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人生の過ごし方②

さて、前回の続きから。

今年の3月初旬です。

 八洲学園大学(以下、八洲)から入学の通知が届き、ここから司書資格取得のための単位習得を目指して、大学で用意している「SOBAマナベル」(ソーバマナベル)というeラーニング・システムを使い始めます。半年間で司書資格を得るためにはどの科目を履修しなければならないかの確認、教科書の準備、などです。

 このSOBAマナベル上で各科目をみていきます。ん・・?いろいろ見ていくとすべて最後にはシラバスを見よ、と・・・。シラバスって何語?何それ?というのがその頃の自分です。

 シラバスなんて自分の大学時代はなかったはず!と思って調べたらやっぱりそうでした。「1995年には使われ始めていたそうです」とは宮城県白石高等学校図書館様、私が大学を卒業したのは1996年ですので・・・自分はもう大学3年生になっていたころみたいです。(↓司書の勉強をしたっぽく・・・レファ協のページで)。が、シラバス、という単語に全く記憶はありません・・・。

 で、各科目の詳細を一つ一つ確認していきました。ほうほう、シラバスってやつ便利なじゃないですか。何を学ぶのか、どのように学ぶのか、講師の先生は学生にどう学んでほしいのか、そして単位習得には何が必要なのか、全て書いてありました。

 その頃はまだ誰にも通信大学で勉強を始めることは言っていなかったので、まだほとんどだれも出社していない早朝の会社でひっそりと全てのシラバスをプリントアウトして、自宅へ持ち帰り内容を確認しておりました。(会社の資産を私的利用・・・横領ですね・・・いまさらながらゴメンナサイ)。

そしてまず全ての教科書をAmazonやら出版社のサイトやらで発注し着実に準備を進めたわけです。

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              (Hermann TraubによるPixabayからの画像)


 ところで八洲の司書資格取得課程では、「テキスト履修」と「スクーリング履修」があり、テキスト履修のみの科目、スクーリングのみの科目、どちらか選択できる科目、から必要科目を履修する必要があります。

 スクーリングは今時ですね、全てオンラインで完結します。私が八洲を選んだのはこれが第一でした。つまり通学する必要が無いってことですね。月~金は仕事で間違いなく通学できないので、受講が必要な科目は土日開講や夏季休暇などでの集中開講で単位を取得するしかなかったのです。それがオンラインで完結できるのは願ったり叶ったりでした。

 検討の結果、4科目はスクーリング、残りは全てテキスト履修となりました。

 テキスト履修は読んで字のごとく、指定された教科書を中心に他文献を参考にしながら定められた課題レポートを提出して合否判定をもらう方式です。問題はスクーリングでした。4科目全15コマを受講してこれも定められた課題を提出し、講義への出席(どの科目も8割以上、つまり12コマ以上の出席が最低条件でした)と提出課題で合否判定をもらうのですが、え?15コマ?4科目全部?この時初めて気づいた事実になんとなくイヤな予感がしたのを覚えています。

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              (FreePhotosARTによるPixabayからの画像)


 1コマ90分、1科目で15コマなので合計1,350分、4科目で合計5,400分、つまり、90時間の受講が必要になるわけです。なるほど、確かに「授業」ですから。それぐらいは必要ですよね、とイヤな予感は拭えないながらもとりあえずは納得。

 では4~7月でスケジューリングしてみましょうか、と4~7月のカレンダーをネットから出力して書き込んでみます(この辺はさすが昭和生まれ、アナログです)。科目ごとに開講日はいくつか用意されていますので、あーでもない、こーでもない、と日程の組み合わせを考えた結果・・・、4月第1週と2週の土日全部で情報サービス演習2、5月は全ての日曜日で情報資源組織演習1、6月第1週と2週の土日全部で情報サービス演習1、7月は全ての日曜日で情報資源組織演習2、ふむふむ・・・これで4~7月で全てスクーリングは履修できますな。

 ん?待て待て・・・平日はいいとこ1・2時間しか勉強時間は取れないからレポートも土日集中でやろうと思っていなかったっけ?あれ?スクーリングって・・・一日の内9:00~16:00過ぎまで休憩時間と昼食時間を除いてギッチリ4コマ埋まっとる・・・。え?週末の半分がスクーリングで埋まるじゃないの、としばしボー然とするのでした。

 この時は大学受験の浪人時代以来30年近く学習から遠ざかっていたオッサンがやれんのか、と思いましたね、ホント。積み上げた教科書を横目で見ながら。

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             (KatzenspielzeugによるPixabayからの画像)


 しばしの間、心がどこかに飛んでしまいましたが、何とか現実に戻って冷静に考えました。平日はすべて仕事で学習時間は限られること、スクーリングのスケジュールとその課題提出があること、テキスト履修の課題レポートの数と提出締切日。全てを踏まえると、GWが終わるまでには第1回目の課題レポートはほぼ完成させて(提出期間は5/14~5/31でした)、GW明けからは第2回目のレポート提出(提出期間は6/14~6/30でした)に向けて準備を進めていかないと第2回目のレポート提出がキツくなる、という結論に至ったわけです。スクーリングで週末土日の内一日しか使えないことが最大の懸念事項となったわけです。

 それで考えたのが、4月のスクーリング開始までどこまで学習を進められるのか、でした。まず一目でいまの学習進捗がわかるように、全てのテキスト履修科目をExcelで表にして管理をすることにしました。次に今一度シラバスを読み直すと、~の履修を済ませておいた方がよい、というコメントがされている科目がいくつかあります。それを参考にしながら履修を済ませておいた方がよいと書かれた科目を第1優先科目として、各科目に1~3の優先順位をつけ、1は少なくともスクーリング開始の4月第1週末までにはレポート作成の準備をしておく、2は3月後半から教科書を読み始めておく、3は4月に入ったら教科書を読み始める、と4月初旬までの計画を立てたわけです。とりあえずそれで走り始めたのが3月上旬ごろだったと記憶しています。

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              (Markus WinklerによるPixabayからの画像)


 この頃はとにかく前に前に進もう、と考えていました。大変なことを思い立ってしまったのかという思いもありましたが、30年ぶりに「学習をする」ということ自体にはわくわくしていたのも事実です。この感情が無ければきっと最後まで走り続けることはできなかったでしょうね。

 これから学習を始める方々も不安が大きいかもしれませんが、あまり深く考えないで(計画を立てることは大事だと思いますが)、自分の気持ちを盛り上げながら学修に臨まれることをオススメします。

 さて、今回はここまで、次回は学習開始です。今年の3月なんてついこないだのような気がしますが、もう半年前のことなんですね。。。初老を迎えるようになって時間の経過が早いです。たぶん60歳になったらあっという間の10年だった、と思うんでしょうね。きっと歳をとるってことはそういうことなんでしょう。別にイヤじゃないですけど(笑)。

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