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呉市の一棟貸しのコテージ ガイナルーフを通気層に施工

写真は呉市の小さな島の、一棟貸し、のコテージです。

かなり不便な場所にあるのですが、週末を過ごすために借りる人、広島でのバカンスを長期間過ごす人の基地として、とても人気のあるコテージです。

この建物の屋根の構造は、野地板(天井)となる合板の上にガイナルーフを張り、その上に垂木を設置してもう一回野地板としての合板を設置して、アスファルトルーフィング、屋根材で仕上げてます。
屋根通気の屋内側にガイナルーフを設置しているのです。それに加えて、壁の通気層と屋根の通気層層を繋げて、屋根壁一体通気層にしています。

天井にもガイナ塗装です。

この建物は断熱材は使っていません。

海側全面掃き出し窓ですし、手を伸ばせば手が届きそうな天井高のコテージですが、これだけでちゃんとエアコンは効くのです。
ちゃんと快適に過ごせます。

写真は、お客様が帰られて、オーナーさんが掃除をしている時に撮影したものです。

だから、室内は散らかって見えますが、実際にはとてもセンスのいい空間になっています。

エアコンも付けずに客室の隣にあるベンダーコーナーを兼ねた玄関で立ち話をしていたのですが、全然熱気も感じませんでした。

通気層とガイナの組み合わせ、って凄いんですよ。

ガイナは空気の熱を継続しては受け取らないので、通気層内にガイナを塗るか、ガイナルーフを貼るかで、通気層内部を流れる温風の影響をほとんど受けません。

断熱材と、この工法の組み合わせで、夏にエアコンをほとんど必要としない家も実現できます。