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【SS】全力で推したいダジャレ
居酒屋、六兵衛に珍しい客が来ている。
この二人が知り合いだとは思わなかった。
湯山学と鳥野白湯だ。
「パイタンさん、今イチオシのダジャレを聞かせてください」
白湯が吠える。
「あほいえ!タイトルにダジャレって書いてて、ここでダジャレ言ったら、なんぼワシでも火傷するわ。ハードル高いって!」
「いや、パイタンさんなら大丈夫ですよ」
「ダジャレなら向かいにいる肉汁屋のケンちゃんに任せておけばええんや」
「そこをなんとかお願いします」
「しゃーないなあ。一回だけやで。ほなイクで。
手帳には手錠。
閻魔帳にはエンガチョ。
小遣い帳には小突かれちゃう」
「・・・」
「見てみい、大火傷やないかえ!」
「実につまらない」
そういうと、湯山は胸に差していた銀のペンを取り出し、スマホのカーナビアプリの画面を押した。
瞬時に湯山の姿は消えた。
「やらかした感しかないわ」
一人、取り残された白湯は、自分が放ったダジャレを丁寧にノートにメモしだした。
ノートだけに几帳面に。
(ぱひゅん) ここまで410文字
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