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研究会の話
ここ数年、自分の食費が上がっているのは物価高の影響というよりも、Uber eatsの手軽さや、食材宅配サービスのこだわりへの共感が大きい。
ジャンクとオーガニックの両極端を行き来しながら、自浄作用を期待している。
私たちの会社は、やらされる仕事がほぼないため、ノッている時はとにかく衣食住が疎かになる。それでいて「健康管理」や「有機栽培」などへの著しい興味があるため、自分で自分が面倒くさいと思うこともしょっちゅうだ。
背脂豚骨ラーメンを食べながら、鍼治療の予約を入れ、食後にはオーガニックのコーヒーを飲む。
睡眠スコアを測る時計で、夜更かしの時間を確かめる。
安定しないことが安定なのだろうとを思うようにもなってきたが、少しずつでも物事が前進した実感を得たくなることもある。そこで、半年間続けてきた研究会の話をすることにしよう。
ことの始まりは、キャリア相談。
一緒に働く保育士との関わりに悩んでいた塾生の話を聞く中で「あれ?この間もこんな話聞いたな?」
ぽつりぽつりと記憶が甦る。
何度言っても伝わらない、返事はいいけれど内容が残っていないことが多い、最終的には「聞いていない」という…
チームを組む人の心情を脇に置き、その人の行動の原因を考える。
なんと言っても、保育はマルチタスクの最たるものであるし、突発的に起きることの連続だ。
それが得意な人、少なくとも苦ではない、なんとかこなせる人が保育現場に残ることができるとも言える。これはある種の「特技」であり、保育士の多くはそのことを自覚していない。
しかし、キャリアコンサルタントの視点で様々な職種と比較すると疑いようがない事実だ。
「他にも似たように悩んでいる人たち、いると思うよ!」と励まし半分、相談してきた塾生も、同僚も、変化のプロセスが大事だと「研究会」をスタートすることにした。
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保育者にとって、研修は身近なものであっても、研究となると「発表が回ってくるもの」程度の認識であることが多く、ことばの整理から入った。
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20代1名、40〜50代9名。
みんなが必ず発言できるように。
結局、1時間半では終わらない。
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急いで帰宅し、子どもをお風呂に入れてきたのだろうな〜と思える様相の参加者も。
第1回 9/17 自己紹介:研修と研究
宿題:自分自身の生活・保育の中で頻繁に困っていることのアンケート第2回 10/14 宿題をもとに、情報を共有する
第3回 11/18 困りごとへの働きかけで、うまくいったこと・失敗したことの共有
第4回 12/9 第3回の共有事例から、自分自身の思い当たることや、自分ならどうするかを考える
第5回 1/20 第4回を踏まえて、保育の中での基準を考える(キャリア別・役職別)
第6回 2/17 社会人基礎力、そして保育のキャリアの階段を考える
報告会 3/17・3/24 報告レポートをもとに、2グループに分かれて報告会を行う。
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一緒に働く人に向けた「できない」の視点から、そもそも自分の困り感を確認してみた。
報告会1を終えたばかりで、整理できていない状況ではあるが、園やキャリアは違えども「困っている」「必要な手立て」には以下の共通点があった。
現場で困っていること
「指導」「問題点」を、感情で伝える・受け取られる傾向がある
現場経験のみならず、知識や思考力、発信力の差が大きく、課題解決に向かえない
職場内外での上下関係、職業柄「相手の気持ち」を尊重する傾向が強いことがバイヤスになっている
正解がないことへの不安が強い
そもそも話し合う時間・文化・ファシリテートスキルがない
必要な手立て
「感情」で受け取るのではなく、「状況」や「事実」を捉える視点をもつ(人間関係・コミュニケーション・人柄という言葉で処理しない)
課題解決に向かうための「観察力」「情報収集能力」「発信力」「実践力」「振り返り・考察力」を上げる
組織の目的のもと、専門職としての個人の自立を図る
正解でなく「最善策」としての、その時々の答えを出すトレーニングを行う
組織マネジメント及びセルフマネジメントのスキルを備える
このように連ねてみると、今回のように主体的に集まった研究会では、おおよそクリアできていた。
できていた、というよりも重ねていく中で結果的に、できているように思える。つまりは、仕事を「労働」から「自己成長の機会」に置き換え、時間と費用をかければ誰でも「できるようになる」ということは明らかだ。
実際、園内研究に関わらせてもらった園は須く、個人も組織も明らかな成長が見えるし、その後も継続して通っている園では、しっかりとリーダーが育っている。
それぞれの塾生の園の状況、個人のキャリア、学びの段階は様々だ。
成熟した組織の若手もいれば、認可化に伴い正義感と責任感を抱えたリーダー、管理職から現場に戻った保育士もいる。
心痛めながらも、保育士であることのプライドを絶やさないよう、必死に学ぼうとする保育士がいる限り、沖縄の保育は発展していくだろう。
でも「傷」を回復しながら、ひとまわり、ふたまわりと自分の成長を実感しながら心穏やかに保育をできるとすれば、それが最善だ。
ある塾生が言った「学びが積もる」に、全てが詰まっている。
明日も楽しみだ。