キャンセル希望のカスクオーナーにキャンセル料を求める一方、一部のカスクオーナーには、キャンセル料なしで全額返金していました【ガイアフロー静岡蒸溜所】
私たちは、ガイアフロー静岡蒸溜所が提供するカスクオーナー制度(プライベートカスク/樽買い)である「静岡プライベートカスク2021(2020年7月20日受付開始)」を契約している、ガイアフロー静岡蒸溜所のカスクオーナーです。
多数の応援、励ましのコメントをいただき、ありがとうございました。
先日23日に公開しました以下の記事について、X(旧Twitter)上で多くのウイスキー愛好家の方々から応援、励ましのコメントをいただきました。この場を借りて、感謝申し上げます。ありがとうございました。
実は、ウイスキー愛好家の方から寄せられたのは、応援や励ましのコメントだけではありません。渦中のガイアフロー静岡蒸溜所に関して、さまざまな情報が各方面から寄せられております。
その中で本記事でご紹介させていただくのは、今回の規約変更(500mlボトルへの変更)の対象となる別のカスクオーナーさんから提供いただいた情報です。
その情報とは、
すべてのカスクオーナー対し、「キャンセル希望のカスクオーナーには所定のキャンセル料(総額の30%)を差し引いた金額を返金する」とメールで告知する一方で、一部のカスクオーナーに対しては「キャンセル料なしで返金」している、という事実です。
以下、時系列で経緯を整理します。
2023年7月7日(金)営業部からカスクオーナー宛に一斉メールが配信される
メール前半には「インターネット上の指摘を受け、業務改善をしていく」とのことが書かれていますが、具体的な改善点までは述べられていません。
メールの後半には、「ガイアフロー静岡蒸溜所プライベートカスク」をキャンセルされるというオーナー様については、既にお支払いいただいた申込金額から、所定のキャンセル料を差し引いた金額を、返金させていただきます。」との文言。
ここでの「所定のキャンセル料」とは、契約時に確認した「ガイアフロー静岡蒸留所プライベートカスク 2021 規約」に記載されている「キャンセル料/商品価格の30%」を指します。
このメールにおけるガイアフロー静岡蒸溜所の主張は、以下のように私たちは理解しました。
自社にとって都合が悪い規約は削除する一方で、カスクオーナーには従来の規約通りのキャンセル料を求めていることになります。
一部のカスクオーナーがガイアフロー静岡蒸溜所に抗議のメールを送った結果、キャンセル料なしの全額返金に応じていたことが発覚。
ガイアフローカスクオーナーの会が発足し、水面下でさまざまな情報が提供されるなかで、とある情報が届きました。
それが記事冒頭でもご紹介しました、一部のカスクオーナーさんが抗議のメールを送った結果、ガイアフロー静岡蒸溜所側がキャンセル料なしの全額返金に応じていた、という事実です。
情報提供いただいたカスクオーナーさんの個人名を伏せ、そのメールの内容をご紹介します。
ガイアフロー静岡蒸溜所は、どのような基準に基づき、キャンセル料なしで返金するという判断を下したのでしょうか。
「キャンセル料なしでもキャンセルすることができる」とは、同社のWebサイトや規約のどこにも書かれておらず、もちろんカスクオーナーには一切知らされていません。
一般的に契約とは、当事者双方の合意があれば成立するとされています。
同じカスクオーナー間でキャンセル料に差異が生じることに、そして不公平な対応がなされたことに、ガイアフロー静岡蒸溜所は果たして合理的な説明ができるのでしょうか?
今回の事実を受け、ガイアフロー静岡蒸溜所という企業の体質に、契約(規約)軽視、顧客軽視を感じるのは私たちだけでしょうか?
引き続き、私たちガイアフローカスクオーナーの会は、ガイアフロー静岡蒸溜所に対して整合性があり、納得できる説明と健全なカスクオーナー制度の運営を求めます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。