英語力を武器に外資で年収300万上げられる理由
こんにちは。キャリアコーチの田治です。
前回の記事では、外資系で英語が必要な理由について説明しましたが、今回は外資転職をする上で英語力があるとどんなメリットがあるか話していきます。
前回の記事のリンクはこちらから↓
転職活動においての英語力のメリット
説明をしなくても大体想像がつきますが、外資転職において、英語力があるととても有利に転職活動を進められます。
しかしながら、以前の記事で説明しましたが、大手外資とスタートアップでも求められる英語力は変わってきます。
一般的にはスタートアップの外資のが英語力を求められる傾向があり、応募先の企業次第で英語力を活かせるかどうか決まってきます。
スタートアップの採用担当は、外国人が多い
スタートアップの外資は、圧倒的に採用担当が外国人である確率が高いです。
またその中でも、2パターンあります。
①日本支社所属で少し日本語が喋れる外国人
②オーストラリアもしくはシンガポール所属で日本の慣習などの理解があまりない外国人
①の場合は、日本に住んでおり、日本語も少し話せることが多く、日本の転職市場での理解も深いので、英語力に自信がない方でもコミュニケーションが比較的に取りやすいと思います。
②の場合は、一方で、シンガポールの採用と並行して日本の採用を担当しているだけということもあり、日本の転職市場の理解も浅く、転職状況などを細かく説明出来るだけの英語力が求められます。
同じ外国人でも面接の際に求められる英語力は、少し変わってきます。
しかしながら、英語力に自信がある方は、①と②のケースでもス転職活動を有利に進められます。
なぜなら、上記の通り一次面接が採用担当である外国人なため、英語でコミュニケーションを取る必要があるため、英語が全く喋れない求職者と差をつけることが出来るからです。
『自己紹介+転職理由+経験に関しての質疑応答』=必要な英語力
ただ上記を英語でやる自信がない方でも、英語での予め回答を用意し、下準備することである程度の受け答えが出来るかと思います。
応募出来るポジションの幅が広がる
外資転職において、英語力のメリット2つ目は、応募出来るポジションの幅が広がることです。
英語力をとても重視されるようなポジションは、上司が外国人になるケースが多いです。
そういった場合には、関連業務経験よりいかにスムーズにコミュニケーションを取れるかどうかが焦点になります。
もちろん採用側も、関連業務の経験があり、英語力がある求職者を求めまていますが、現実的に英語力と関連経験両方を持った求職者は市場にあまりいません。
そうなった時に、関連経験の有無より、転用出来るスキルを持っていて、スムーズにコミュニケーションを取れる人材を優先する傾向があります。
ですので、外資転職において、英語力があるとキャリアの幅を広げる事ができます。
英語力=高給
一般的に外資系というと高給なイメージがあるでしょう。
それは事実なんですが、外資系でも英語力が必要となるポジションと英語力が必要とされないポジションでは給与水準が違います。
採用側の心理を考えてみれば分かりますが、英語力が必要なポジションで関連経験がある候補者を探すのはとても大変です。
ポジションによっては、採用が全くうまくいかなくて、一年以上空いたままなんてよくある話です。
上記の文では、あえて候補者と書きましたが、こういう難しいポジションでは、特に転職を考えてない候補者に対してヘッドハンターから連絡し、面接に行くように説得するといった事がよくあります。
この背景を考えると、英語の必要なポジションの採用の難しさが理解出来るでしょう。
そういう背景もあり、英語が必要となるポジションは、必要のないポジションに比べて、給与水準が高い傾向にあります。
高給の背景
バイリンガル人材が、外資系(特にIT)で高給な理由は、人材不足から来てます。
以前人材紹介で働いていた時に、バイリンガルの外資ITの転職を支援していたのですが、どこの会社もバイリンガルの候補者がいないことを嘆いており、採用がうまくいかない事が普通になっていました。
そういったこともあり、外資系の人材紹介は、紹介費としてオファー額の30-40%を採用側から頂いております。
要するに、そこまでのコストをかけてもいいぐらいバイリンガル採用の難しさを表しています。
TOEICのスコアは不要
ここまで読んでくれた方は、外資転職において、英語の勉強のメリットを感じている方が多いと思います。
ただ気をつけなきゃいけないのは、間違った方向で勉強してしまわないこと。
私も浪人時代に色んな参考書を買って勉強していました。
ただ色んな参考書をやっても、いい結果が出るとは限らないですよね。
同じ目標を取り組む中でも、方向性とやり方を間違ってしまうと痛い目に遭ってしまいます。
その典型的な例が、『外資系転職するのに、TOEIC何点取ればいいですか?』
このような質問よく聞かれますが、英語はあくまでコミュニケーションツールであり、外資系で求められる英語力がTOEICのスコアーで測れるかどうかは微妙です。
もちろん、TOEICハイスコアーの保持者は、書類通過率は上がるでしょう。
しかしながら、英語力を武器として転職活動をしていくなら、卓上の勉強ではなく、実践的な英語を話せる必要があります。
ここで考えてほしいこと!
「外資転職にTOEIC800点は必要なのか」
「TOEICは、取らなくて大丈夫?」
上記のような疑問を感じる人がいるでしょう。
そのように感じる人に考えて欲しいのは、TOEIC800点の人が英語でコミュニケーションを取れるかどうか。
TOEICの勉強過程で英語が上達して、喋れるようになると思いますが、TOEICはスピーキングの項目もなく、800点取ったからといって英語をしゃべるといった実践型の英語力を身に付けるのはとても難しい。
なので英語力を求められるような求人において、TOEICのスコアーより、実際にどれだけコミュニケーションツールとして英語を活かせるかどうかが重要になってきます。
そのためには、オンライン英会話などより、実践的な英語スキルを磨ける勉強法をするのがおすすめです。
最後に
外資転職において、英語力はとても重要です。
今後のキャリアを形成する上で、武器になるでしょう。
私自身、英語力を武器にこれまでキャリア形成をしてきましたので、再現性はあると思います。
しかしながら、英語が苦手な人は無理して英語を勉強しなくても、実は外資系に入れることも可能です。
結局応募するポジションが、英語が必要でなければ、外資系に転職することは可能です。
そのためには、どのポジションが英語力が必要なのか情報収集をしていく必要があります。
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