【プロテストエントリーその前に】SNS総点検!チェックポイント6点!
SDVXのドラフト会議が終了し、いよいよDDRの順番が目前に迫っている中、皆様いかがお過ごしでしょうか。自分はIIDXもSDVXもDDRも気になっており毎日のようにソワソワしております。特にDDRは自分のメイン機種であり、知っているDDRプレイヤーの方々が多数エントリー、そしてプロとして活躍している姿を見られるのが待ち遠しくて仕方がありません。
そんなDDRのプロリーグですが、SDVXのプロ選手が決まったばかりですが、もうそろそろエントリーが始まるんじゃないか、という時期まで来ています。
推測の範囲ではありますが、プロテストの書類審査の段階でエントリー者のSNSはチェックされている可能性が高いです。そこで、今回はIIDXの3シーズン(ZERO,2021,Season2)、そしてSDVXのプロテスト結果や活躍されているプロ選手の方々の動きの中でも、SNSでどういった立ち居振る舞いをすると良いか、どういった言動がマイナスポイント、最悪の場合NG扱いになってしまうかを独自にまとめてみました。書いてある内容としてはほとんどが当たり前のことではありますが、普段から同じ人達との交流を続けていると人間常識が麻痺して気づいたら浮世離れになっている、ということもあります。
特にプロ選手として多くの人の注目を集める立場になった時に、せっかくファンになってくれた人たちをがっかりさせてしまったり、もっと言えばそもそもプロになる道を閉ざされてしまう可能性すらあります。
DDRのプロ選手を目指す皆様は、ぜひ以下に書いてある内容を今一度エントリー前に確認してみてください!
本記事とあわせてこちらの動画もぜひご覧ください。とても参考になります。
BPLにおける"プロ選手"と求められる言動
ここからはまずBPLにおけるプロ選手がどう見られていて、それにどう応えると良いか説明をしていきます。もうエントリー締め切りまで30分しかないよ!全部読んでる暇ない!っていう方は後述のチェックポイント6点まで飛ばしていただいてOKです。
(エントリーを済ませてから戻ってきてくれると嬉しいです)
BPLで活躍するプロ選手はどういった見られ方をしているのか
プロ選手は、いわば音楽ゲーム界における"公人"と呼べる立場の人間になります。
いやいや、ゲームの話だよ?イチゲームプレイヤーを公人と呼ぶなんて流石に言い過ぎなんじゃないの?そう思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、実際のBPLで活動されているプロ選手の方々を見る限りそれが言いすぎであるとは決して思いません。
現在プロ選手が行っている活動は所属オーナー企業により異なりますが、大まかに以下の内容です。
オーナー企業の代表プロ選手として、チームメイトやファンの想いを背負ってBPLでゲームをプレイする
オーナー企業の依頼に基づき、企業主催のイベントへプロ選手として参加する
個人やチームのファンの方々に対して、プロ選手として応対を行う
現在のBPLプロ選手はただ単にゲームをプレイする人間としての役割を持っているだけではなく、非常に多くの方々や企業との関わりを持った活動を要求されるポジションである、ということがこのことから理解頂けるかと思います。これだけ周りに影響を持つ人間を、イチプレイヤーと呼ぶわけにはいかないのです。
自分がなにかやらかした時に、自分が罰されるだけではなく周りの人間まで巻き込んでしまう。そういう意味で「プロ選手はそのゲームにおいては"公職"と呼べるポジションにあり、公人と呼べる立場である」ということを記載させてもらいました。逆に言えば、それだけ多くの人に注目される、誰もが羨むポジションであることは間違いないですので、多くの人に"プロ選手"という肩書を目指して欲しいと思っています。
プロ選手に求められる立ち居振る舞い
ここまでで説明した通り多くの人たちに注目されるプロ選手。そんな立場の人達が求められる状態は以下である、と考えます。
企業から見た時に
BPL本戦で活躍してくれそう
店舗イベントに出演をお願いしたらイベントを盛り上げてくれそう
沢山のファンを集めてくれそう(集客力)
ファンから見た時に
BPL本戦で活躍してくれそう
自分が推したいと思う(キャラクター)
…ものすごい当たり前のことを書いています。ですが、こういったことは実は見落とされがちで、できていない、もしくは阻害されているケースもあるため、その阻害要因を取り除いた上でゲームの腕を磨き、自分の特徴を全面に押し出して行くことがとても大事です。
この記事では"阻害要因"となりうるものについてチェックポイントを6点まとめました。この6つを守れているか、守れていない場合にはどう対応すればよいか記載していますので、これらを事前にチェック・対応して自分の良さをストレートにアピールできるようにしてください!
SNSチェックポイント6点、一つでも当てはまったらすぐ対応を!
ここからは絶対に守らないといけないチェックポイントを6つ用意しました。これらをしっかり守れているか、しっかり確認してみてください。
プレイヤーネームが認識しづらくなっていないか
発言内容に攻撃的・否定的な内容が含まれていないか
発言内容に違法性のあり得るコンテンツが含まれていないか
発言内容にアニメ・漫画・ネットミーム等事前知識の必要な内容が含まれていないか
コンテンツ内容を見た時にその機種をメインでやっています!といえる状態になっているか
過去の発言を掘り返された時にちゃんと意見が出せるか
以下、それぞれのポイントがなぜ大事か、そしてそれを改善するためにどのようにすればよいかを記載していきます。
1.プレイヤーネームが認識しづらくなっていないか
一番大事であり、一番抜けやすいのがこのプレイヤーネームです。まず、プレイヤーネームとSNS上の表示名が一致していない方はすぐに直してください。
これはとても重要で、初めてあなたのことを知る方からすれば「誰だこいつ」という印象を与えてしまいます。まずは自分の名前を知ってもらうことが大事です。その際、プレイヤーネームとSNS上の表示名が一致していない場合、そもそも認識してもらえない可能性が高いです。なので、知ってもらうにあたって名前の見た目と音声情報がずれていると覚えてもらえにくいです。
これはやYouTubeのチャンネル名等も同様です。自分がプロ選手として名乗っていく名前、もしくはそれが文字情報からすぐに読み取れるようにしておかないと、BPLでどれだけ活躍して、知ってもらえたとしても「そういえばあの人のSNSって…出てこないなぁ…」となり、あっという間に忘れ去られてしまいます。
また、表記上のプレイヤーネームから読み方がすぐ分からない名前を使用している方は、検索等で不利になりやすいため改名を含めた対策を検討する必要があるかもしれません。名前を変更する場合、その浸透には一定の時間がかかりますのでなるべく早めに検討・変更を行いましょう。
そして、当然ですが公序良俗に反するような名前は使ってはいけません。Twitterを使い始めた時に悪ふざけで取った名前を使い続けている、みたいなケースもたまにありますが、そういう人は即刻TwitterIDの変更、及び表示名の変更を行ってください。
また、同一名が既に使われてしまっている、もしくはごくまれに使おうとしていた名前が何らかの理由で使えないケースがあります。そういった場合の回避方法としてLEET表記を使う方法があります。DDRではF4SH10Nの楽曲名で利用されていますね。アルファベットを数字に変換して表記する方法です。この変換方法は一般的なものですので活用してみても良いかもしれません。
2.発言内容に攻撃的・否定的な内容が含まれていないか
続けて、これも当たり前ですが、発言内容が攻撃的・否定的な人は嫌われます。そりゃそうですよね。様々なコンテンツに対して攻撃的だったり否定的だったりする人はいつか自分にもそういう関わり方をされるかも…と感じるので無意識に避けられます。なので、基本的に他社を攻撃するような発言、物事を全面的に否定するような発言はしない、が大原則です。
ですが、だからといって自分の意見を完全に封殺しろ、耳障りの良いことだけ発言しろ、という意味ではありません。プロ選手というのはその周りに対して大きな影響力を持っている存在であり、間違っていることに対しては間違っている、と正しく表明することで物事を良い方向へ導くことができる存在でもあります。
ですので、自身の持っている発言力を意識しながら、自分の好きなゲームをどう広め、より多くの人に好きになってもらえるか、ひいてはゲームをより良いものにしていけるか考えながら日々発言していかなければなりません。
(悪い例)この譜面クソ、二度とやらん
(良い例)この曲調だったら〇〇系の譜面でもプレイしてみたいですね
3.発言内容に違法性のあり得るコンテンツが含まれていないか
Twitter、というよりインターネットを長年意識せずに利用していると一番感覚が麻痺するところではあるのですが、世の中「それ違法だけど迷惑はかけられてないし…」で見逃されている違法行為が非常にたくさんあります。よくグレーゾーン、なんて言われ方をしますがだいたいそれらは真っ黒です。訴えられたら負け濃厚です。
自分がTwitterのTLを見ていて見かけるポイントについて以下列挙していきます。勿論コレだけではないので、これらを参考にして改めて自分の発言・行動を見直してみてください。
非公式ツール・非公式コンテンツの話題
あえて何とは言いません。危ない橋は近寄らないのが一番です。
正直に言って、海外はこのあたりの意識がかなり低いので結構この手の情報を平気で扱う方々が多いですが、BPLは日本で開催されるものであり、視聴者の多くも日本人です。当たり前ですが、日本の法律を遵守することが一番大事ですので、周りがこうだから、というのに流されないようにしましょう。
これはツールだけではなく、コンテンツに対しても当然適用されます。いわゆる違法ダウンロード音源や、そういったデータを用いた動画等のコンテンツについても言及しないようにしましょう。
ちなみに、この手の話をする時に「Pump It Up(以下PIU)」の話が出てくる事が多いのですが、PIUは既にコナミとアンダミロ社の間で和解が成立しています。また、日本でも正規ルートで販売・稼働されていることからも当該コンテンツに触れることに問題は無い、と判断できます。
とはいえ、積極的に当該コンテンツに触れる必要は無いので、そこは上手くやりましょう。(チェックポイント5の内容と合わせて判断してください)
自身に権利がない画像等の無断転載
無自覚にやられてる方が多いと思いますが、アニメ・漫画等のスクショ・切り抜き画像のツイート・リプライもこれにあたります。あとセリフ改変したコラ画像のツイートとか。今のところは黙認されている、というのが現状だとは思いますが、今後法律の改正等で違法になる可能性もあります。疑わしきところをわざわざ攻める必要はありません。やめましょう。
利用するSNSの規約違反
利用するプラットフォームの規約は必ず目を通しましょう。それらを守って、初めてそのプラットフォームを使う権利があります。実際にはそこまで読まずに承諾ポチーで利用している方も多いとは思いますが、知らなかったでは許されないのが利用規約です。特に人から見られる立場になると他から指摘される可能性が非常に上がります。改めて、自分が違反をしていないか確認しましょう。
また、当然ですが「ドラフトに向けて知名度の向上を図りたい」としても、フォロワーやチャンネル登録者を購入するような行為は禁止されています。
NDA(秘密保持契約)違反
プロ選手になれば、様々な情報、それもプロ選手しか知り得ない情報が多数入ってきます。当然ですが、それらの情報をTwitterや5chなどに書くことは許されざる行為です。それは契約違反であるということだけではなく、そういった情報を漏らしてしまうことによりBPLを楽しみにしてくれているファンの方々の楽しみを奪ってしまうからです。「この人、口が軽そうだな」と思った人と契約を結びたいオーナー企業はありません。契約前だとしても口を滑らせてしまわないように、常に気をつけましょう。
4.発言内容にアニメ・漫画・ネットミーム等事前知識の必要な内容が含まれていないか
3つ目のポイントの一部にも関わってきますが、アニメ・漫画の画像ツイートは著作権の問題もありますが、それと同時に"そもそも伝わらない可能性がある"という問題をはらんでいます。どれだけ有名なアニメ・漫画でも、知らない人は知らないです。つまり、そういったネタを使うのは"内輪ネタ"であると判断されたり、最悪の場合とんでもない誤解を招く可能性がある、ということです。
そういったワード・コンテンツが頻繁に使われると、分からない人は調べようとせずにその人から離れていきます。知らないことばかり言う人に興味は持てないですよね。ということでアニメ・漫画ネタは使うと人を選んでしまい人が離れていく可能性があるのでなるべく避けるようにしましょう。
同様にネットミームや動画ネタも避けるべきです。当該ミームや動画を知らなければ内輪ネタをやたらと使う人だな、と判断されてしまいます。同じ考え方で、曲名読み間違いネタ等もたとえ当該機種の内容だとしてもネットミーム寄りの内容と言えますので、なるべく使用しないほうが良いです。
言ってしまえば、こういった用語を使うような人は"寒い"と思われてしまうので注意しましょう、ということです。
今"コンマイ"の由来を知ってる方ってどのくらいいるんですかね
ただし、一部例外もあります。それは「知り合いとのやり取り」です。
知り合いとのやり取りはそもそも内輪ネタというか、内輪の会話なのでお互いにわかるネタを使ったほうが伝わりやすかったり、話として盛り上がりやすかったりすると思うので、そこまで絶対に使ってはいけないとは思いません。ですが、Twitterの仕様ではリプライ元とリプライ先両方をフォローしている場合にはその内容もTLに流れてくるのでその点は注意が必要です。
また、「いや、どうしても俺はこのコンテンツが好きだから布教したいんだ…!」という方も居るかもしれません。
そういう方は、まずプロとしての活動に集中しましょう。その間は一度自分のコンテンツ愛は隠し、まずは自分のことを知ろうとしてくれる人たち、ファンの人達を沢山作りましょう。そしてプロとしての活動が終わった後に、「実は自分はこれが大好きでして…」と布教していきましょう。その方が多くの人たちを沼にはめられます。
5.コンテンツ内容を見た時にその機種をメインでやっています!といえる状態になっているか
DDRのプロ選手になりたいと思っている人に求めるコンテンツは何でしょうか?それは当然DDRです。DDRのプロになりたい!と言っている人が全然関係ないゲームばっかりやっていて、直近にDDRの情報が全然なかったら周りの人はどう思うでしょうか?オーナー企業の方々はそういう人間を自チームのプロ選手として指名したいと思うでしょうか?
もちろん他のゲームをやっちゃいけない、なんて事はないです。自分は元々複数機種を並行してやるタイプの人間で、ある機種で身につけたテクニックを他の機種で応用して成長していくようなこともよくありますし、そういった意味でも他のゲームを辞め、1タイトルだけに完全集中しなければならない、ということではありません。
自分のことを知らない人がタイムラインを見に来た時に「あ、この人はコレがメインの活動なんだな」と思ってもらえるくらいのタイムラインにしておくことが大事です。逆に、自分がプロとして活動している機種の話を全然せず、更にBPL関連のイベントについて告知やRTもせず、他の自分の好きなコンテンツばかり宣伝やRT、または配信をしているような状態ではとてもプロを名乗れる状態ではありませんし、ファンの人達もそんな人を推したいとは思ってくれないです。その辺りのバランス感覚をしっかり持ちましょう。
ポイント4でも書きましたが、布教活動は話を聞いてくれる人たちをしっかり集めてからやりましょう。
6.過去の発言を掘り返された時にちゃんと意見が出せるか
インターネットにおいてはよく言われることですが、ネットの海には自分の発言がずっと残り続けます。そしてそれらを消すのは難しいです。例えばですが、5年10年前の発言が掘り出されることも往々にしてあります。
上手い人と強い人の違い(KAC優勝者の考え方)
"神様の殺し方"
これは2013年、自分が優勝した時のTwitterのつぶやきのまとめ、そして2014年末に書いた記事です。そんな、自分が書いてどこに置いたか忘れていたような記事が、時を越えて引用されたりすることがあります。ありがたい反面恥ずかしいところもあったりしますね。ただ、これは別に悪いことでもなんでもないので問題はありません。
では、これが"思い出されたら困ること"だったら。
自分の記事の場合は内容には自信を持っているしなぜこんなことを書いたかまでちゃんと説明できます。また、この当時の内容に対して今自分がどういうスタンスかというところまで説明できます。つまり、これらの記事を引っ張り出されたとしても「そうなんですよ!これね~」と説明ができる、説明責任を果たすことができるわけです。
さあ、あなたのSNSは大丈夫ですか?
過去のことを突かれても堂々と説明ができますか?
当たり前ですが、プロになろうという人間が鍵垢で活動、なんてことはほぼないでしょう。いろいろな人から注目を集める立場、当然オープンな場での活動が求められます。そもそも鍵垢だから書いていいことなんて無いので、今鍵垢であろうとそうでなかろうと自分の行動を振り返らないといけないことに変わりはありません。
鍵垢はやんちゃしてるからプロテストに向けて別垢を作る?残念ながら絶対にバレます(アカウント作成日時やツイート数でモロバレ)し、そっちで活動を始めたとしても元々使っていたアカウントの話は絶対に出てきます。ネット上には墓場荒らしがいくらでも居ます。探されたら、間違いなくバレます。覚悟してください。
じゃぁもう手遅れだ、と思ったあなた。今からでもいい、自分の過去の過ちを反省して心を入れ替えてこれから頑張ります、と言ってください。それがあなたにできる最大にして、唯一のことです。その上でプロになれなかったり過去のことで叩かれたりしたら仕方ない。次の機会まで誠実に活動を続けてください。過去のことをちゃんと反省し、反省していることを示してください。それが最善の行動です。
まとめ
ここまで6つのチェックポイントを紹介しました。
プロになれないことは本人の問題で済むかもしれませんが、その先プロ選手になった時に出てきてしまった問題は本人だけでなく周りの人を巻き込んで不幸にします。
プロ選手もハッピー、ファンもハッピー、オーナー企業もハッピーの関係を構築するためにも、最低限のチェック項目を確認して、「推せるプロ選手」になってほしいと思います。