ピアノ4K映像制作への道のり 準備編
今回から、外苑ピアノサロンでの映像制作のあれこれを、機材の準備、テスト撮影から作品の完成まで、数回に渡ってお届けする予定です。
本格的なピアノ演奏の撮影に興味がある方、当サロンでの映像制作をご検討中の方の参考になれば幸いです。(2023年9月末より4K映像撮影サービス開始)
※長文です。
動画制作開始のきっかけ
オーナーの私自身、新しいピアノ曲をスタートする時などに、映像を見て曲を覚える事が多々ありまして、オープン当初から、当サロンで如何に本格的な映像作品を作れるか模索していました。
4K高画質の映像も、数年前までは普通のPCでは処理能力が追いつかず、本気のクリエイターでしか編集すらできなかったものですが、近年ではノートPCとフリーソフトで、知識があればほぼ誰でも制作できる時代になっています。
SNSなどが苦手なタイプの外苑ピアノサロンですが、動画必須の時代の波には抗えず、せめて出来る限りクリエイティブでクール(ジャパン?)な作品を目指して制作していこう!
という流れとなっております。
機材の選定
ピアノの動画撮影ですが、鍵盤を真上から撮影する俯瞰カメラや、真横や斜めからのアングルカメラ、アーティストの背後を移動するカメラ、ペダルをアップした一瞬のショット用のカメラ、ピアノの奥からアーティストがチラッとだけ映るカメラ、ピアノの上を縦横無尽に飛び回るドローンカメラ(笑)、などなど全部やるとなると、キリが無いほどカメラの数が必要となります。😂
スペースや予算などの関係もありますので、先ずは幾つかのカメラアングルに絞ってシンプルな作品を制作してみようと思います。
私自身、俯瞰カメラの映像を見て曲を覚える事が多々ありますので(←あまり楽譜読みたくない) 、俯瞰カメラはやってみたいと。そして俯瞰だけでは面白くないので横からのカッコいいアングルも交えて。
と、最初は2台のカメラでの撮影で制作する事にしました📸
カメラは既に持っていたSony a6400と、散々悩んで購入したSonyのZV-1Ⅱを使用します。
疑問に思われていた方も多いと思われます、鍵盤真上のカメラ、一体どうやって設置しているの??という事なのですが、私もこの企画を進めていくまでは、どのようにカメラを固定しているのか全くわかりませんでした。
色々と調べていると、天井に直接金具をつけて設置していたり、大きなラックを組んで固定したりと、皆様様々な方法で撮影されているようでした。
当サロンの仕様上、常に固定しておく事も、大がかりなラックを組むこともできないのでどうしたものかと思っていましたところ、今まで見た事のないような巨大な撮影ライト用のスタンドを使って撮影している方の記事を発見し、この方法が良いのでは?と、導入を決意。
撮影にはそれなりに照明も必要、という事で同時にスタンド式の照明も2台導入しました。
そして肝心の音声録音には、192khz32bitのレコーダーとNeumannのKM184ペア(時折Rode NT55ペアも)を使用し、音単体のレコーディング宛らの音質を目指します。
テスト撮影
いよいよ予定していた機材が出揃い、作品作りに向けてのテストを開始しました。テストですので、本業ピアニストの皆様を招集できるはずもなく、自身の演奏で行う事になります。(全然自信無い)
カメラ本体の性能や画角などのチェックがメインですので(言い訳)、失敗も気にせずどんどん撮り進めていく事に。
テストにしては良いのでは!?と映像を確認しながら進めておりましたら、新しく導入したカメラの方のバッテリーが終了し、この日は予備を用意していなかった為に満足な演奏ができぬまま終了となりました。(演奏者の問題なのでは!?)
編集作業
翌日、別スタジオにて前日に撮り集めた素材の編集作業に入りました。この際の使用機材は、Macbook air M2、ソフトはDavinci Resolveという、専門性は高めですがフリーのソフトウェアを使用します。
そもそもMacbook airで4K制作できるのか?というのが疑問だったのですが、恐れながら素材を徐々に載せていって再生してもほぼ問題なし!(ギリギリ感はありますが)
色々なエフェクトなどを載せる際に怪しい動きは見られましたが、石橋叩いて渡れば渡り切れると確認しました。
※編集スタジオには別の高スペックPCもあります。
音は専門のソフトウェア(Ableton Live11)を使用し、空間や響きなども詳細に調整しています。
作業中の写真を撮っていなかった為、文章のみの章となってしまっておりますが、次回の本番編の際には手順も公開します🫡
続く
都心の24時間演奏可能なプライベートレンタルピアノルーム
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東京都新宿区大京町26-51
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