【ポコチャ】個性と競争

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前回の投稿の続きになります。

さて、機能的な価値が高いのに「個性」で伸ばせないどころか「個性」で損をしてしまっているライバーさんが多いです。
昨日の投稿では、勝ち上がるライバーさんを解説しましたが、今回は、損をしてしまっているライバーさんで解説してみます。

①機能(歌上手、会話上手)
②立ち位置(ポコチャ内でのライバーとしての)
③共感(価値観の近さ)
④フェチ具合(顔や声。美人かどうかだけではない)

歌唱力がすごいライバーさん。
このライバーさんのことを美人だと思う人もそれなりにいます。
十分な人数がそう思っています。
初心者ライバーで、歌が上手い！美人！として注目されるものの「③共感(価値観の近さ)」を一瞬で絶望的なものにしました。

・個性的なやりとり
・個性的な服装

個性的なやりとりとは、
細かく配信時間を告知するわりに実際に始まる時間はルーズだったり。大きな目標を掲げるわりに一夜にして無かったことにしたり。
こうなると、しっかり者のリスナーさんとの相性も悪くなるし、のびのびと生きているルーズな価値観をもっているリスナーさんとの相性すらも悪くなります。

個性的な服装とは、
サブカルだから悪い等の話しではありません。トータルでみたときに、集めたリスナーに対してどの服装が受けるかという話しです。
自分が集めたリスナーさんが自身の服に抵抗がないのであれば、何も問題なし。しかし、そうでない場合は、個性的な服装というのは大損でしかなくなります。

セクシーさで売っているライバーなのに首元ビッロビロで醤油の跡がギットギトついている毛玉ブッチブチでそれ雑巾にしたの？というぐらい埃がガッピガピに付着した寝巻で配信していたら、マッチする確率が低くなります。
ただ、決してその服装自体を否定していないのはわかりますか？
あくまでもマッチする確率が大きく下がるから損だという話しです。

このことから、せっかくの初心者で美人で歌唱力ＭＡＸなのにも関わらず「③共感(価値観の近さ)」で崩壊させにいっています。

このようになってくると「②ポコチャ内でのライバーとしての立ち位置」で、さらなる大損をしています。
美人だし歌唱力ＭＡＸなのに、価値観が合うリスナーが皆無という可哀想なライバーさん。
そう、可哀想な立ち位置になるのです。
可哀想な立ち位置にされてしまうと、もうその配信枠の景気は基本的にすこぶる悪くなります。
もちろん例外はありますが、今回の事例ではそうです。

その結果、頑張っても頑張ってもD3～C1で終了です。

どのタイミングで歌いだすか、どのタイミングでキラコメを使うかなどの細かいことばかりに気が向いていたライバーさん、どこを改善すれば良かったのか、もう皆さまならわかると思います。

性格を直さないといけないという話しではないです。
そんなのは難しいですし、そんな必要もないです。

時間のルーズさを直すのが難しいならば告知もカツカツにしない。
自分の集めるリスナーさんが抵抗のない服装にする。
マニアックな曲をやりたいけどそれを我慢してポピュラーソングを歌っているから、服装のミスマッチが起きる。
服装をそのままにしておきたいなら、ポピュラーソングを無理に歌わずに自分の好きな歌をやる。

最初から自分のやりたいようにやればよかったものを、
売れるためにはということで一部だけ自分を曲げた結果、
リスナーさんとのミスマッチが多くなり終わった。
という話しでもあります。
自分を解放しているライバーさんが強いのは、それが理由です。

歌とルックスさえあれば勝てると思っているのであれば、競争で負けるという話しです。価値観の共有と、ライバーとしての立ち位置、これも足りていないと勝てないです。もしこのライバーさんが自分を解放して成功していたら、①～④がどう当てはめられるのか。

『サブカル系でガチでやってる初心者ライバー熱い』こんなレアなライバーと巡り合えてラッキーと思ったリスナーさんたちが『メインカルチャーでＳ帯を張っている配信枠にサブカルで勝ちたい』と思ってくれることで、価値観の共有と、ライバーとしての立ち位置も確立。

※特定のライバーさんについてのエピソードではありません。あるあるです。

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※当該記事は私が2023年2月20日に発表したものを、note用に一部加筆修正したものです。