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【ポコチャ】事実や事象を見ているか

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ポコチャで月収50万円以上を稼ぐのであれば、月間100時間以上、定時配信など、基本的には必要だよねと思う条件はいくつもあるかと思います。

そのような事柄を実践しているライバーさんに対して、リスナーさんは、客観的な妥当性を感じられるので、応援をする意欲は削がれないでしょう。

もう少し細かな話しではどうでしょう。アイテムの額で大貢献しているようなリスナーさんが、視聴時間を稼ぐ為に潜っていることを怖いと思うライバーさんについて、客観的な妥当性を感じるリスナーさんは果たしてどれぐらいいるでしょうか。

確かに、配信枠が過疎で雰囲気が初見さんに振り回されてしまうとか、そういった話しであれば、出て来てコメントして雰囲気づくりに貢献もしてほしいと期待することは一理あるとは思います。しかし、理由が『怖い』だったら、どうでしょう。そこに客観的な妥当性はあるのでしょうか。

もちろん、ライバーさんが20代女性で、そのリスナーさんが50代男性だったらと考えれば、場合によっては、”主観的な妥当性”はありますよね。しかし、客観的な妥当性が存在するのかは疑念が残ります。

この疑念をよくみると、見えてきました。客観的な妥当性が存在する状況と、そうではない状況があることを。当該配信枠が、『みんなで仲良くお話ししたい』を、本質的にではなく形式的に実践したいという方向性が共有されている場合は、客観的な妥当性があるということがリスナーさんから判断されるとは思います。

一方で、そのような方向性が示されておらず『私は出来るだけ上のランク帯を維持できればいい、月収50万円を得つつ、目立つトラブルもなければそれでいいのよ』という方針があるのみだと伝えていたら、そこには『アイテムの額で大貢献しているようなリスナーさんが、視聴時間を稼ぐ為に潜っていることを怖いと思う』ということに、客観的な妥当性があるとは言えません。

もちろん、"主観的な妥当性"を探そうと思えば、いくらでも探せるとは思います。以前にトップギフターさんにモラハラされたようなタイプのライバーさんなんだろうな、黙られているということが何かその後に説教されることの伏線になっていて怖いのかもしれないとか。いくらでも思いつきます。

しかし、そもそも主観的な妥当性なんてものを考える前に、客観的な妥当性でジャッジすることが世の常です。そして、相手がいる以上、主観的な事柄を妥当性の領域に持ち込んでくる態度自体が、ライバーとしてナンセンスではあります。

さて、平均よりも長時間配信をせずに、しかも快適な空間を維持しつつ、ポコチャで月収50万円越えを稼ぐようなライバーさんは、客観的な妥当性をもっています。

客観的な妥当性がなければ、ポコチャで月収50万円を超えられないかといえば、そんなことはありません。マジシャンが右手でインチキをする為に、視聴者の意識を左手に意識させるようなことをやっていれば、客観的な妥当性がなくても、違うものに意識を向けさせることで、何とかなることも多いです。その場合、ポコチャでは、人より多くの体力を使うことになるケースになりますが。

ここで確認しておきたいことがあります。客観的な妥当性は、何も、規範を忠実に実行している人がその判断を得られるのではありません。

ポコチャでは、リスナーさんが入れたコメントを出来るだけ漏らさずに読む文化があります。かなりの徹底ぶりです。しかし、コメントの7割をスルーし、アイテムの7割をスルーしても、ポコチャで月収50万円を優に超える成果を出し続けているライバーさんもいます。極めて稀ですが。

そのライバーさんんは客観的な妥当性が存在します。『実力があれば、そんなことはやらないほうがいい場合もある』を実践しています。

このようなライバーさんのことを、客観的な妥当性がなく、マジシャンに過ぎないと言うリスナーさんもいます。しかし、私はその認識は大間違いだとわかります。

そういったリスナーさんに限って、客観的な妥当性に辿り着く能力がありません。初心者ライバーの配信枠に通っては、まったくのデタラメを教えているようなリスナーだからです。このことが、コメントスルーしがちな成功しているライバーさんに、客観的な妥当性が備わっていることの裏付けでもあります。

ライバーさんに客観的な妥当性が備わっていると、とても良い配信枠になります。良い配信枠になるというのは、さらなる意味もあります。ライバーさんの人生にとっても、リスナーさんの人生にとってもプラスになります。

その配信枠を楽しんだリスナーさんにとってプラスだという話しだけではありません。その配信枠を楽しめなかったリスナーさんにとってもプラスなのです。客観的な妥当性に辿り着かないリスナーさんは、客観的な妥当性に辿り着かないライバーさんのもとに辿り着けます。そこで人生修行に励むことができるからです。

客観的な妥当性に辿り着かない人は、事実を見ない。自分が感じたことがそのまま体現される。それはポジションによるもので、全く同じということは他人には存在しないことになり、相手と連携することを困難にさせます。それをやっているのは、赤ちゃんか、見世物になる人です。赤ちゃんのような柔軟さと熱があれば、力を発揮します。

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※当該記事は私が2023年5月26日に発表したものを、note用に一部加筆修正したものです。


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