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BPLS2 DDR ドラフト会議を振り返って

どうも、gahouです。
この記事では2023年3月25日に行われたドラフト会議で、自分がどんなことを思いながらあの場に居たか、そして、今後BPLに関わっていくであろう方々への思いを書いています。
ドラフト会議の実際の模様はYouTubeのアーカイブを御覧ください。

後この記事は色々話したいことがとっちらかっているので、時間のない方は目次から気になるところをご覧いただければと思います。

gahouという人間のご紹介

今回のドラフト会議で解説をさせて頂くに当たり、ドラフト会議の候補者の皆様と同じフォーマットで自己紹介をしたものがあるのでこちらを御覧ください。

一発ネタとしてはぼちぼち良かったんじゃないかなと自負してます

ちなみにこの画像、twitterでアップして多くの方にRT/Favして頂いてありがたいな、と思う反面多分誰も右側の「MORE」に気付いていなかったんじゃないかな…と思うのでここでフルバージョンも供養しておきます。

結構前から解説やらさせてもらってますね、ありがたいことです
あとBEMANIMaster部門の上位に居た≒他機種もある程度詳しいよ、みたいなアピールとして書いてあります

ドラフト会議の結果とその指名の解説について

誰が指名を受けたのか、どうしてあのチームはあの選手を指名したのか、みたいな解説(といいつつ予想でしか無いので実際とは異なる可能性大)は当日の夜に自分のチャンネルで配信をしているのでそちらをご覧いただければと思います。
こちらで 当日インタビューの中で紹介しきれなかった内容も触れていますので、よろしければご覧ください(宣伝)。

また、今後もこういった解説を動画・配信の形で皆様にお届けし、BPLを全力で応援しながら視聴者の方がよりBPLS2 DDRを楽しめるようなコンテンツを提供できればと思っていますので、もしよろしければチャンネル登録していただけると励みになるのでよろしくお願いします(宣伝2)。

解説としてドラフト会議で目指したこと、行ったこと

今回のドラフト会議の出演者で、選手のことを話せるのは自分だけだな、と感じていました。
なので、自分のドラフト会議における使命は「これからプロ選手として活躍するであろう選手を、まだ知らない人達に知ってもらうための助けをする」だと思っていました。
加えて、それを達成するためには「オーナー企業様による指名、及びそれに対する選手の反応に視聴者が集中できるよう、他のファクターをなるべく抑える」ことでもありました。
これを実現するために、特に下記内容を気にかけていました。

  • 視聴者が変に引っかかるような内容を極力なくす(配信における減点要素を抑える)

  • 選手間で扱いになるべく差をつけない

  • 今後各選手に求められるであろう立場を意識し、その意識をなんとなく視聴者の方に持ってもらう

  • 今後選手を応援したくなるような情報を、できるだけ視聴者の方に伝える

司会もMCも実況も解説も全てアマチュア、我流でしかない自分がどこまで出来るか、それを考えて当日のドラフト会議で解説を担当させていただきました。
事前にMaxwellさんと打ち合わせをする中でも、正直真のプロフェッショナルに対して失礼な提案もいくつかしてしまっていたのではないかなと思ってもいます。ただ、たとえ自分一人が「こいつ嫌なやつだな」と思われても、イベント自体がそれで成功するならそれでいい、と思って色々提案させていただきました。
結果全く嫌な顔ひとつせず、むしろ「それでいきましょう」と背中を押してくれたMaxwellさんには感謝しかありません。ありがとうございました。

また、インタビュー内容については下記内容になるように調整をしていました。本当は各選手もっと詳しいインタビューをしたかったのですが、今回は「選手間で扱いになるべく差をつけない≒指名を受けた全24選手にインタビューをなるべくしたい」という思いで選手ごとのインタビューは2問ずつ、と事前に決めていました。

  • 全選手共通:指名された感想

    • DDR初のプロ選手になるであろう指名、その歴史的瞬間の率直な感想はその人の人となりを表す

  • 1巡目指名:どんなチームを作り上げたいか

    • 1巡目はそのチームの顔としてオーナー企業様から指名されている、自分ひとりではなく、チーム3人、ひいてはアドバイザーも含めてチームビルディングが要求される
      ただし例外あり。チームビルディング以上にそのチームで求められるものがあればそちらを優先。

  • 2巡目指名:チームメイトの印象と抱負

    • 2巡目は様々な場面で出場する、いわばチームの潤滑油の役割が求められる可能性が高い。自他のプレイングスキルだけでなく、チーム単位でのバランスを見ながら自身の立ち位置を変えていく工夫が求められる

  • 3巡目指名:自己アピール

    • 3巡目はチーム内での成長が求められるポジション、もっと言えばいわゆる「無名選手」が集中する可能性が非常に高い。しかしそれは逆に言えばシーズン中で最もいろいろなものが伸びる可能性のあるポジション。自分の強みを活かし、1巡目や2巡目選手を倒せばそれだけで一躍トップスター。だらかこそ、まずは「自分がBPLにいる」ことを視聴者の方に知ってもらうことが重要。

これは完全にgahouの勝手な思い出あり、実際のドラフト指名結果を見ればこれに当てはまらない方も多々いらっしゃいます。ただ、今回はスピード感・安定感を重視してこういったフォーマットでやらせていただきました。

gahouの思う「解説者」のあるべき

解説は、本来「いなくてもいい存在」です。
解説は、「メインとなるプレーをより視聴者の方に良い形で届けるための役割」だと考えています。
視聴者の方に「解説良かったね」という感想を持たれたら、解説者は負である、と思っています。
そうではなく、「解説の内容もあって、あの選手(あのプレー)とても印象的になって面白かったね」と視聴者の方に言っていただけたら、それが最も良い解説である、と自分は定義しています。
表に出てしまえばアマチュアもプロも関係ありません。視聴者の方からしたら、全員「出演者」です。
でも、スキル面では絶対にプロの方々には勝てないのも理解しています。だって経験も努力も全然違いますし。
それでも、出演するイベントで求められるであろう役割を考え、その中で自分にしか出来ないことを考え、それを実際に行動に移していく、それが今の自分の考えであり、解説を行う際のスタンスです。

また、解説者は「関係者」であってもいけないし、「部外者」であってもいけない、と考えています。
見ず知らずの人間を連れてきて解説お願いします、といっても視聴者は納得しません。なぜならその発言に根拠があるように見えない、重みがあるように見えないからです。
特に、今回のBPLのような「DDRのことをよく知らない方々」に見てもらう際には、解説者として「あ、この人ちゃんと詳しい人なのね」と頭の片隅に置いてもらうことが大事です。
なので今回は自己紹介用のコラ画像を作ったりしてみました。「DDRの人なんですよ」という自己紹介ですね。
また、ここでいう「関係者であってはいけない」とは、実際の選手のお株を奪ってしまうような存在ではいけない、という意味です。
解説者が「〇〇さんはこういう経歴でこういう傾向があってだからまあこういう結果になるでしょうね」みたいな全知全能感あふれるような解説はしちゃいけないんです。
あくまでそのイベント、そしてそこで紡がれる物語はその場で戦っている選手のものなのです。
解説は言ってしまえば照明さん、いい感じに話者や主役にスポットを当て、「ここポイントだから見てね!!!」と選手たちが良い意味で目立つよう誘導してあげる役割だと思っています。

普段KACはじめ様々なイベントに解説としてお呼び頂いた際は、実はこんなことを考えながら喋らせていただいていました、という話でした。

BPLに関わる全ての人への思い

ここからはgahouからの勝手な思いです。
もし一人でも、この思いを見て「ああそうだな」と思って、それに向けて何らか行動してくれて、その結果としてBPLが少しでも盛り上がってくれたらな、と思っています。

プロ選手になったあなたへ

今回こうしてプロ選手が誕生したことを、長いことDDRをプレイしている1人のプレイヤーとして本当に、本当に嬉しく思っています。
でも、オーナー企業様からの指名を受け、チーム所属のプロ選手になることはゴールではなく「スタート」です。
これからは今までとは比べ物にならないくらい幅広いバックグラウンドを持った人たちがあなたに興味を持ちます。
その時に、「推したいな」と思ってもらえる選手であってください。
守るところは守りつつ、その中で自分のキャラクターを目立たせる。とても難しいことだと思います。
でも、きっと24名全員ができると信じています。

BREAK THE FUTURE and create the "NEW" future.
この先のDDRを、よろしくお願いします。

アドバイザーになったあなたへ

アドバイザーという立場は難儀だと思います。
目立つことなく、選手の裏でひっそりと仕事をこなしていく。それがアドバイザー。
決して選手より目立ってはいけない。それがアドバイザー。
でも「居なかったほうが良かった」などと言われてはいけない。それがアドバイザー。
チームにより求められる役割が全く異なる。それがアドバイザー。
そんな大変なポジションではありますが、あなた達が居てくれるからこそ選手は全力を発揮し、勝利をもぎ取ってくれます。
アドバイザーとして選手のことを第一に考え、自分を殺す必要も多々出てくると思います。
アドバイザーは「自分が居るように見せてはいけない」瞬間が多い思います。それこそ黒子のように。
それでもアドバイザーになってチームの勝利、選手の活躍を支えると決意してくれたこと、本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

解説者なんかよりよっぽど選手を光らせられるのはあなた達です。
24名の選手のこと、よろしくお願いします。

プロ選手になれなかったあなたへ

書類選考で落ちてしまった人。
面接選考で落ちてしまった人。
ドラフト候補者になれなかった人。
そして、あのドラフト会場にいて指名されなかった人。

もうあなた達のBPL S3は始まっています。

全ての物事には理由があるはずです。
なぜ落ちてしまったか。なぜ選ばれなかったか。
そこにはきっと理由があるはずです。
そしてその理由は一つでは無いはずです。

この記事で書いてあることは「理由になりうる事柄の一つ」でしかありません。
今の自分が指名されプロ選手になった時に、本当に活躍できますか?
今の自分がプロ選手として戦っていた時に、その姿をみて視聴者が本当にあなたを推してくれますか?
もっと言えば、今のあなたをあなたは推せますか?
この時点で胸を張って自分は大丈夫、といえないのであれば、今からすぐ行動しましょう。
自分がプロ選手として活躍している、多くの人に推してもらっている姿を想像し、少しでもその姿に自分を近づける努力をしてください。
少なくとも、今プロになろうとしている彼らはそれをやってきています。
現時点でプロになれていないということは、プロになる彼らに負けている、ということです。
プロになりたければ、そのプロ以上に努力・改善をしなければプロにはなれません。
当たり前ですよね、差を埋めないといけないのですから。

そしてもう一つ。
周囲とプロになることについて「会話」をしていますか?
自分一人で考え、行動し、努力し、改善していませんか?

その考え、行動、努力、改善は合っていますか?

プロになるということは周りからより一層見られるということ。
そんな立場になろうとしている人間が、独りよがりの考え方でその領域に到達できると思いますか?
誰しもがあなたのことを見て「プロになるべき存在だ」と推挙してくれる、それくらいの存在になろうとしなければ今のプロ選手との差は埋められません。
しかも「今あなたのことを知らない人」でさえそう思ってもらえる存在にならなければならないのです。
近しい人だけでなく、自分に対して厳しい、しかし真摯な意見を伝えてくれる人をたくさん見つけ、その声を踏まえて考え、行動し、努力し、改善してください。

特にアドバイザーとして活動しながら次のプロ選手を目指す人は大変だと思います。
オーナー企業様からしても「この人はアドバイザーだ」と見られがちで、そのステレオタイプを取り除くのは本当に大変だと思います。
ただ、アドバイザーは現役のプロ選手から直接学ぶことが出来る、というアドバンテージもあります。
その弱みをどう克服し、強みをどう活かしていくかはあなた次第です。

もうあなたのBPL S3は始まっています。
次のシーズンであなたの風がBPLに吹くことを楽しみにしています。

DDRのBPLを見てくださるあなたへ

BPLに興味を持ってくれてありがとうございます。
DDRに興味を持ってくれてありがとうございます。
BPLのことを話してくれてありがとうございます。
DDRのことを話してくれてありがとうございます。
DDRのプロ選手はIIDXやSDVXに増してキャラの濃い選手が多いと思います。
「なんかこいつ面白いな」とか思いながら見ていただけると嬉しいです。
ぜひ、DDRのBPLを楽しんでいただけると嬉しいです。

気が向いたらDDRで遊んでみてください。
自宅のPCからでもコナステ版がまず無料で遊べるので遊んでみてください。
無料だと簡単な譜面しかプレイできないので、もうちょっと遊んでみたいなと思ったら有料版を遊んでみてください。
ゲームセンターでご自身の機種が混んでたらDDRで遊んでみてください。
楽しくなってきたらもっとDDRを遊んでください。
DDRは1P2Pの差があまりないし、一緒に二人でプレイできるのでご友人を誘って遊んでください。
BPLの間は特にBPLの話題を共通の話題にして声をかけやすいと思うので、ゲームセンターで知らない人に「一緒に踏みませんか」って声をかけてみてください。
二人で一緒にやれば、待ち時間減ってたくさんプレイできます。
DDRはBPM変化や譜面停止が多いので失敗することが多いです。他のゲーム以上に最初から出来る人はほとんど居ません。
逆に言えば、出来ないことが出来るようになる機会が多いゲームなので、成長する楽しさが感じやすいゲームだったりもします。
もしよければ、いつの日か、そんなDDRというゲームをこのBPLを通じて好きになってくれたら嬉しいです。

さいごに

ドラフト会議を通じて、長年交友関係がある人達が「DDRのプロ」になるという、DDRの歴史的瞬間に立ち会うことができ、大変うれしかったです。
しかし一方でやはりこれは始まりでしかないとも思っています。

KACの場で「みんながこの場所に来るのを待っている」と口走ってから10年。
少し立場が変わってしまいましたが、DDRという世界でなんとか皆が多くの人たちから注目を集める場所で活躍する瞬間まで見届けることが出来たかな、と思っています。
これで自分も何も考えずにDDRやれるようになるのかな。なんだかんだお節介焼きしてる気もします。

皆が紡ぐこれからの未来を楽しみにしています。
あとは、頼んだよ。

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