【ポコチャ】セクシー釣りアイコンと反語

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セクシー配信を匂わすアイコンのライバーが何故強いのか。
それは、王道の配信内容をしており、実力があるので強いといということを、反語で表したに過ぎないだけの話しだからです。

もちろん、デタラメな内容の配信をしていたり、規約違反ギリギリを責めているという配信スタイルもあり、そういった部分が批判対象になるのは、その通りだとは思います。

しかし、今回は、そのような配信枠の話しではありませんし、違反かどうか、違反ギリギリだから許せない許せるの話しでもありません。

何故に、そんなにも王道且つ舵取りの上手い配信をしている割合が多いのかという点を述べたい訳です。

物事は何でもそうだと思いますが、何かが流行る前に始めた人は、能力の高い低いに限らず、やはり新しいモノに出会うセンスってありますよね。

そういうセンスをもっている人は、物事を達観して見る人が割合多いかと思います。

しかし、流行になった後には、上述とは相対的に、物事を達観してみれる人の割合が少なくなってしまいます。達観してみれる人の総数は増えても、達観してみれない人の総数はさらに増えていくので、流行る前と比べると、達観して見れる人の割合が下がってしまうということです。

そうなると、良い人と良い人が出会う為のコストが高くなってしまいます。

そこで、通常のシグナルで繋がるのではなく、セカンドシグナルを発信して、繋がりやすくなるということをするかと思います。

ここで言うセカンドシグナルは、反語のことです。

セクシー配信を匂わすアイコンにして、一見しょーもない配信スタイルなんじゃないかと思わせることが、実は「私は真剣に配信をしています」の反語になって機能しているということです。

反語が理解できる人は、正解に辿り着くし、反語が理解できない人は、不快な思いをして損をするだけなのです。

例えば、ファッションの場合は、反語が新しい流行です。新しい流行は反語として生まれますよね。みんながピチピチのローライズ黒スキニーを履いたら、もうそこには反語性はなく、新たな反語が必要になる。その結果、ひとまずはハイライズのゴリゴリに太いパンツが流通する等。

閑話休題。
無論、初心者ライバーでセクシー配信を匂わすアイコンのライバーさんは、しっかりした配信はしていないことが多いです。

表面上だけ真似て『こうすればうまく行くんだろう』と思ってやったに過ぎない感じです。妙にくねくねしているし、やることはやらないで、なんじゃこりゃという配信をしているだけのことが多いです。

しかし、Ｂ帯以上の、セクシー配信を匂わすアイコンの配信枠は、秩序がある確率が高い。ライバーさんも性的な売り方をしている人は少ないです。
確かに露出は多めであることが多いですが、まったく性的な感情を抱かせようという内容ではありません。む！し！ろ！表向きは露骨なエロを出していないけど女性性で配信しているというようなライバーさんとはくらべものにならないほど、女性性を出さないで配信をしているのです。

ゴリゴリの王道配信で、エール集めや、何かのオリジナル企画をして、コンスタントに声掛けをして数字を追っかけている。
もう中身は、昭和か平成の泥臭いオフィスそのものです。ホワイトボードか方眼紙に営業データを書き込んで、周知徹底。上司と部下で小まめにホウレン草が行われている。
実際にはホワイトボードも方眼紙も使ってはいませんが、雰囲気は間違いなくそれです。
ラジオ体操か、牛若丸三郎太の「勇気のしるし」が、BGMとしてお似合いの雰囲気です。

もう、その勢いでロックフェラーセンタービル買収しちゃってください。

ジョン・ロックフェラー - Wikipedia

過不足のないコミュニケーションをし、余計なコメントは上手く対応し、良いコメントには良い対応をする。たったこれだけのことを出来ないライバーさんが多い中、セクシー配信を匂わすアイコンのライバーさんは、しっかりと出来る確率が高い訳です。(概ねB帯以上の話し。)

ライバーさんは、リスナーさんの立場に踏み込まず、リスナーさんはライバーさんの立場に踏み込まず。お互いにリスペクトしているから、不要な摩擦も起こらず、その治安のよさが、諸々の部分で功を奏している。

手っ取り早く治安の良い配信枠を探すなら、もはや、そういったアイコンでＢ帯以上の配信枠を探せばいいだけという状況になっています。

もちろん、誰もが私KANAMEのいうような王道配信が好きという訳でもないとは思います。あくまでも『変なオジリスナーがいないしライバーが謎コメントにいつまでも意識を奪われ続けているようなことのない治安の良い枠を探すなら手っ取り早い』と言っている訳であって、だれもが好きになれる配信スタイルかといえば、そんな話しではありません。

さて、ここまで反語が強烈に決まっているということは、それだけ反語が理解できないユーザーが溢れたということです。

マクロでは、まだまだこれからのポコチャであっても、ミクロでは既に一周はしているということです。

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※当該記事は私が2023年5月7日に発表したものを、note用に一部加筆修正したものです。

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