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【連載】茶谷夫人の恋人⑤
太は、裸の麗をお姫様抱っこして、二階にあるベッドルームへ入る。
キスをしながら、そのままベッドのシーツの上に倒れ込んだ。
貪るように暫く口を吸った太の興味は、やがて豊満な乳房に移行し、両手で柔らかな乳房を揉み、乳房を中央に寄せると、隆起した左右の乳首を交互に吸い出した。
「さあ、僕の何が欲しいか言ってみろ!
この、メス豚がっ」
太の右手は麗の股間に移動し、真紅の紐パンを引きちぎった。二本の指でクレバスをなぞり、にわかに肉芽を捉える。
麗は喘ぎながら囁いた。
「あーン、堪らないわ。お願いだから早く、
入れて......」
ゥウ〜、ゥウ〜♪
突然、パトカーのサイレンが窓から聞こえてきた。
どうやら茶谷邸の門の前で止まったようだ。
太が慌てだす。
「麗さん、僕は居ないと言ってくれ」
ピンポーン♪
警察が訪ねてきたようだ。
麗がベッドルームのインターフォンに出る。
「警察だ。ドアを開けなさい」
太は裸のままベッドルームのクローゼットに隠れた。
麗は一階に降りると、玄関先に脱ぎ捨てらたナイトガウンをはおり、鏡で髪を整え、玄関を開けた。
「茶谷麗さんだね。十年前の茶谷春彦殺人容疑であなたを逮捕する。
あなたは車のブレーキに細工をし、夫である茶谷春彦を殺害した。
当時の茶谷邸の使用人が、ブレーキに細工をするのを手伝ったことを吐いたよ。
交通事故として処理されたものの、我々は不審な案件としてこの十年間、調べてきたんだ」
麗が玄関先にひざまずいたのは、今宵二回目となった。
(おしまい)
BGM
〈アンケート〉
貴方の感想をお聞かせください。
①私ならインターフォンは取らないわ。最後まで焦らしやがって。まったく、もう!
②構成もしっかりしてて、文量もちょうど良い。天才かっ!
③おいおい、茶谷の旦那は確か病で倒れたはずや。途中で一話を書き換えてるやろ!
④イチジク浣腸でスカトロプレイを待ってた私はどうなるの?
⑤その他(ご自由に)
また今度!
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