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本祭5日目を終えて
注:明後日に締め切りが迫っているレポートにしたいくらい長いです。
それでもまだ思いが書ききれていないくらいですが、
また来年以降の機会に回します。
ぜひお時間あるときにどうぞ。
―「いつか」できたらいいな。
そんな願いは心もとなくて、ある日突然叶えたくても叶えることができなくなってしまう。
ここ数年のパンデミックや度重なる災害などを通じて、今まで以上に、多くの方が実感していることではないでしょうか。
一方で、「今」それをやろうとするには、とてつもなく大きなエネルギーと勇気が必要です。
「いつか」を「今」に変えるのはとても難しい。
そんな中、第102回外語祭が、「『いつか』行けたらを、『今』」を実現させるものとして、大成功を収めることができたのは、外語祭に関わってくださった全ての方、全ての力のおかげです。何の重役も背負っていない一外実本部員からで大変申し訳ございませんが、まずここで皆様にお礼を言わせてください。本当にありがとうございました。
申し遅れましたが、
私は外実に入ってから今日まであらゆる人にご迷惑をおかけし、
本祭ラストのスタブロを書かせていただくには畏れ多い広報局1年です。
(外実だけに限らず語科の人にも頭があがりません本当にごめんなさい)
しかし、任されたからには、私に残された力全てを注ぎ、
とめどなく膨らみ続ける思い(伸縮可能なたふくじらのように…!)を
このスタブロに表したいと思います。
外実のスタブロには、「外語祭マジック」という言葉が度々登場します。
外語祭に関わった人、特に外実として外語祭の運営に関わった人たちが、
一年の約99%、365日中360日を占める準備期間を経て、
一年のどの日より濃い5日間の本祭を終え、
外語祭の魅力をこれでもかというくらい味わうことによって
かかってしまう魔法のことです。(私も無事この魔法にかけられました。)
この魔法は、「なんとなく外実って楽しそうだな~」という思いを、
「よし、次の外語祭にはもっともっと関わって最高の外語祭を創ってみせる!!」という思いに変えます。
文化祭って学生の自己満足で終わるものなんじゃないかと思う人もいるかもしれません。
でも外語祭マジックはただ自分たちで盛り上がるだけでかかってしまうような簡単な魔法ではありません。
自分たちが作り上げた外語祭を楽しんでくださる来場者の方々や学生のみなさんの笑顔、この外語祭を通して生まれた楽しい気持ち、嬉しい気持ちが府中キャンパス中に溢れかえっていることが、私たちに魔法をかけるのです。
「本祭4日目を終えて」の内容と少し被るのですが、
広報局はインフォメーションセンターを担当しているので、一人ひとりのお客様と向き合う機会が他局の本部員に比べて多かったと思います。
それ以外にも、ゴミステーションや本部企画などでたくさんの来場者の方と言葉を交わすことができました。
外語祭の魅力がお客様に伝わり、
外語祭に来てくださったみなさまの「いつか行けたらを、今」を叶えることができていると実感でき、本当に本当に幸せな時間でした。
同時に、もっともっとたくさんの人に外語祭を通じて楽しい気持ちになってもらいたいという思いが増えていきました。
このように、来場者の方々のおかげで、我々は
「『いつか』こんな外語祭を創りたい」という思いを、
「『今』、作ってみせる」という気持ちにさせてもらっています。
そしてまた、この思いを胸に、新たな外語祭を創ることができています。
コロナ禍のように、来場者の方々との交流がない状況では、どれだけ私たちが頑張ったとしても、外語祭マジックが生まれることはありません。
ですから、外語祭がこのようにたくさんの人やたくさんの国の文化に触れることのできる場として成立するのは、当たり前のことではないと思います。
この奇跡に、心から感謝します。
それからやっぱり、三役のみなさん、そして広報局の私としましては広報の先輩方をはじめとする二・三年生の皆さんのことを書かないわけにはいきません。(本当は一緒に頑張ってきた同級生のことも書きたい気持ちは山々ですが、今回はさすがにこれ以上伸ばせないので次のスタブロに書きます。)
今年度は一年生の本部員が大変多く、人員が増えたとはいえ、右も左も分からない本部員がたくさんいることは先輩方にとって負担も大きかったのではないでしょうか。
それでも、先輩方は私たちをいつでもたくましい背中で導いてくださり、ミスをしても適切な判断と処理で優しく支えてくださり、何より外実として働くことの面白さを教えてくださいました。
本当に感謝しても感謝しきれません。ありがとうございました。
私はそんな先輩方に「頑張ってるね」と褒めてもらえるのが嬉しくて、もっともっと認めてもらいたくて、自分にできることをがむしゃらにやってみました。何も分からないまま突っ走っていたし、いろいろやっているようで実質全然役に立てていなかった(むしろ迷惑をかけていた)ので、後ろめたさのような気持ちもあってずっともやもやしていました。
しかし、本日外語祭終了後の、本部員での集まりで、委員長が私たちに向けてこう言ってくださいました。
「でしゃばりすぎなんて思わなくていい。もっともっと積極的に動いてくれたら嬉しい」
これを聞いて、私は1年生として自分にできることを頑張れてよかったと、心が一気に本日外語祭5日目の空のように晴れました。
そして、来年度以降の頑張り方がはっきりと見えました。
今日この日を迎えるまで、「いつか先輩たちみたいにかっこいい本部員になりたいな」「いつかもっと先頭に立って外語祭を創っていきたいな」などとぼんやり考えていましたが、
今日この日を終えて、私の思いは変わりました。
いつか、ではなく、
「今」から、先輩たちのような本部員になります。
「今」から、外実を頑張れるように勉強など他のことももっと頑張ります。
そして
「今」から、今年度の外語祭の素晴らしさを引き継ぎつつ、もっともっと多くの人に楽しんでいただけるような素晴らしい外語祭を創っていきます。
おそらく史上最長級かつ内容も極めて抽象的でまとまりのないスタブロとなってしまいましたが、この文章から一本部員の感謝と感動を少しでも感じ取っていただければ幸いです。
それでは最後に、
第102回外語祭が、
皆様の「いつか行けたらを、今」を叶えるだけでなく、
「『いつか叶えたい』と思う願いを『今から叶えに行く』原動力」
となりますように。
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外語祭実行員会は、第103回外語祭に向けて、
「今」からまた新たな道を走り出します。
くぬ(広報局1年)