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ガネーシャの絵とガネーシャのお話。

ガネーシャの絵を描きました。

ガネーシャの絵はよく描いています。

インドの神様の中でも特に有名で、インドに特に興味のない人でもどっかで見たことがあるでしょう。

お腹がぽっこり出た人間の体に象の頭がのっかってる、ちょっと愛嬌のある神様です。

なんで頭が象かというと、この神様のお父さんはヒンドゥー教の最高神の1柱であるシヴァ神で、お母さんはパールヴァティー女神です。

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で、お父さんのシヴァ神が出かけている間にパールヴァティー女神がシャワーを浴びました。誰かが入ってくるといけないので、自分の垢で人形を作って魂をいれました。これがガネーシャです。
生まれたばかりだけどさすが神様の子供なので働けます。

少年ガネーシャに「私がでるまで誰も入れないでね。門番よろしく!」と頼んでおきました。

そこにシヴァ神が帰ってきました。
お!奥さんがシャワーを浴びているぞ。ちょっと覗いてやろうかな〜♪
と家に入ろうとします。

すると、見知らぬ子供が出てきて「ダメです。」
「おいおい、ここは俺の家だぞ。入れなさい。」
「ダメです。」
「ちょっとお前、俺を誰だとおもってるんだ!」
「誰でもダメです。」
「なんだこのクソガキ!」
「やんのかおっさん!」

その名を聞けばだれでも恐れる破壊神のシヴァ父さん、ついに手にした三叉戟(三叉の槍)でガネーシャの首をスパーンと撥ねました。

さて、外の騒動を聞きつけて沐浴を終えてでてきたパールヴァティー母さん。
息子の変わり果てた姿に激昂
「アンタなにやってんのよ!それウチの子供!どーしてくれんの!」

パールヴァティは普段は優しく美しい女神ですが、怒るとカーリーやらドゥルガーやら夫のシヴァでも手に負えない恐ろしい姿になってしまいます。
そうなったらヤバイ!ということで…

「わかった!なんとかするからちょっと待って!」

そこで、かわいそうに、一頭の象が家の前を通りました。

「よし!」

とシヴァ神。
象の首をサクっと撥ねて、首のないガネーシャにくっつけました。
「これで大丈夫!ほら、かわいいだろう。」
「まー!ステキ!かわいいわ〜♪」

ということで象の頭がついたそうです。
めでたしめでたし!

さらに、ガネーシャの乗り物は、ガネーシャの足元にちょこんと見えるちいさなネズミ。
ネズミの名前はムシカといいます。

ガネーシャは障害を取り除く神様です。

この、大きな体のガネーシャが小さなネズミに乗るというのも、人間の体に象の頭が乗っているというのも。矛盾だらけです。
この矛盾、無理を通しちゃうのが障害を取り除くガネーシャらしいところかな〜ってぼくは思っています。

障害を取り除き、物事を成功に導く神様のガネーシャですが
もともとは障害神だったようです。つまり、逆に障害となる神様。
インドで象は最大の生き物です。怒ったら手がつけられず、家を壊すは人をなぎ倒すはでだれも手がつけられません。
それは、自然の力そのものの象徴として、どうしても敵わない自然の脅威のようなものです。

ガネーシャの手に持っているものを見ると、まずモーダカというおまんじゅう。これはタミルではコルカッタイと言われるもので、米粉でできた皮のなかにココナッツと椰子糖でできた餡が入っているものです。これはガネーシャの大好物です。


それから、縄。これは象を捕まえる縄です。
そして鉤のような棒。じつはこれは象使いがもっている棒です。
象に指示するときにこれでちょんちょんと突っつきます。

象なのに象使いの象を制する道具を持っている。
これが、自然の脅威をコントロールして自然のめぐみを得ることの象徴かなと思います。それで、ガネーシャは障害の神様から障害を取り除き成功を導く神様として信仰されているのだと思います。

仏教でのガネーシャは歓喜天、聖天と呼ばれますが、これはまさに暴れん坊の神様で、手のつけられないような悪魔のような存在ですが、女神として現れた観音様と抱擁してなだめられて仏教を守護する神様になっています。

では、いままでのガネーシャモチーフの作品をいくつか紹介します!

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こちらは名古屋で壁画に描いたガネーシャ

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葉っぱとガネーシャ

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カラフルガネーシャ

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寝そべり読書ガネーシャ

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木口木版ガネーシャ

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銅版画ダンシングガネーシャ

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ネズミが大きめガネーシャ

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古い作品。エキセントエリックガネーシャ

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粘土で作った小さいガネーシャ

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急ぐガネーシャ

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