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命名「旅レンズ。」LUMIX S18-40mm F4.5-6.3 #PR
こんにちは、Akiraxeです。LUMIXから新たに登場したSシリーズの18-40mm F4.5-6.3 小型ズームレンズ(L-mount)。今回このレンズとLUMIX DC-S9を借りる機会をいただけたので、作例とともに自分のインプレッションを共有できればと思います!(機材提供:パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社)
なおYouTubeでも動画を公開しています。動画で視聴したい方はぜひご覧下さい!
❖ フルサイズ用で世界最小・最軽量ズームレンズ
※ AF対応フルサイズミラーレス用交換レンズのズームレンズにおいて。2024年10月9日現在。パナソニック調べ。
まずはなんといってもこのサイズ感。箱を開けた瞬間「ちっさ!」と叫んでしまいました。印象としては、ちょっと厚めのパンケーキレンズ、それでいて焦点距離が18mmという超ワイドから40mmの標準域までをカバーしているので、お散歩や旅行にはとりあえず付けておきたいレンズに。
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特に小型フルサイズのLUMIX S9の場合、キットズームレンズはこれまでLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6でしたが、今回のS 18-40mm F4.5-6.3を装着してみるとこんな感じに。
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まさにLUMIX S9のために生まれてきたレンズかも?ホテルの片隅、車の助手席にパっと置いてもどうです?この絵になる一体感。
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![](https://assets.st-note.com/img/1729822760-WmhgTc7l4D8URSsxvYy35qwG.jpg?width=1200)
という事で楽しくなってしまい、ここ最近は旅行や地方取材の合間、散歩中に、とにかくこのレンズで撮りまくっていました。カメラはアウトプットも重要ですが、そもそも そのカメラを「持っていきたい」と思うかどうか、まずはそこですよね。
❖ リアルタイムLUTでお気軽スナップ
自分がLUMIX S9を持ち出す大きな理由は「気軽さ」です。フルサイズでこの大きさ、そして今回のS 18-40mmと組み合わせてサっと肩にかけてお出かけする。この「気軽さ」をアシストするもう一つの大きな要素が「リアルタイムLUT」です。
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そもそも写真が魅力的に見える要素はみなさんにとってどんなものでしょう?被写体や構図はもちろん、たとえばレンズによるボケ味だったり光の入り方だったり。その他いろいろあると思いますが、最後は「色」に来ると思っています。もちろんRAW現像でじっくり色を作って仕上げる方も多いと思いますが、撮って出しで好みの色がある程度仕上がっていたら、もうこれでいいかも?ってなりますよね。
さらにLUMIX S9のMY PHOTO STYLEを使うと、LUTと組み合わせて様々なパラメーターを調整する事で、自分だけのフォトスタイルを作ることが出来ます。なおMY PHOTO STYLEを利用した自作フォトスタイルの作り方は以前自分がポストした「Rusted Neo」の作り方をご参考ください。色のみならず粒状感なども追加する事で、よりフィルムライクな撮って出し撮影ができます!
そしてその色、その雰囲気で即座にJPEGにて撮影、LUMIX Labというアプリ経由でスマホに転送し、その場でSNSにポストできたりする。
ClaireBlue for FLATの可能性を探す旅シリーズ。 pic.twitter.com/BwIbkxrfZS
— Akiraxe(A.Teruyama) (@akiraxe) October 12, 2024
これは一言で言えば「楽しい!」なんてシンプルな叫び。
❖ S9のハイブリッドズームで18-125mmに拡張?
この一見パンケーキのようなズームレンズ、ワイド側は18mmとかなり広角なので、S9のジンバル並みの滑らかな動きが可能な手ブレ補正「強」を使った場合、そこそこクロップされるも自撮りにも十分な広さが確保できる。これはもう確信犯的にS9をVlogカメラにするためのレンズだと思います。
そして18mmから21mmまでの最短撮影距離は15cmなのでかなり寄れます。楽しくて広角で寄っては背景ボカすダイナミックな写真ばかり撮ってしまいがち。
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一方、テレ側は40mmと若干頼りない焦点距離に感じる場合もあるかもしれません。それを大きくカバーしてくれるのがLUMIX S9に搭載されたハイブリッドズーム。自分はこの機能をQメニューに登録し即座にON/OFFを切り替えられるようにしました。
ハイブリッドズーム機能がONの場合、テレ側は125mmまで拡張され、スナップ時など、とっさに寄りたい時にレンズを回せば思いの外寄れます。
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また通常のクロップズームと違うところはレンズのズームリングと完全に連動し無段階で18mmから125mmまでズーム出来る部分です。これは実際操作してみないとなかなか伝わらない部分ですが、18-40mmがまるで18-125mmのズームレンズになるので結構感動します。
一方でハイブリッドズームはクロップズームを利用しているので、最望遠125mmの解像度はフルHD(1920×1080)になります。ただ個人的には、このカメラとレンズの組み合わせであれば、旅行や日常スナップに持って行ってSNSに投稿する、という事を考えれば、そこまで高画素でなくとも問題ないと思っています。むしろ後処理を省いた、撮って出しの楽しさや即時性を損なわないギミックの効いた機能です。さらに動画であれば録画中でも18mmから125mmまでシームレスにズームリング操作できるので(3.8K以上は18から60mm)、Vlogカメラ的にもハイブリッドズームとの組み合わせはオススメです!
❖ S9に付けて旅に出たくなる、- 旅レンズ。
インプレッションもほどほどに、旅先で撮ってきたS 18-40mm F4.5-6.3の作例をいくつか紹介します。(写真はクリックで拡大します。)
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(LUMIX S9の手ぶれ補正の優秀さが際立つ長秒撮影)
![](https://assets.st-note.com/img/1730411091-35uJ2iUqmoRyLlgIWGKn86fp.jpg?width=1200)
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(屋台の2階部分がぐるぐる回るすごいお祭り→ 京都 額田のダシ行事)
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(黒さ際立つ"静岡おでん")
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❖ レンズのディテール
最後に、LUMIX S9にシンデレラフィットするS 18-40mmをもう少し細かく見てみます。フィルター径は62mmで、上から見た時、S 20-60mmより若干スリム、そして印字もマットなグレーになり上品な印象に。
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一方、軽量ゆえにレンズマウント部は金属感はなく全体的に樹脂(銀メッキ塗装)のような雰囲気もあり。普段見える部分ではないので自分は特に気にしないタイプ。レンズ自体がかなり軽量なので耐久性も問題ないと思われ。
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個人的に少し残念だった部分は、S18-40mmは沈胴式レンズ(ズームリングを回すと前に伸びるタイプ)で、実際に撮影する時は、かならずレンズを伸ばす事になるところ。18mmの最広角であっても、レンズを畳んだ状態では撮影できません。
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(つまり撮影中は必ず繰り出している感じに)
レンズを繰り出してはじめて撮影可能状態になるため、今すぐ撮りたい場面で、1テンポ遅れる場面はありました。
畳んだ時のS9との感じはとてもスマートに見える一方で、撮影時は常にレンズが繰り出しているので少し印象が変わります。とはいえ撮っている時はおおよそ液晶画面を見ているので、レンズが飛び出ていても実際はまったく気になりませんでした。車で置き換えれば、エクステリアに拘っても、結局は運転している時の自分からあまり見えない部分だったりするので、そんな感覚です。
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いかがだったでしょうか?自分は、LUMIX S9にS 18-40mm F4.5-6.3を取り付け、服を着替えて肩からかけてみると、どこかに出かけたくなる衝動にかられました。普段からカメラを持って出るには自分の日常を邪魔しないサイズって重要なんです。そして見た目も撮影体験も。撮影後にカメラを置く所作だけでも、すこし特別な時間に感じる。自分はこのレンズを「旅レンズ」と命名し、しばし好きな場所で、好きな色で、思うがままにシャッターを切りに行きたいと思います。
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ぜひこの撮影体験をみなさんも味わってみてください!今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。