文法書はダラダラめくる
こんにちは、井上です。教えていて思うのですが、上達に必要なのは、頑張るよりはどっちかというと、あんまり気合を入れず、「ダラダラやる」ことなんじゃないかなと思います。わからないことをあまり気にせず、受け入れるといった方がいいのかもしれませんけれど。
このあたりは、いわゆる「成功体験」てきなものとも絡んでいるのかもしれません。どっちかというと、苦手意識が強い人ほど、「こんどこそは」と思ってすごい頑張り、そして一つでもわからないところが出てくると、「やっぱりダメだ」と思って爆死する傾向が強い気がします。別に単なる霊感ですが。
逆に、成功体験がある人は、「そのうちわかるだろう」と鷹揚に構え、そして実際に、継続する中で、次第と理解が追いついてきて、最終的にできるようになる気がします。ある意味、成功体験がないから不安でせっかちで、成功体験があると前と同じくうまくいくだろうと構えられるのかもしれません。
文法に限らずそうだと思いますが、今できてる人が、学習中に全ての事柄をその場で理解してたなんて基本ないですし、実際はやりながらとか、なんなら教えているうちに理解するとか、そういうのもいっぱいあるんですよね。でも、そこが見えないから、勝手に非現実な想定して、落ち込む人もおおいなと。
文法に関しては、特にこの傾向が強い気がするので、苦手な人ほど「ただ、ページをペラペラめくるだけ」にしたほうがいいんじゃないでしょうか。データが足りないと理解できないし、データは理解可能なインプットに触れているうちにたまるので、焦らない方がいいと思います。諦めたらそこで終わりなので。
では!
井上大輔
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高度な外国語力を身につけたい人、テストで結果を出したい人に向けて役立つ情報をつぶやき中。TOEIC980点。早稲田英文→早稲田仏文修士→上智外国語学部修士→上智大学博士課程在学中。英語・仏語・西語・伊語の参考書&翻訳書も出版。著書一覧→http://amzn.to/jzUDtr