旦那や姑の悪口を言っていたとしても
それでも、やっぱり
結婚とは別腹のようである


そもそも
子供も作れないような
おそらく実現が難しいであろう年齢の私に
素敵な人はなんだか恐れ多いとさえ思ってしまうけれど

私の元に紹介される人というのは

・離婚歴2回
・一回り年上

位は100歩譲るとして
・前科あり
・ヤンデレ
・借金あり
・介護付き

なんてくると

私そこまでして結婚したいわけじゃないし
結婚しなきゃいけないって何?とも思うのだ

私の価値はこんな条件であってもしなきゃいけないのか?と

そのお節介な仲人いわく

相手はあなたを気に入っているけど
あなたにその気がないだけ
あなたはいろんな人を幸せにできるのよ
なのに勿体無い、、、

とのことなのだが

逆に問いたい
私の幸せはどこにあるのか
幸せにしたところで私が幸せじゃなきゃ意味なくないか?

人の幸せなんぞ正直興味もない

そりゃ不幸そうな顔をみるよりは幾分か良いものではあるが

何故幸せにされるのが私ではないのか
と思うくらいには
私は幸せを求めているというのに

誰かを献身的に世話をしたとしても
その相手はそれを当たり前だというし
なんなら
もっと寄越せとぶんどってくる

そしてそれを見ていた第三者が
他にもいい人いるのよ、と紹介する相手は
幸せにしてもらいたい待ちの人を連れてくるのだ

なぜ私はそちらに並べないのだろうか

1人で平気そうな面はしてるが

私1人でやっとで回している生活に不安がないわけじゃない
どうせなら誰かと分け合いたいとは思うけど
どうにも相手は私と分け合いたいというよりは
おんぶに抱っこで家事も金銭面もお願いしたいというような人ばかりなのだ

別に自分が大層な人間で
上げ膳下げ膳でお姫様のような暮らしがしたいわけではない
(うちの母はこんな感じではあるが)

ただ今日はいっぱい働いて疲れたから
美味しいお酒飲みたいな、と晩酌に付き合ってもらったり
美味しくできたごはんを2人で食べて共感し合ったり
旅先でお互いの思い出を振り返るなど
そういうことがしたいだけなのに

ご飯も興味ない、お酒飲まない、
旅?とんでもない
そんなことより
だから僕のお家にきて
家事をして、僕の面倒を見てと言われても
全くときめかないのだ

めちゃくちゃ好きという熱量ももてない相手に
相手はあなたを好きだと言っているという
実にくだらない理由で
私が私のために過ごせる時間もお金も使って
相手に尽くす意味がわからないでいる

そもそもこの歳で好き、って見てくれや若さとか金銭に余裕がある、とかそういった条件がどうしてもちらついてしまうのも
考えすぎてしまう私にとってはよくない

好きになってしまえば変わるかもしれない

ただこの仲人の紹介では
よく働く、献身的な40代で男なら誰でもいい
という口コミだと思うので
(それもまた誤解を招くとは思うのだが、、)
私の思うパートナーとは一生巡り合わないと思うのだ

やんわり断ってはいるものの
またしても同じ轍で
もう介護が目の前みたいなおじさんやコミュ障などをつれてくる

思うにこの仲人、雑なのである
悪い人ではないが雑多な人で
きっとワゴンセールやガラクタ市場で掘り出し物を見つけるのが好きなタイプ

何がどう転ぶかわからないという理由で
合コンに70代のおじいちゃんを連れてきたことがあるらしい
(ここまでくるともはや笑えてくる)

でも多分、人ってそんな風には扱われてしまうと傷つく
合コンという名目で呼ばれたならば
相応の同じ年齢、条件のお膳立てがされていないと傷つく

ただ仲良しが集まる会、というのであればそこまで傷つかなくても
合コンに70代がきたら
私が選べる選択肢ってこんなもんなの?!と絶望に至るのだ

私がなんとはなく傷ついた理由を言葉にするならそんな感じ

私にだってなけなしのプライドはある


なのではっきりとお断りした
私は大切と思うものなら大事にするけど
みんなに対してではないし
あなたが紹介する人に対してそう思えるとは思えないと

しかし雑多な仲人は毎回
ちょっとでも私が寂しそうにしていると
紹介したがるので

きっとこの攻防は続くと思われる

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