就活の荒波に揉まれて
20歳までは
「就職する企業は満員電車に乗らなくていいところ」
「適当に企業選ぶくらいなら就活浪人してもいいや」
なんて思ってた
そして21歳おわり
彼女ができた、留年した
就活に必死になってる人達を見てきた
いくつかの企業の募集要項を見てきた
いつの間にか俺も
「できるだけ給料高い企業」
「できるだけ待遇がいい企業」
「とにかく内定が欲しい」
多くの大学生と同じ考えになってたのではないか
知らずの内に就活の荒波に揉まれて
大事なことを見て見ぬふりをして、就活してる自分がいた
雑貨、博物館、名前も聞いたことない楽器が好きな友達が
とりあえず就活をやり始めてることを聞いた
個性がもったいないと思った、他人にはそう思うのに、、
”3年になったら就活”の社会的勢いは、予想以上に荒波だ
周りと同じことをしてるだけなのに(だからだけど)、気づかぬうちに私たちを縛ってく、苦しい方向へ
ある時親友と就活の話をした
おれ「これっ!ってものは無いけど、人や組織が好きだからどっかの人事とかやりたいかもなあ、ただそうも言ってられないから金融とか不動産も受ける予定…」
親友「そっかいいね。不動産ってやりたいの?」
おれ「うーん、いいや」
親友「じゃあ証券会社は?」
おれ「それも別に」
親友「たぶん大半の人がそう思ってるよ。
そんで大半の人が「やりたい!」とは本気で思ってないまま入社して働いてるんじゃないかな?」
ここにも荒波が。
いつの間にか列に並んでいた
はみ出ない範囲の選択肢を、
さも自由な選択だと思い込む、意識なく
社会のレールの何が怖いって
「社会のレールになんて乗らねえ」なんて思ってたとしても
気づかぬ内にレールに戻されているのよ
気付かぬうちってのが怖いところ
まあレールだろうがなんだろうが、自分のストレスが少なくて楽しい人生を選ぶってことは忘れちゃならん
やりたくない仕事はしたくないけど
面白そうな仕事はたくさん見つけられると思う