【SS】ふりかえるとよみがえる
ダジャレオチなんてド素人小説を、君たちに読ませるつもりは全くないんだ。今日は本当にあった僕の実体験を君たちに読んでもらおう。
リーン、リーン♪
まるで鈴虫のようだね、僕の家に来た芽郁が囁く。
そうだよ。このカエルは、お尻にガラス細工の風鈴のような鈴をつけていて、綺麗な音色を奏でるんだ。
ぼくは大好きな芽郁に気に入られるように、博学さを散らかした。
ゲロゲロ、ゲロゲロ♪
何、このカエル、気持ち悪い。芽郁が呟く。
あ、そのカエルはね、夜の間だけ活動する闇ガエルってゆうんだ。茶色だけど、見慣れれば可愛いよ。
僕は万物を愛する心の広さを、芽郁の前に撒き散らかした。
芽郁はカエルを眺め続ける。
ふーん、ずっと観ていると、なんだか愛着が湧くわね♪
そうそう、それでいいんだ。僕の両親は旅行中。今夜は二人っきりのアバンチュールさ!
「風鈴カエルと闇ガエルだね!」
芽郁が微笑む。
そうだよ。
「フウリンカエルとヤミガエルさ」
「・・・」
「ふりかえるとよみがえる」
(ばんざーい) 411文字
♯ダジャレオチやないかい
ショートショートの企画に参加する予定でしたが、テーマが期限過ぎでした。😅
カッピー降臨祭に奉納します!😊
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えっ!ホントに😲
ありがとうございます!🤗