やっとうや?
こんにちは、井上です。
ちょっと、ふと今日思うことがあり、このシュートという漫画を思い出しました。昔はこの「トシ、サッカー好きか?」のシーンはちょっとしたギャグぐらいに捉えてたんですが、今となっては色々考えさせられなと。
なんでかっていうと、やっぱり最後のところって、その対象に対する本気とか自分の真剣度によって決まると思うし、僕の場合自分でこうやってフリーで英語の先生やってるんで、ネットマーケティングをやらなきゃいけないんですが、どうも苦手感が抜けないのは、才能ないのでもなく、単に投入時間が少ない、つまり怠惰なだけだったということに、改めて気づかされたからです。
ちなみに、僕は高校時代は少林寺とかやってたんで、別にサッカーは大して好きではなく、ただ当時の流行として代表とかの試合見るぐらいだったんですが、大学入ったくらいからだんだんと好きになり、今は週一ぐらいでボール蹴って、あとは毎日運動の一環として、ドリブルとかリフティングしてます。
ただ、やっぱり下手の横好きで、それに関して昔は「自分は大人になってからフットサル始めたから才能ないのか」とか、「子供の頃腎臓病で一年ぐらい入院してたから運動神経ないのかな」とか色々思ってたんですが、今になって思うのは、単にやってなかった。それだけだということです。
静岡学園の元監督の書いた本をよく読むんですが、そこに「100万回さわれ」と書いてあって、「じゃあ」と思って、リフティングやボールタッチしてみたら、前よりずっとうまくなったし、昨日またその本を読み返してたら、「ドリブルとボールタッチで年収の最初の1時間くらいは使う」って書いてあって、「もともとサッカー部で上手い奴が、さらに静岡学園に入っても、毎日1時間とか練習するのに、大人になってからフットサル始めた奴がちょっとやってうまくなるかよ」と思って、自分のボンクラさをはじたんですが、でも、そういうことなんだと思うんですよね。
要するに「やってるか」ということだし、結局苦手なことってやってないんですよ。僕の先輩で、早稲田の英文で初めて博士号とった優秀な先輩がいるんですが、その人は大学院の時に僕も習ってた大井先生という人に「寝食を忘れて勉強しないとダメだ」みないこと言われて、それで頑張ったらしいですが、でも自分だって好きなこととか、得意なことってそれくらいやってますよね。僕だって語学の勉強してて楽しいと思うし、そりゃ他のことより優先的にやってるし。
でも、苦手なことになると、ついついそこの部分が抜け落ちてしまって、ちょっとやったぐらいで「あ、才能ないんだ」「無理なんだ」と思ってしまうわけですが、でも、その前によく考えてみろと自分に言いたい。「本当にやってるか、きちんと時間を投入してるか?」と。
もちろん、質は重要なわけですよね。今年に入ってから、魔裟斗の動画をよくみてるんですが、彼はいろんなところでオーバーワークはダメだと言っています。だから、やりすぎるのは確かに悪だと思うんですよね
でも、質が高い練習をするためには、苦手なこと、今までこんなことやんなくていいだろと思って後回しにしてきた部分をきちんとやらないといけないし、結局そこに量を注ぎ込まないといけないと。そこが重要だし、特に苦手なことであればあるほど、大体の人はオーバーワークになるほどやってないと思うんですよね。
個人的には、投入時間と投入先を考えると、質が上がると思うんですが、苦手なことであればあるほどそもそも論の投入時間が少ない。そして、苦手意識があるから、投入時間そのものは多くても、一番やるべき苦手な分野をやらないままだったりする。なぜそうなるかというと、苦手意識があるから、ちょっとやって結果が出ないと、「ああ、もうダメだ」と思って勝手に諦めちゃうから。得意なことであればあるほど、多分失敗してもうまくいくでしょという根拠のない自信があるから、自然と投入時間が多くなってうまくいくと。
だから、そういう意味でやっぱり投入時間は重要だと思うし、だからこそできる人が何をしてるのかを最初に知る、つまり真実を知ることが重要だと思うんですが、でもそれは大変なわけです。なぜなら、できない人の周りにできる人はいないので、できる人と知りあうためには、お金も時間も投資しないといけないから。
そういう時こそ、冒頭の「トシ、サッカー好きか?」が役に立つのかなと。曲がりなりにもやってるなら、一応好きなんだと思うし、もしそうなら一度でいいから本物を知った方がいい。なぜなら、正しい基準を知れることで、正しい努力の方向性がわかるし、同時に自分がそこで進むべきか、引くべきかもわかるから。
実は、単なる投入時間の差かもしれないし、埋められない才能の差が存在するのかもしれない。どちらにしろ、真実を知った上で判断した方がいいし、そこでどちらにしろ次の選択肢が見えてくると思うので。
ちなみに、冒頭の「サッカー好きか?」のずっと後で、主人公がゴール決めて「怖いくらいにサッカーが好きです」と脳裏で答えるんですが、僕はそんなに別にサッカー、というかフットサル好きじゃないけど、でも、「100万回触れ」という言葉を知り、自分でもとりあえず50万回までは触ってみたのは、人生において一二を争うよきことだったなと思います。
「あ、こんなにやってるんだ」ということと、同時に「やったら一定のレベルまでは上達するんだ」というのは、いろんな意味で生きる糧になりました。語学に関しても、そんなふうにできないかなと思ってます。
とにかく必死豆炭打ち込んで、その中で見えてくるものを大切にする。そんなのもありかなと。長くなったので、この辺で。
では!
井上大輔
追伸
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高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr