1年生のわたしへ
こんにちは。102回副委員長を務めております、はせゆです🦊普段は斜に構えがちなひねくれ者なので、こういう文章を書くのは苦手です。でも最後のスタブロくらい、頑張って素直に、自分のことを書いてみようと思います。拙文ですがお付き合いください。
二年前、外語祭どころか外大に来たこともないまま入学し、なんとなくで第100回外語祭実行委員会に入会、広報局に入った一年生の私。ところで広報局の一年生は、本祭期間中にスタブロを更新するという役目があります。当時の私は何と書いたのでしょうか。(恥ずかしいのでどうか調べないでください)
タイトル、「背負う!!!!!!!!!」まさかのエクスクラメーションマークが9個。1年のペーペーなくせにものすごい勢いです。いくつか引用してみます。
『この本祭より前は、自分自身の仕事に対するモチベーションがかなり低くなってしまっていました。理由は色々ありますが、一言で言えば「思ってたのと違った」』
随分と正直ですが、確かに一年生の私は、夏休みにショービジを満喫して〆切を踏み倒したり、同期にデザインを丸投げしたりとかなり迷惑な後輩でした。『外語祭がこんなにもたくさんの人に愛されている祭りなのだと思い知ることばかり』そう、無知な私は、広報局員としてICでたくさんのお客さんと話し、皆さんの外語祭への期待や熱意に驚きっぱなしでした。
『周りの実行委員の皆さんが身を粉にして働くその姿にあてられ、自分ももっとこうすれば良かった、あの時もっと全力でやれば良かった、と悔しくてたまらなくなります』
あてられ、なんて自分でも言っている通り、本祭マジックにこれでもかというくらい綺麗にかかりました。あの時の、楽しさも幸福も疲れも悔しさもごちゃ混ぜになった、体中が火照るような感覚は今も鮮明に覚えています。
その熱のまま新歓係になった二年目。初めてできた他局の友達に、お疲れ様会ではじめて「副委員長なんてやってみようかしら」といったのを覚えています。ちょっと変わっててなぜかみんなオタクの愛すべき広報同期たち、穏やかでしごできな後輩たち、シャイな愛され局長と一緒に働いた101回は、今でも思い出すとにやけるくらい良い思い出で詰まっています。とはいえ、たった一人の三年局長を、二年で編集長の重荷を背負った同期を、もっと助けることができたんじゃないかという後悔は重く残りました。
一年前の悔しさを果たすことが出来なかった私は、広報局長になることも真剣に考えました。それでも、一度抱いた副委員長へのあこがれは消えず、親しい人たちの後押しもあって、立候補してみることにしました。こんなことを言っていいのかはわかりませんが、正直全く自信がありませんでした。もう一人の候補且つ私の友達が、私なんかよりずっと頑張っていたのを知っていたから。でもやれるだけやろうとスピーチをして、発表の前日は呑気に前事務局長と前副委員長と深夜までスプラをして、ふたを開けたら、副委員長になっていました。
何よりも驚いたし、嬉しさは不安に一瞬でかき消されました。私が今までの副委員長たちのようにうまくできるのか、この委員長、会計と対等に渡り合えるのか、ずっと怖かった。案の定、本祭を迎える前の今すでに、うまくいかなかったことの方が多いです。シフト一つ取ったって、見通しが甘すぎて自分の宣言したスケジュールもこなせない、作ってみたら齟齬ばっかり。文字にすると余計目も当てられない悲惨さです。102回本部員の皆様にはたくさんたくさん、ご迷惑おかけしてしまいました。
だから一年生の私へ。本祭終えて、楽しい分悔しくて、次こそは本気でやり切るって思ってたよね。ごめん!三年目でも後悔ばっかりです!まだ終わってないけど悔しくてたまらない!やり切った!頑張った!なんて全然言えない!
でも大丈夫、あなたはすでに大事なことに気づいています。2年後の副委員長をはっとさせるくらいに大事なことです。外実に大切なのは、自分がやり切れたかなんかじゃない。みんなで頑張れたかです。あなたは二年前、こう書きました。『人は、自分が頑張ってるその時、気がつかないところで誰かの頑張りに支えられているものなんじゃないでしょうか そんな頑張りの連鎖が外語祭を作ったと思うと尚更愛おしくなるし、自分もその「頑張り」の輪に入れるように、この1年の経験を背負わなくてはと、気合いが入ります』その通りだよ。自分ひとりじゃ頑張り切れなかったけど、その頑張りの輪には入れたよ。すごい仲間たちと本祭作ってるよ。特に三役のふたり。会計のお姉さんは、優しくて、気配り上手で、ぶれない芯があって、三役一のしっかり者だけどたまにおちゃめでかわいいんだよ。委員長のこういちは、大抵おもんないけど人を引き付ける魅力があって、懐が広くて、情に厚くて、かっこいい。尊敬できる二人に連れられて、なんとかやれてるよ。歴代一仲のいい三役って誇りたいくらいに、二人のことが大好き。だからしんどいこともたくさんあったけど、すごく幸せだよ。
なんて、もし二年前の自分に声をかけるすべがあるなら自慢したいです。
本部員197人、一人ひとりの頑張りが連なってここまできた、そう思うと途端に、102回外語祭が絶対成功する気がしてきます。そしてそんな愛おしい外語祭、終わってほしくない!始まったら一瞬で終わってしまうなんてこと、12月に副委員長になってから今までがどんなにあっという間かを考えればすぐにわかります。だからもはや始まってほしくない、そんな焦りと悲しさと期待で胸が張り裂けそうです。
ただもうひとつ分かることは、この102ndの頑張りの連鎖は、101st、100th、そのもっと前と続く先輩たちの頑張りと確かにつながっていて、これから103rd、4thと終わることなく続いていくことです。今の2年生、1年生の皆さんを見れば確信できます。
たくさんの頑張りと愛にあふれた外語祭のほんの一部にでもなれたこと、その幸せをかみしめて、5日間、全力で駆け抜けます。楽しみだ!!!!!!!!!
はせゆ(副委員長 3年)