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人材紹介の営業が未経験で外資ITに入った方法②外資転職の心得と実際の転職スケジュール
こんにちは。キャリアコーチの田治です。
前回の記事では、外資IT業界の説明からLinkedinを使った転職方法の流れを一通り説明しました。
読むチャンスがなかった人は、前回の記事も是非読んでみてください。
今回は、私が外資ITにインサイドセールスのポジションで転職した流れを事細かに説明していきます。
外資転職においての心得
突然ですが、外資転職において、下記のポイントを理解しておく必要があります。
下記のポイントを読んで意図が分からない人は、このまま転職を始めてしまうと注意が必要!
転職活動は、期間を決めて短期間で終わらせる
求人応募は同じタイミング
面接官の立場によって、面接で見ているポイントが違う
採用側が求めていることを理解する
面接で聞かれることを事前に想定し、準備する
転職活動のタイムラインと準備すること
転職のための準備
自己分析と転職の軸を決める
業界研究と志望業界を決める
英語の履歴書作り
Linkedinで志望業界の求人調べ(このやり方は、前回の記事を参考に!)
求人に応募
面接準備
※上記以外にも転職のために必要な準備はありますが、ここでは割愛
実際の転職スケジュール
当時の私は、Linkedinのみを利用し、無事転職する事が出来ました。
9/13 英語の職務履歴書の作成開始・LinkedinでOpen to new opportunities(転職活動中を採用担当に知らせる)に設定
9/16 Linkedinで外資SaaS会社などからSDRのポジションでスカウトが届き始める
9/16 英語職務履歴書完成
9/18 カジュアル面接1次(大手外資SaaS会社 SDRのポジション)
9/24 2次面接(大手外資SaaS会社)
9/25 カジュアル面接1次(入社した会社 SDRのポジション)
9/27 2次&最終面接同日開催(大手外資SaaS会社)
10/3 2次面接 Hiring Manager (入社した会社)
10/8 お見送りの連絡(大手外資SaaS会社)
10/10 最終面接(入社した会社)
1014 Verbal Offerを貰う(口頭でのオファー)
10/21 オファーレター(内定)の受領とサイン
外資系ではよくあるが、本社に採用枠を貰うための予算の申請許可に時間がかかり、実際の内定書が出るまで時間が掛かってしまった。
基本的にVerbal Offerから3日以内でオファーが出ることが多い。内定書を受け取ってから、72時間以内に受諾か断りの決断を下す必要がある。
実際のスケジュールを見れば分かるが、転職活動開始から1ヶ月ほどで内定まで貰う事が出来た。
その当時の私は、そこまで転職にアクティブに取り組むつもりもなく、2社のスカウトに返事したことから始まり、早々と転職が決まってしまった為、
他社を比較するといったことは出来なかった。
自分が転職をする上で考えた戦略
客観的に見た自分
まず転職において一番重要である自己分析をしました。自分は、25歳でアメリカから帰国し、社会人経歴も浅く、人材紹介の営業としても中途半端な成績でした。
社会人一年と3ヶ月のタイミングで就職活動をし始めたので、実績も何もないのが客観的に見たその時の私でした。
では、まず何が競争相手である他の求職者と違うか考えました。
下記の三つが思い浮かびました
①留学経験があり、英語が喋れる
②当時はお金を早く稼ぎたいと考えており、とてもハングリー精神があった
③新しい環境に適応する能力が高く、すぐ業務を覚えられる
そこで私が考えたのは上記の3点、英語が喋れるポジションに応募し、ポテンシャルがあることを訴え、熱意で内定を勝ち取るといったような作戦でした。
これだけで外資系に転職出来るとは信じられない人が多いと思いますが、やり方次第で外資系への転職は可能です。下記の5点が私が実践した方法です。
その当時の転職の軸
年収を上げる
成長業界で働き、長期的にキャリアアップをしていく
営業として汎用性のある経験を身に付ける
1. まずはニッチな成長業界にいく
転職において、専門性が求められる成長業界にいくのが一番手っ取り早い年収を上げる方法です。
特にIT業界において、毎年多くの外資系の会社が日本市場に参入してきており、専門的な経験を持った求職者は常に不足しております。
ITのような成長業界では、常に会社同士で激しい求職者の取り合い競争に勝つ必要があり、業界の水準もしくは水準以上の年収を提示しない限り、求職者を採用することは難しいです。
要するに、外資ITは、需要はあるにもかかわらず、供給である求職者の数が少なく、常に人材を欲している業界です。
ですので、未経験者でもやり方を間違えなければ、外資ITに転職する事が出来ます。
2. 英語を使えることを武器にする
私は、5年間アメリカに留学をしていた為、転職では英語を武器にしようと思っておりました。
一番最初に受けた大手SaaSの会社では、外国人の上司がシンガポールにいるとのことで、実際に最終面接では英語でプレゼンテーションをするようにお願いをされていたこともあり、英語力を活かし、最終面接まで辿り着く事が出来ました。
3. 商材についての熱意でアピール
私は採用側の立場になって考えた時に、未経験に求めることは、商材への熱意だと考えた。
なので、商材への理解を深めるために、お客様事例などを読み、実際に自分の人生での体験を含めストーリーとして語ることで、商材理解と商材への熱意でアピールすることにした。
普通に考えれば分かるが、もし営業として入社すれば、私が商品の良さをお客様に熱意を持ち説明し、購入を促進するために口説く必要があり、商材への熱意を採用側が求めるのは当たり前のこと。
4. インサイドセールスに関しての、知識を深める
インサイドセールス自体新しいポジションで、エキスパートはいない。
なので、求職者がインサイドセールスの知識があることがあまりない中で、情報収集をし、実際の業務内容の深い理解が出来ていることをアピールし、業務に慣れるまでの時間が早いと感じさせるように試みた。
未経験に求めていることは、早く業務を学び、早く結果が出てくれればと会社は望んでいると考えたため、このようなアプローチをとることにした。
5. 自分のキャリアプランを明確で、具体的に話せるようにする
採用業務を担当している人は、出来る限り会社で長く活躍している人を探し面接業務を行っている。
その中で、キャリアプランが具体的でなく、自信を持って明確に話せない人を採用したいと思うだろうか?
キャリアプランに正解はないが、応募している会社で出来ることを話せなきゃ、採用側も入社後に活躍しているイメージがしづらい。
面接過程での日系との違い
まずESやwebテストなどはなく、気軽に面接に臨む事ができる。
また面接期間がとても短く、長い会社でも2ヶ月以内には全プロセスが終わる事が多いです。
大きな違いとして、採用担当者が求職者に入社をするために、給与交渉から面接時間の短縮、引越し代の支払いなどあらゆる方法を使って入社がしやすいように進めてくれます。
転職の結果
2社中1社から内定
Linkedinのスカウト経由で始まった転職活動も蓋を開けてみれば、2社受けて1社からオファーを無事に貰う事が出来た。
初めての転職としては、希望通りうまくいく事が出来た。
基本給が大幅アップ
前職の外資系人材紹介では、基本給がとても低かった。
転職する年は、ボーナスで大分稼げていたため、それを交渉材料にし、年収が500万から630万までに上げることが出来た。
基本給は、360万円程から500万円程と大幅アップすることにも成功
実際の業務では英語は使わない
しかしながら、一つのギャップで言うと、実際に入社した後に、シアトルに一週間研修に行ったり、トレーニング期間中は英語を使ったが、それ以外の社内のコミュニケーションは日本語で、英語を使うことはほとんどなかったです。
なので、英語が苦手な方でも、受けるポジションによっては、英語を使うことはほとんどないので、心配しないでください。
転職活動前に知りたかった事
面接で受けている職種の給与の相場の理解
どの業界でも、ポジションによって給与水準が決まっている。
私が今回受けたSDRのポジションは、経験に応じてだが、500-1000万が業界の給与目安になります。
しかしながら、知り合いやLinkedinネットワーク上で他の会社で未経験で700万でオファーをもらうケースもあり、ポジションの給与水準を初めに知っていれば、もう少し上手く交渉できたのではないかと感じた。
他の会社も同時に受ける必要性
外資転職は、スピード感がとても早く、転職活動を同時に始めていかないと、面接のステージが違うことで内定を諦める選択を迫られることが出てきてしまう。なので、同じタイミングで求人に応募をしていく必要がある。
リファラルを使った転職活動
これまで外資人材紹介で働いていた中で、600人程の求職者と話をし、人材業界の友達も様々な外資系に採用担当して転職していきました。
なので、直接応募をするのではなく、知り合い経由で進めれば、もう少し有利に選考を進められる事が出来た。
もっと具体的に聞きたい人は連絡ください
ここでは、割愛している情報もあるので、もう少し具体的に話を聞きたい人は、気軽に連絡してください。また外資IT、オンラインサービスの業界マップや転職までロードマップなども作成済みですので、こちらも希望に応じて共有出来ます。
初めての転職から2年程経ちましたので、あれから実際にどういった企業と面接したであったり、インサイドセールスからのキャリアチェンジの方法などもお話出来ます。
また転職ありきではなく、長期的なキャリアプランの設計に関しても、相談受け付けてます。
無料キャリア相談
本気で外資系に転職したい方は、引き続きキャリア相談受付中です。
情報収集のお手伝いもしております!
下記から問い合わせ
Twitter もしくは、こちらのメールアドレスからご連絡出来ます。
お話出来るの楽しみにしています!
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下記の質問がある人は、気軽に連絡ください!簡単な業界マップなど資料まとめました
— なおたか@外資転職のためのキャリアコーチ (@NaotakaTaji) May 26, 2022
①そもそも外資系ってどんなサービスをしている会社がある?
②ITの知識がないけど、IT業界って入れる?
③外資系行きたいけど、まず何をすればいいのかわからない
④英語喋れないけど、外資系入れる?