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Flux.1 顔LoRAの作成手法
Flux.1ではほぼ本人な顔Loraを作成できますが、納得のいく仕上がりに作ることができないでいる人も多いでしょう。
本記事では、顔LoRAを作成する方法を、実際に作成する手順を見せながら、丁寧に解説します。
学習にはFlux.Gymを使用します。ローカルで生成する人にはかなりおすすめできるWebUIです。一応、キャプションの編集については、他の環境を使用している方にも参考になる内容を盛り込り込んでいます。
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1. 素材集め
学習用素材では以下のポイントを押さえると、より良い結果が得られます。
素材の枚数 : 十枚前後で充分です。一枚一枚がかなり学習結果に影響するので、多めに保存して編集する時に気に入った写真を残すのがおすすめです。
解像度の目安:512×512pxの解像度で十分な結果を得られるため、高解像度画像を探す必要はありません。ですが、画質は生成結果に反映されやすいので出来るだけ綺麗なものを使うのが安パイです。
画像の多様性:多様なシチュエーションを生成したい場合、表情や角度にばらつきのある画像を選ぶことが重要です。また、好きな表情の写真は2、3枚入れたほうが良いでしょう。ただし、学習データの偏りが生成結果に影響するため、バランスを考慮してください。
体形や体格の学習:顔だけでなく体形や体格も学習させたい場合、全身が映った画像を少なくとも1枚含めると精度が向上します。
今回私は、フリー素材サイトのぱくたそに所属する河村友歌さんを学習させようと思います。タイムスリップ女子高生という企画から20枚ほど画像を保存しました。
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