オタク、登山デビューする
山、登ろっかな。
遠征もたくさんしていたライブに行けなくなって、半年以上。
職場と家を往復する、たんたんとした毎日。
(こんな状況の中、配信ライブをやってくれる推しや、ライブ構成を変えてやってくれる推し本当にありがとう……!)
そんな中ふと思いついたのが、登山だった。
アニメのゆるキャン△、ホットサンドメーカーでおなじみのリロ氏さん、そして「山と食欲と私」という漫画が好きで、登山やキャンプ(の山ごはん!)にはとてつもなく興味があった。
ただそれは憧れで、ライブがあるからこそ外に出るようになった根っからの引きこもり体質なわたしが、実際にやろうとはまったく思っていなかった。
でももしかして日帰りの低山登山だったらわたしにもできるんじゃない?と思い付いてからの準備や、実際の登山の感想などをまとめました。
初登山のド素人なのでおかしいところがあったらすみません!
登山、めっっっちゃ最高だったよ……!!!
最高!!
どの山登る?
「初心者 登山 おすすめ」などのワードでググり、初登山でわからないことだらけだったので、メジャーな高尾山に決定。
高尾山にはいくつか登山ルートがあり、途中までリフトやケーブルカーを利用することもできる。
登山コース | 高尾山マガジン
道が舗装されていて登りやすい1号路はお店などもあって、かなり登りやすそう。
いやでもどうせ登るなら山道歩きたい、自然に触れたい。
そんなわたしが選択したのは、6号路でした。
自然豊かで楽しそう~!
難易度が高いとはいえ、写真に子供もいるし、運動嫌いの引きこもりでも頑張れば登れそうでは!?
よもや、この選択が大変なことになるとは、このときは思いもしなかったのだ……(※大変でしたが満足しています)
高尾山口駅には温泉があるので、登山あとは温泉に入るぞ♨️
そうと決まればとりあえず!準備
高尾山1号路は動きやすい格好でOK!
ただし6号路は本格的なルートなため、滑らない靴がよいと書いてあった。
思い切って登山靴買っちゃう?いやでも高いな……万超えか……。
悩みながらネットをいろいろさまよった結果、Amazonで見つけた7千円台の靴を購入。
6号路は濡れた道が多く、川の中を登る(!)ところもあったため、この靴を買って本当によかった。
普段のスニーカーじゃべしょべしょになって滑って死んでいた……。
服は、化学繊維のものが乾きやすくてよいというのを見て、ユニクロでそろえた。
ドライEXクルーネックT(半袖)
ウルトラストレッチアクティブジョガーパンツ
突然の雨に備えて上着も購入。
登山中に雨は降らず出番はなかったけど、コンパクトになるのでリュックの中でかさばらずによかった。
下着は普段履いているユニクロのパンツと、エアリズムのブラトップとユニクロだらけ(いつもありがとうユニクロ)
靴下も普段履いているもので大丈夫だった。
これは無印良品だったかな。
無印良品といえば、帽子は無印良品のものを購入した。
防水テープ使い 撥水サファリハット 56.5~59cm・カーキグリーン 通販 | 無印良品
帽子は普段被らないから買うのを悩んだけど、頭が焼けるの嫌だな~と思って購入。
登山を終えて帽子を脱いだら鳥のフンが二カ所付いていたので、違う意味で用意しておいてよかった。
鳥め~~~🐦
リュックも無印良品。いつも使ってるやーつ。
iPad入れたり、遠征の荷物を詰め込んでるやーつ。
肩の負担を軽くする 撥水コットン リュックサック 黒 通販 | 無印良品
ユニクロと無印良品で生きています。
登山前日
前日は仕事で帰宅が23時。
リュックに入れるものを日中にメモしておいて、帰宅してから詰め込んだ。
持ち物
・帽子
・ウィンドブレーカー
・ハンドタオル
めちゃめちゃ汗かくので必要
・昼食
高尾山口駅の隣の売店でおにぎりを購入
・水筒
600mlで足りなかった!山頂に自販機あり
・おやつ(行動食)
途中のエネルギー補給に!
ナッツとドライフルーツのやつ(おいしい)や飴を持って行ったよ
・常備薬
頭痛持ちなので頭痛薬
・ウェットティッシュ
・汗拭きシート
・日焼け止め
焼きたくない人はこまめに塗り直そう(サボって焼けた)
・ポケットティッシュ
・ビニール袋
ゴミを入れたり、脱いだ服を入れたり
・保険証
・モバイルバッテリー
・マスク×2
行きのマスクと温泉あとに付けるマスク
・アルコールジェル
・ライブのツアータオル(温泉用♨️)
・替えの下着
汗でべっちゃべちゃになったので替えの服も持って行けばよかった
・スキンケア
・メイク道具
温泉に入ったあとに人間になるために
23時に帰宅してごはん食べてお風呂入っていろいろ準備してベッドにインしたら完全に遠足前のテンション(:3っ )っ
結局寝たのは3時くらいだった。
登山当日!
7時起床!めちゃ元気!
ごはん食べて出発!
着いたー!!
頂上で食べるおにぎりを調達。
高尾山口駅から少し歩くと、
高尾山!!もうテンション爆上がり。
6号路登るぞ!!
はじめはマスクを付けていたけどすぐにしんどくなったので外す。
人はそれなりにいるけれどときどきすれ違うくらい。
平日だからかな?
登り始めはゆっくり登って体を慣らすみたいだけど、もうテンション上がっちゃって仕方ないわたしはさくさく登ってしまった。
すでに汗だく。
川のせせらぎや、セミ、鳥の鳴き声を聞きながら、登っていく。
ひたすら登る、登る。
暑いけど、空気がひんやりしていて気持ちいい!
沢で一休みもできる!
もうこの時点で楽しくて仕方がないわたし。
憧れの山に一人で登っている。気持ちいい。
汗はすさまじいけれどそれさえも気持ちいい。
ライブみたいだ……(?)
山頂まであと1.3km!
サクサクこれている!
水気持ちいいな~!
さらに登り進めて行くうちにどんどん険しくなる道(これは広い道)
止まらない汗。
濡れた岩場は滑っちゃわないか焦る。
多分このあとだったと思う、わたしが一番しんどかった飛び石。
飛び石
6号路も終わりに近づいたあたりで、川の中を歩くところがあります。と言っても飛び石をつたって歩くので濡れることはありません。川の水量もあまりありません。
なんてサイトには書いてあったけれど。
前日に雨が降って水量が増えていたのか、川に靴突っ込んで登った。
岩から岩に渡っていく感じかと思っていたのに、次に踏めそうな岩はどこか考えながら、足を滑らせないように気をつけて必死に登っていく。
岩が大きくて、手を付かなきゃ登れないところもあった。
後ろから登山慣れしてそうなおじさんがきていて焦る。
先に行ってくださいと言いたいけどそんな道幅がない。
上から降りてきたmont-bell装備の登山女子にギリギリで道を譲る。
ここ、あまりにも必死すぎて写真がない!
そのくらいてんてこ舞いでした。
背中一面が汗でびっしょり……。
気を取り直して栄養補給……おいしい……。
あれ?持ってきた麦茶(600ml)が足りないかも……。
そしてここでヤツの登場である。
出たー!階段!!
階段ひとつひとつが大きくて、大股で登らなきゃいけないのでほんっっっとうにしんどい。しんどい。
まだまだ、階段……。
心臓バクバクいってる。
ここで飲み物が尽きた。
か、階段……。
水はなくなるし汗で背中べしょべしょだし、飛び石に続いて心が折れそうになる。
何度も何度も休みながら、永遠に続きそうな階段をひたすら登って……。
山頂!!!!!
やったー!やったよ!!
もう全身汗だくだよ!!
頂上で優雅に缶ビールキメようと思ってたけどもうそれどころではないよ!!
水!水!!!
自販機でアクエリアス(210円)を調達し、一気に半分くらいまで飲んだ。
めちゃくちゃおいしかった……。
少し落ち着いたので散策。
すごーい!!
雲がなければ富士山が見えるらしい。
それでもじゅうぶんの絶景!
山頂は平日とはいえ人がたくさん。
ていうか記念撮影してる人たち汗かいてなくない?
なんでわたしこんなに汗だく???
ソーシャルディスタンスに気をつけながら、一人すみっこでおにぎりを食べたよ。
推しのアクスタを持ってきていたけど、取り出して撮影する勇気がなかったよ(チキン)
風が気持ちよくて帰りたくないな~。
帰りは同じ6号路か、稲荷山ルートというので帰ろうと思っていたけど、もうそんな体力ねえ。
というわけでルートを変更して、森の中を歩く4号路で下山することに。
あいにく4号路の途中が工事などで一部通行止めになっており、他の道を通ったりしながらまったり下山。
癒やされる……。
4号路の見どころ、つり橋。
少し揺れたけど怖くはなかった。楽しい。
緑に癒やされながら降りていくと、途中から1号路へ合流。
たこ杉(なんか卑猥)
ここにも絶景!
1号路は道が舗装されているから歩きやすいと聞いていたけれど。
ずーっと坂道だから、これはこれで上り下りがツラいかも?
結構足首にきた気がする。
下から登ってくる人たちがスカートだったりワンピースだったり、ブランドバッグの人もいたりして、6号路との客層の違いもおもしろかった。
一号路も自然が楽しめるよ。
そんなこんなで無事下山!
これは事前に仕込んでいたYAMPというアプリ。
1587kcalも消費したの!?
す、すごい……。
さてさて、この大量の汗を流すべく向かったのは、もちろん。
高尾山口駅のすぐそばの温泉!
入館料もお食事処の支払いもSuicaが使えるから、あらかじめ多めにチャージしておくと便利。
タオルやスキンケア用品を忘れても購入できるよ。
脱衣所で服脱ごうとしたらもう全身ぐしょぐしょで、替えの下着の他に服も持ってくればよかったと激しく後悔。
荷物をロッカーにルーズに詰め込んで、いざ浴場へ。
備え付けのシャンプー・コンディショナーはノンシリコンでアルガンオイル配合だった。
全身洗い流したところで、温泉!温泉!
ひとまず目についた乳白色の温泉に。
足下が見えない浴槽にゆっくり足を付けて、肩まで浸かったら……。
はあああああ~~~♡♡♡♡♡
溶けるかと思った。
疲れ切った体が温められて、全身が喜んでる。
めっちゃ気持ちいい……!
登山のあとに温泉に入る鮎美ちゃん(山と食欲と私の主人公)の気持ちがよくわかりました。
露天風呂にも入って温泉を満喫。
これは最高だ。まさに天国……。
疲労と気持ちよさの余韻でほげーっとしながら髪を乾かして人間になり、さらなる癒やしを求めてお食事処へ。
秋の限定メニュー、サーモンといくらの親子重御膳。
ビールは大を頼んじゃった♡
満たされる……ビール最高……。
満腹になったところで帰路についた。
しんどい場面もあったけど、これはハマる。
日帰り登山、最高です。
翌日の体の重い感じが、ライブ遠征2dayを終えた翌日の疲労と似ていて、なんだか嬉しくなったオタクでした。
また登ろ。
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