お休みプンプン

こんにちは、渉外局1年の中国語専攻のバウアーです。
成績が終わってて早くも留年の危機です(泣)

ずっと何を書こうか悩んでこんなに遅くなってしまったので、無難に自分が最近読んだ漫画「お休みプンプン」について書こうと思います。
 本作の主人公は、まるで鳥の落書きのような風貌をした少年のプンプン。彼の小学生時代から中学、高校、フリーターとして社会に出たその後まで、ひとりの人生を描いています。さまざまな困難にさらされるプンプンは、ある時は強烈なトラウマを抱え、またあるときは成長しながら、日々を過ごして行くというものです。しかし、『おやすみプンプン』はただ翻弄される主人公を眺めるだけの漫画ではありません。プンプンを取り巻く環境は決して特別ではなく、普遍的なもの。普遍的だからこそ、自分に重なるところもあり読了した後に何とも言えない満足感と寂寥感が押し寄せて来ました。
 また、この作品を語る上で欠かすことの出来ない人物がいます。それが”田中愛子”という女の子です。端的に言えば儚さと危うさが絶妙に合わさった魔性のメンヘラです。幼少期に彼女に一目惚れしたプンプンは彼女と疎遠になった後も忘れることができずに人生の要所で彼女を思い出しては悶々とした日々を過ごします。その強烈な存在感と言動で主人公の人生を狂わせ、最後には救いとなったヒロイン田中愛子に皆さんも魅了されてしまうと思います。
 いかがだったでしょうか?思春期に読んだら恋愛観がひん曲がること間違いなしと請け合いの「お休みプンプン」興味を持った人は是非読んでみて下さい。

バウアー(渉外1年)

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