残念ながら、常識がない
最近マジメに熱い事ばかり言っているから、勘違いされることが多いが俺は決してちゃんとした大人ではない。昔から付き合いのある人間なら
「何をいまさら・・・」と同意してくれると思うが、最近お仕事をしている人たちと話をしていると自分がまるできちんとした大人になったような錯覚をするが、決してそんなことはない。そう痛感する出来事があった
つい先日父が亡くなって、そこに対するきちんとした思いはnoteにしたためた。これは本当に真面目に書いたのでぜひ読んでほしい。
当然葬儀が行われて、とても暖かい、ありがたい葬儀だったのだがちょっとした事が何個か起こり、「なるほど。自分は常識はないのかもしれない」という認識に至った。母と4つ下の弟に注意を受けながら巻き起こった出来事と俺の気付きにつきあってほしい
ちなみに葬儀に向かう前にメンバーから「サイン会じゃないからね」「物販じゃないからね」と釘を刺されてきたけど、勿論ジョークだと思って笑い飛ばしてました。
気付きその① そんなに皆握手はしない
挨拶をするとき皆はどのようにしている?「久しぶり!」「今日はありがとう!」「お世話になっています」と同時に握手しない?
普通はしないんだってね!俺めちゃくちゃする!ビックリ!
弟「日本人は普通はあんまりしないんだよ」
丁寧にゆっくり教えられました!でもこれは葬儀が始まる前に親戚の人と会った際に教えてもらったのでセーフです。葬儀に友人が来てくれて思わずその二人には握手しちゃったけどセーフです。
気付きその② お経にはのらない
ありがたいお経をあげてくれる和尚さま。喪主の母と弟に挟まれながら手を合わせ、在りし日の父との思い出を思い浮かべていたりしていた。すると隣の母から軽く肩をつつかれて何か耳打ちされた。でもきちんとは聞き取れず何を言われたかはわからないまま、そのまま葬儀は進んでいった。
終わった後、母にあれ何を伝えていたの?と確認すると
母「めっちゃのってるからやめて、って言ったの」
なんと俺は右足でリズムを刻んで頭を揺らしていたとの事。噓でしょ。さすがに恥ずかしい。いわば最前列で喪主の隣でビートを刻んでいたとの事。拝みながらのる。ちょっとした儀式の様。この年でちゃんと母に怒られていた。
ちなみにこれをメンバーに話したら最初はめっちゃ笑っていたけど、
「いや?これのるかも・・・?確かにお経は気になる」って言ってたのでミュージシャンあるあるかもしれない。
気付きその③ 手は振らない
和尚様をお見送りする際、弟と二人でエレベーターまでついていった。普段からお世話になっているし、今回もとても想いのこめて父を送ってくれたので本当に感謝で一杯だった。
その想いを込めて深く深くお辞儀をした
「本当にありがとうございます!」
そして顔をあげるとちょうどエレベーターが閉まるところだった。頷いてくれる和尚様。それに対して思わず
手を振ってしまった。一瞬びっくりした様子だったが、締まる間際和尚様もこちらにむかって
付き合ってくれた。ありがたい。
しかしさすがにまずかったなと思って横をみると
弟まだお辞儀してる!!すげえ!とりあえず気付かれないように俺もお辞儀しておこう。
俺が和尚様にバイバイしていたことにうまく気付かれなかったが、ちょっといたたまれない気持ちになったので部屋に戻りながら弟にとりあえず聞いてみた
「さっきエレベーター締まる時に思わず手を振っちゃったんだけど、和尚様も振り返してくれたからセーフだよね?」
「全然アウト」
ちゃんと怒られた
まとめ
うちが大らかで親戚もニコニコしてくれていたりはっきりと突っ込んだりするような人たちばかりだから許されているようなものだが(本当に許されているかどうかはわからぬ)、帰ってきてから友達のミュージシャンやメンバーに確認したら結構①、②はなくもないという感想を貰った。
だが③はない、と言われた。③は俺の性格がとにかく明るいからだという結論に達した。こんな大人になるはずではなかった。
そんな俺が頑張っているバンドのツアーがある。ぜひ遊びに来てほしい
詳しくはこのYOUTUBEから!概要欄見てね!
真ん中の人が和尚様に手を振る人です!!