【海外ドラマはいい フランス語編】

今日はネットフリックスの人気(?)フランス語
ドラマのエージェント物語のセリフについて話して
行きます。


なお、海外ドラマで外国語を学習したい人はこちら


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話をフランス語に戻すと、

僕はそんな詳しくないんですが、フランス語の
映画とかドラマって登場人物がガンギレしてる
イメージがありますが、

このドラマもそんな感じですね。

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というわけで、まずはこのセリフ。

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virerはクビにするですね。

「お前が会社を辞めるんじゃなくて、
私がお前をクビにするんだ」ということ
ですが、

こういう「toi<ー>moi」、「partir<ー>virer」
のように、対立を含んだ概念同士を組み合わせて
言いたいことを伝えるのは、

英語とかフランス語だとよく見るけど、
日本人は使うの苦手な気がします。


次はこのse démerder。

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文字通りにはmerdeの中から、
自分(se)を脱出させる(de)ということですが、

なんかフランス語ドラマのある種のパターンな気がします。

だいたい

1:日本人の感覚からすると、言わんでいい/やらんでいいことをする
2:ピンチになる

3:ガンギレしたり、黄昏たりした後、さらに「マジか?!」と思うことを言う/やる
4:なんか知らんけど、それがある程度効果を発揮し、解決したっぽい雰囲気になる

というのを繰り返してる気がします。
日本人からすると、1をしなければ、
全てうまくいくんじゃないかという
気がしますが…


そうした言わなくていいことの具体例がこれ。

やるはずだった役をやらないこと
にした女優にエージェントの一人がかける言葉。

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ちなみに、このçaは面白くて、後ろのles caprices
を受けています。

よく、一般論で受けるときは人称代名詞じゃなくて、
çaを使うみたいなことがフランス語のちょっと難しめ
の参考書に出ていますが、

その具体例ですね。辞書にも出てるかも。

あと、capriceは気まぐれ。ちなみに、ウェブスター
によると、もともとイタリア語で、「ハリネズミ頭」
と言うことらしいですね。

では!


追伸

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高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr